この十数年、癌が低酸素環境をプロモーションにして成長することが指摘されるようになった。
低血圧・低体温・低酸素でガンが生まれる!?【CGS 小林常雄 健康と予防医学 第130回】
https://www.youtube.com/watch?v=1bdM5mUj-hY&ab_channel=ChGrandStrategy
私は2014年に、間質性肺炎を発症し、呼吸機能が半分以下に落ちたままだ。呼吸音にブツブツバリバリ音が入っていたので、蜂巣肺→肺線維症になっているのは間違いない。
これによって起きることは、息切れだけではない。実は、間質性肺炎で呼吸能力、代謝能力が低下してしまった人の肺癌発症率が、健常者の20倍と指摘されている。
以下のPDFでは7~14倍と書かれているが、これは控えめな数字
https://www.jstage.jst.go.jp/article/haigan/60/2/60_74/_pdf
私は、死ぬことは、とっくに覚悟しているのだが、最後は楽チンに死にたいと願っているので、苦痛にあえぐ末期肺癌患者の姿を知ると、いてもたってもいられなかった。
それに、息切れ=呼吸不全は、みんなが考えているより、ずっと苦しい。
何をするにもハーハーと普通人の数倍の呼吸を必要とするのだ。だから、みんな酸素ボンベを抱えて生きている。
しかし、発症から10年を迎えても死んでいない。当初は最大延命5年と書かれていて、2019年ころ死ぬことを覚悟していた。しかし、病状が「進行性」とされて、じわじわと悪化してゆく。
こうなると、ひどい鬱病を発症してしまい、思考能力が衰え、自分を救ってくれるかもしれない妄想の世界に心が飛んで行ってしまった。
今は、10年前の発症時にくらべて、歩行による呼吸トレーニングが5割くらい低下してしまっている。その分、ゆっくり歩いているので、人のいるコースは歩けない。
間質性肺炎患者に、医療機関がCT肺スキャンを行いたがる本当の事情は、肺癌発生を前提にし、よく言えば初期肺癌を見つけて手術してやろうとするからで、悪く言えば、肺癌発見と手術が医師にカネと名誉をもたらすので、手柄を焦って、一回30ミリシーベルト近いCT放射線を浴びせるのだ。
このCTこそ、肺癌のイニシエーションになっていることは間違いない。何せ、病院を変えるたびに、必ず強要されるのだから、積算被曝量は大変なものだ。CT以外にも、医者は必ず肺X線撮影を強要するのだ。
あの肺線維症に独特の「スリガラス陰影」の進行が見たくて仕方ないわけだ。
医師たちは、「医療放射線は被曝ではない」と世にも奇怪な洗脳を受けている。
「そんなはずねーだろ!」と、1980年代までの放射線生物学を学んだ者なら誰でも言うはずだが…。
日本の医療カリキュラムでは、1980年以降、被曝医療が廃止された。理由は、原発推進のため、医学生に余計なリスク知識を吹き込みたくないからだ。
医師たちは、自分たちの社会的優越感を土台にして、患者に上から目線でしか対応しない。「素人が余計な心配するんじゃねー」というわけだ。
序列社会の上位にいるという医師たちの優越意識共有を、CTのような医療器械や医薬品が保証してくれる。患者に対してコケオドシを与えてくれるので、医師は機械診断を水戸黄門の印籠のように振りかざすのだ。
結局、肺癌に限らず、ほぼすべての癌が、実は低酸素環境や低体温をプロモーションとして急成長することが、今では常識化している。
これまでいわれてきた「遺伝子異常」などは、実は、誰でも、ほぼ毎日のように起こっていて、たとえば、70歳を過ぎた人なら誰でも体内に数十もの癌細胞を持っている。
だから、プロモーター環境の方が、癌の成長に大きな関与をしている。
低下する血中酸素運搬能力とがん発生の深い関係
https://cancer.stylemap.co.jp/%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A1%80%E4%B8%AD%E9%85%B8%E7%B4%A0%E9%81%8B%E6%90%AC%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%82%93%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%B7%B1%E3%81%84%E9%96%A2%E4%BF%82/
私は、このメカニズムが薄々わかっていた。私は、病気というのはホメオスタシスの低下によって成立すると確信していた。
すなわち、血液やリンパ液など体液の循環が滞り、問題のある患部に酸素や補修物質(免疫細胞)が届きにくくなることで、細胞が自分を守る防波堤として炎症や癌細胞を生成するのだ。
病気や負傷の最前線では、いつでもマクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞のような免疫細胞がとてつもない戦いを繰り広げている。
医者は病気を治せない 2025年03月24日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6192590.html
だから、私は、自分の間質性肺炎による低酸素環境が、肺癌のプロモーションを起こしていると意識し、とにかく体液の循環を大目標にして、この10年を生き抜いてきた。
幸い、私は1990年に百名山を完登するほど山歩きに慣れていたので、肺機能が衰えていても歩くことができた。
だいたい、昔50Kgの荷物を背負って厳冬期大縦走を行っていたが、それよりは無負荷で肺機能と相談しながら歩いている方が楽なのだ。
だが、呼吸能力の低下は、夜中に寝ていても息切れの苦しさで目覚め、寝られなくなってしまうようなことが起きる。だいたい降雨などで三日も歩けないと、もう夜中苦しくなってしまう。呼吸トレーニングなしで生きてゆくことができないのだ。
山を歩くということは、下腿に落ち込んだ血液を、歩いてふくらはぎを収縮させることで心臓に送り戻す。だからふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれる。
歩けば体液が循環し、免疫細胞と酸素が全身を駆け巡り、低酸素環境になって癌細胞が生成されるのを排除してくれる。
だから山歩きが大好きな人が癌にかかることは非常に少ない。
それどころか、癌患者が治療の一環として山歩きを取り入れているくらいだ。
https://note.com/yukolife_2015/n/ne667dcf0c8e4
https://sodane.hokkaido.jp/column/202402111956004210.html
もうひとつは、低酸素環境で生成されている悪性細胞に対し、免疫細胞が取り付くことで、炎症が起きる。この炎症が、発熱を呼び、酸素を呼び、成長した癌細胞でさえ、破壊してくれる。
だから、癌が治ってしまった人の多くが、大きな免疫反応を抱えていた。
標準治療は不要!?『がんの自然治癒』について
https://gan-chiryou-clinic.com/cancer-knowledge/natural-healing/
私は、40歳くらいから痛風に苦しんでいる。若いころ、行きつけの立川駅前の食堂で、「モツライスのにーちゃん」と呼ばれたほど、もつ煮込みが好きだったせいだろうか?
もう尿酸が全身の関節に定着してしまい、アロプリノールを欠かすと、たちまち痛風を発症してしまう。
ところが、痛風は悪いことばかりでもなく、絶えず全身の炎症をもたらすことで、免疫細胞が活性化し、癌がかかりにくくなるともいわれている。
ただし、腎臓癌に関してだけは癌の成長因子になる可能性があるともいわれる。
ある種の病気が、癌の進行を抑制したり、癌細胞を消失させたりすることが最近、明らかになってきた。
ところが、医師たちは、医療といえば、「診断と投薬と手術」を三種の神器と押し頂き、医療学問体系が定めたプロトコルに絶対的な忠誠を誓っている。
何せ、皮膚創傷を治療するのに、消毒薬が逆効果だという事実が明らかになるのに100年もかかったほどだ。
だから、病気が他の病気を抑えるという思考法が、医師たちには容易に理解できない。診断で発見された癌細胞は、必ず摘出しなければならないと洗脳されきっている。
だから手術すれば結果がさらに悪くなることが分かっているような前立腺癌なども、見つければ必ず手術を強要する。そこが医師の患者に対する優位性を示す威光であり、とにかく手術をして、自分が治してやったと患者に恩を売りたいわけだ。
ところが、福島の被曝地帯で、小児甲状腺癌が400名も出ているのに、「原発放射能と無関係」という医師がたくさん出てきた。あれは、「見つけなくてもよい良性癌であり放置しても問題ない」というのだ。
ところが、福島医大の鈴木眞一教授は、すべて肺癌転移の可能性のある悪性癌として除去手術を行っている。
WHOがチェルノブイリ事故で5000名の小児甲状腺が発生したと正式論文を出しているのに、福島では一人も出ない(伴信彦原子力規制委員)というのだ。
医師という生物は、本当に不可解にできている。
https://www.nihs.go.jp/hse/c-hazard/npp-ac/WHOFS_Chernobyl_200604.pdf
なお、福島における小児甲状腺癌は、たぶん低酸素環境で発生したわけではない。甲状腺がヨウ素131という核種を選択的に吸収する性質を持っていて、365KeV という人体細胞が吸収しやすく、かつDNAや染色体を破壊しやすい波長のガンマ線を出すことで、子供たちの甲状腺に激しい損傷を与えたことが理由である。
大人も同じだが、潜伏期間が長いので、分かりにくくなっているだけだ。関東東北の住民で、喉が腫れている人は気をつけるべきだが、伊藤病院のような甲状腺専門病院では、最初から被曝とは無関係と決めつけることになっている。
被曝誘発性甲状腺癌と診断した医師は、医師免許を剥奪されるとの噂がある。
このように、すべての癌が低酸素環境に誘発されるわけではないが、暖房をケチって体温が低くなっている人や、運動を避けることで、体液が循環せず、低酸素に陥っている人は、毎日運動している人に比べて、著しく癌を発症しやすいのは間違いのない事実だ。
人間にとって、一番大切なことは、免疫をつかさどるホメオスタシスである。
その本質は「体液の循環」だ。
ふくらはぎ=第二の心臓を働かせ、全身を循環させること。もう一つは、第二の脳ともいわれる手を頻繁に動かすことも大きな意味があるといわれる。
私は、認知症の進行と戦うために、十数年も中断していたクラシックギターの練習を再開した。
毎日1時間程度だが、指と脳を関連付けて動かすことで、認知症の進行を抑えることができていると確信している。
それにギターを再開してから、ひどい鬱病が治り始め、逃避していた妄想の世界から現実の世界に帰還することにも役に立っている。