自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

顧客バリューを高める-4.顧客ランクアップのために活動する

2012年06月28日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、顧客バリューを高める-4.顧客ランクアップのために活動する、です。

顧客ランクアップ計画が出来上がったら、それを実現させるための活動が
必要である。

どう活動するかは、二つある。
一つは、業務コンピュータの「後日整備」に、計画した商品を登録していく。
もう一つは、具体的な活動だ。

まず、業務用コンピュータに登録すること。
登録が出来たら、2か月前にリストを作る。

例えば、6月になったら8月の後日整備リストを作るのだ。
作ったリストに基づいて、アタックチャートを作成する。いわゆる見える管理である。

この時に、後日整備として登録した商品が未実現であることを、確認すること。
そうでないと、促進活動対象客として、同じ商品を勧めることになり、
コストのムダと同時に、お客さまに不愉快な思いをさせてしまう。

チャートが出来たら、促進担当者を決める。
担当者は、2か月の期間内で販促活動を展開し、計画を実現させる。

整備で対象の客が入庫することになっていれば、フロント担当者は
工程管理カードに、該当の商品名を記入して、ランクアップ計画の該当客で
あることをメカニックに知らしめて、引取時に提案をするように、指示する。

何らかのアクションを起こしたら、アタックチャートに活動の印をつけ、
活動漏れや、活動遅れを全社員で監視し、計画実現に当たる。

計画が実現出来たら、後日整備から削除しておく。
後日整備の時期が過ぎたからと言って、計画が実現できるまで、後日整備から削除しないことだ。

業務用コンピュータに、後日整備登録枠がなければ、アナログ的な管理を行う。
ランクアップ計画を作ったときに、該当する月のカレンダーなどに、客名と商品名を記入し、
それを管理していく。

または、計画作成と同時に、1年分のアタックチャートを作り、そこに直接該当内容を
記入し、促進活動を管理することもできる。

いずれにしても、大事なのは、計画を日常業務にどう落とし込むのかということだ。
コンピュータでできれば、検索等も容易にできるので、第一義的にはコンピュータを
使うこと。

ただい、コンピュータは操作しないと目的の事が出来ない。
これが案外面倒で、意識がないと具体的なアクションいならない。

アナログは、その点いたってシンプルだから、その心配がないが、
手間がかかることが難点である。

どちらにしても、責任者を決め、具体的活動を管理し、
進捗によって、適時指示やアドバイスが取れる態勢を作ることだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 顧客バリューを高める-3.... | トップ | 顧客バリューを高める-5.... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経営・オピニオン全般」カテゴリの最新記事