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2018年11月24日 飛騨地方の地震活動

2018年11月24日 | 未分類
 数日前から、岐阜県飛騨地方、おおむね焼岳に近い安房峠周辺で、大規模な群発地震が発生している。

 一昨日から、私の携帯には、ひっきりなしに中津川市防災センターからの地震通報メールが届いて、消音モードにしなければ寝るヒマもない。



 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018112490002122.html



 気象庁の地震発生状況では、長野県中部、北緯36.2度 東経137.6付近に数十回のM2~M3程度の群発地震が記録されているが、ニュースによれば、本当は、一日千回を超えるほどの火山性微動を含む地震回数で、これほどの群発は、過去数十年間で、あまり記憶にない。



http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_singendo_index.html



 この種の群発は、大地震の余震群発としては珍しくもないのだが、大地震も起きないのに、これほどもの凄い数の地震が火山活動前兆として起きることは非常に珍しい。



 実は、21日夜~23日朝まで、乗鞍高原にいた。早朝から凄まじい耳鳴りで、夜も、まともに寝られないほどだった。肝硬変なので酒は厳禁だったのだが、とりあえずビールでも飲まなければ、とてもじゃないが寝付けなかった。



 帰宅した23日から、今現在に至るまで、もの凄い数の地震発生通報メールが届いていて、登録した10年前からでも、今回が桁違いの量である。

 手元に届いた通報メールは、昨日から通算で28回もあった。

 記憶では、こんな群発が、2014年9月27日、58名の命を奪った御岳噴火大災害の数ヶ月前に起きたことがある。

 

https://matome.naver.jp/odai/2141188771749323801



https://tocana.jp/2014/09/post_4917_entry.html



https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/312_Ontakesan/312_history.html



 この前兆としては、9月10日に52回の微震が起きていたが、先立つ2014年5月3日のGWに7時間で25回もの群発地震が起きていた。



 https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/5/8/5838.html



https://ja.wikipedia.org/wiki/2014%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%B6%BD%E5%B1%B1%E5%99%B4%E7%81%AB



 この群発のとき、私は恵那市の中野方地区千枚田にいて、携帯が頻繁に誤作動したり、写真が撮影できないなど奇妙な電磁波現象に遭遇していた。

 これは大変なことになるかもと予感はあったが、それから4ヶ月後に、御岳噴火で60名近い死者が出るとは想像もできなかった。



 なお、「噴火は大地震前兆である」との琉球大学、木村政昭氏の説に従えば、この年の11月に、白馬村でM6.7地震が起きており、関連がある可能性もある。



 さて、今回の焼岳付近の大規模群発地震は、焼岳のマグマ活動に伴う可能性が大きいと思われるが、実は、過去にも、類似した群発地震があり、恐ろしい巨大地震に結びついている。



 それは、2011年2月に起きた、岐阜県飛騨地方・長野県中部群発地震である。



 https://www.jishin.go.jp/main/chousa/11mar/p09.htm



 2月27日、今回の群発と、ほぼ同じ震源地で、35回の群発発生後にM5.0、続いてM5.5の地震が起きていて、それから12日後に、東北大震災M9.0が発生している。



 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2443.html



 長野県・岐阜県の地震活動と、関東東北の巨大地震活動には、大きな関連性がある疑いがある。

 今回、わざわざ、この群発に注目して、ブログに書いた理由が、このことである。



 我が家は、中津川市西北部に位置するが、利用している井戸が、東北大震災の数十日前に、水量が著しく下がる現象があって、調べてみると、関東東北方面の大地震の前に、東濃地方の地下水位が下がる現象が報告されていた。(HPを見つけられない)



 関東東北の地震の前駆活動として、飛騨長野南部で地殻に異常が出る現象は、ありうるのではないかと考えている。



 本震に伴う余震活動としての群発ではなく、火山性微動を伴う、火山前駆活動としての群発地震は、非常に大きな地殻変動の前兆として起きる疑いも、木村政昭氏が以前から繰り返し指摘してきた学説である。



 http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2017/07/14/1038/



 このままゆけば、私は、焼岳の大規模な噴火が起きるように思うのだが、火山学者も地震学者も「地震は予知できない」と決めつけている東大のゲラー説を信奉している者が多いらしく、故意に予知を避けている。



 このまま予知に対して消極的で無為な姿勢では、中尾峠などに登山している人々が、また御嶽山の噴火災害のような目に遭うのではと心配している。

 また、安房峠トンネルの上高地側入り口が最多震源になっているようなので、トンネル内部で噴火・噴気活動が起きるのではないかとも心配している。



 私としては、このような状況下では、安房峠トンネルを通行止めにするような非常措置も必要なのではと考えている。

 なお、この種の群発の常識として、終息期には地震規模が大きくなる傾向があり、2011年2月27日も、M5.5まで発生したことを考えるべきであると思う。