ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

病気と習性

2011-11-24 08:13:58 | 日記
NO-9                                              避難してから、もう8ヶ月を過ぎたというのに、この頃やっぱりっていうような自分の出不精なるものに支配されて、予定の無い日は一日中家の中にいても、それが苦痛に感じないのだから、ちょっとまずいな!って思っている。                                                                                             

朝起きて、今日何を書こうかな?とパソコンに向かい、あれこれ考えて書き終えるのが、11時頃でその後も校正したり、書くべき事追加したりで、予定が無い時はパソコンに向かっているから、昨日は腰が痛くて参ったよ。                                                          

ブログだけじゃなく、ネットでニュースを見たり、何かを検索したりで完全にオタク予備群か?仕事していないっていうのが、最大の問題かも。マイホームを福島に残したままで、何から何まで置いてきていて、一時帰宅や立ち入りや賠償問題の事とかあって、こんな状態じゃ仕事どころじゃないよなあって、思っちゃう。(泣)                                                          

避難している人の中で、まだ仕事出来ないでいる人がたくさんいるみたいで、僕も落ち込む。今日は予定があるよー。厚木に出て人を紹介してもらうから、少しワクワクしてる。  何でも、元社長で今は遊び人なんだって。                                                             
遊び人って聞いて、興味津々!楽しみだなあ。さて今日は、松村氏が数千匹の動物たちの餌を、ある団体から手配してもらってからの話で、その時に出会った犬の事を書くね。                                                                                                      
動物愛護団体の事務局長から、動物たちの餌を用意してもらってからは、雨の日も風の日も、今年の夏の炎天下の日も、もろともせず、とにかく一軒一軒家をまわり動物たちを生かすために、彼は軽トラックに餌積んで、今でも動物たちと強制避難区域の富岡町に、たった一人で暮らしている。                                                       

彼が餌を与え続けていたから、その後に何とか団体の人達が入ってきて、鎖につながれた犬や家人のいない家に住みついた猫などを、保護する事が出来たのだ。彼がこの事を、喜んでいたのは僕も知っている。                                           

何故なら、この団体の人たちのおかげで、餌をあげ続けていても、獣医ではないから病気の面倒まで見ていてあげられなかったからだ。一ヶ月を過ぎた頃から、疥癬とか血種とか色々な病気にかかっている犬が増えていた。                                                                                 

ちなみに疥癬は犬がとても痒がり、毛が抜け出していたら要注意!これは、顕微鏡で覗いて見てわかる、小さなヒゼンダニが引き起こす病気だ。                                                                      

このダニは表皮を餌に生活するダニで、メスは表皮の中に2mmから3mmのトンネルを掘って、その中に卵を産み付ける。その卵は3~10日以内に成長し、メスならまた新しいトンネルを掘って、産卵するやっかいなダニだと言う。                                                                                          

ひどい犬は鼻先から胴体や足などにまで広がり、半身毛が抜けている犬もいて、とても痒かったのでは?と思う。                                                                                                

また血種は、犬同士の喧嘩によるものが多いと聞いたが、傷ついた皮下に血液を含んだ水癌が出来る病気で、特に耳に多いと聞いたのだが、これもひどいと耳を切除したりと、手術が必要になるのだと。                                                        

この事があって、彼のボランティアがどれだけ楽になったことだろう。一時はペットの数が多すぎて、本当に回りきれないほど大変な仕事だったからである。                                                                                 
それでもまだ、町内には犬猫が残されているのだが。(彼の話では今は猫の方が多いと)この事について、彼は僕にこう言った。「犬は本当に餌のやりがいがあったよ。今は、尻尾を振って迎えてくれる犬が減ってるから、少し寂しいよ」って。                                                                                      ペットも精神的な病気になると本で読んだことがあるが、置き去りにされたあの犬たちは、食べるものも無く何日も飼い主を待ち続け、本当に辛かっただろうと犬を思った。                                                                                 
人間と同じで、へこたれる犬もいるだろうし、僕みたいにいじけて、皮肉れる犬もいるだろうなあと、勝手に想像しいてそれってあるよなあと感じた。                                                                                            
その他にも「犬は猫より、狩猟本能が落ちるよ」と彼は話した。犬は餌を自分で獲る能力が猫より劣るのだと。野犬ならともかく、飼われていた犬では狩猟は絶対に無理だよと、僕も思った。                                                                                    
彼がいつものように、猫に餌をあげに行った時、猫が何やら長い紐のようなものを、銜えてやって来たと言う。よく見ると彼のごつい親指より太い蛇で、1mの青大将だった。                                                   
猫は青大将の頭をがぶりと噛んで、完全に蛇の息の根を止めて、引きずってきたのだ。この青大将という蛇は、当然彼らの餌になる。                                     

                                                 猫は蛇までも餌にして生きているのに、犬は蛇を見て逃げて行くか、かまうけど餌までしないというか、蛇以外のものにまで難なく逃げられてしまうらしい。                                                                                         
僕も小学生の頃、タマとミケという2匹の猫を家で飼っていたのだけど、しょっちゅうその2匹の猫に、手をガリッとひっかかれていた。                                                           

この頃から猫の気持ちが分からない人間で、猫が気分のいい日か悪い日か?全くわからないでいたけれど、動物は可愛いものだといつも思っていた。                                                                                             
そんなある日、学校から帰ってきて何気なく、部屋に入り自分の勉強部屋のごみ箱の中を覗いたら、そこには首を噛み砕かれ、血管とか筋みたいなものが飛び出ていて、首を真っ二つに折られた血だらけの、真っ白な鳩が入っていて、当時の僕には言い表すことが出来ないくらいのショックで、声も出せず真っ青になって固まった。                                                                                           

まだ、小学3年生くらいだったから、気持ち悪かったのと、怖かったのと、そのごみ箱はそれ以来触れず、当分見られなかった。ほんとに泣きそうだった。                                                                                            
自分の家の猫が獲って、ここまで運んで来たのだとすぐにわかったのだけど、あの時の衝撃と言ったら無かった・・・・あれ以来、猫はどうしても飼えなくなった。                                                                                      
動物の屍骸に、かなり反応する自分が情けないが、どうしてもダメだ。屍骸があるとわかっているなら、対処出来それなりに見る事ができるのだが、突然、現れる屍骸にはぞっとして固まってしまう。                                                              
あれだけは、駄目だ。僕のトラウマ?かも知れない。話がそれてしまったが、そんな訳で猫は少しくらい餌が無くても、大丈夫だろうと思った。                                                              

今日は、自分の小さい頃の話までしちゃって、みんなごめん!男のくせに情けない奴と笑ってくれればいいです。それでは、また明日。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YouTube