腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



忘れた頃に戻ってくる“寅さん”のようなシリーズ...

そう、“映画と腕時計”のボリューム25。

本日ご紹介の映画は『ユア・アイズ・オンリー』
やや古いがご勘弁を。
こちら↓
 

007シリーズの第12弾。1981年製作。ジェームズ・ボンドにはロジャー・ムーア。

今までボンドの愛用してきた腕時計には何種類かが確認されています。
まず、初代ボンドのショーン・コネリーはROLEXのサブマリーナを愛用。
リュウズガードのないモデル。このガードがない初期のモデルをマニア間では“ジェームズボンド・モデル”と呼ぶことも。

次のボンド役のジョージ・レーゼンビーの腕時計はハッキリとは確認できないが、どうやらサブを着けているにのは間違いないようですが、詳細は不明。

そしてロジャー・ムーアになると、ボンドの秘密兵器も近代化に伴い、デジタルウォッチがチラホラ出てきます。SEIKOとのタイアップもあったのか、同社のデジタルもしくはデジアナをよく着用しています。
この『ユア・アイズ・オンリー』ではMI6と無線交信をします。

これ↓
 デジタルで文字も出ます。

毎度お馴染み、事件が解決してボンドが女性とイチャイチャしだしたら本部から連絡が(笑)

“COME IN 007”と文字が出てきました。

で、ジャマされたボンドは近くにあったオウムの餌箱に時計を入れます。
これ↓
 裏側にスピーカーらしきものが

そしてなんとMI6の本部はボンドの功績を首相のサッチャーさん(当時)に報告。
サッチャーさんがボンドと直接話しをすることに...

こちらがサッチャーさん↓
 なかなか似ています(笑)

サッチャー「ボンドさん、私になにかして欲しいことは?」



オウム「キスして!キスして!キスして!キスして!」

サッチャー「まぁ、ボンドさんったら(笑)」←まんざらでもない。

本部の偉いさん方はこの会話を聞いていて怒り心頭。

「ボンドの奴、何てことを!」


この映画でのボンド・カーはロータスのエスプリ。
シート居住は狭いし、ステアリングは重そう。運転しにくいのではないかと思われますが。

R・ムーア時代のボンドはこの時計だけではなく、さまざまなタイプを着用しています。
それらはまた追々ご紹介していきたい所存でございます。

そして続くティモシー・ダルトンのボンドは原点に戻りサブ(現行品)を着用。
その後のピアース・ブロスナンからはオメガがガッチリとタイアップ。
一番新しいボンド役のダニエル・クレイグもオメガのシーマスターです。

近年のボンドの腕時計というとシーマスターが定番ですが、やはり007ファンとしては色んなタイプの腕時計を見てみたい。
そして腕時計に隠された秘密兵器を見て
「えぇ~っ!それは構造上ムリありすぎ!」とツッコミたい(笑)

ボンドカーが長い間BMWのタイアップでしたが、最新作では違いましたからねぇ。
オメガ以外の時計メーカーさんも頑張って!


名前?店主、腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
♪デンデケデンデンデデデ デンデケデンデンデデデ チャラ~ チャララ~♪

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