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地域密着経営を形にするー2.配置薬を真似る

2012年01月17日 | 経営・オピニオン全般


画像は富士薬品(株)のHPから転載


おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、地域密着経営を形にするー2.配置薬を真似る、です。

江戸時代から続いている「配置薬=置き薬」ってご存知かと思う。

富山の薬売りが、契約した家庭に風邪薬や胃薬などの薬を家族構成などから
適量を置いていく。定期的に巡回し、使った分だけお金を払う。営業マンは、
減った分だけ補充していく。

この時に、最近の健康状態や使った薬の効き具合などを聞き、新しい薬に
入れ替えたり、飲み方の指導などをしてくれる。
オマケが色々もらったが「紙風船」が今でも印象に残っている。

最近は、オフィスグリコなる会社が、「置き菓子」を初め、それなりに商売に
なっているようだ。これも、置き薬と同じで、何種類かのお菓子を職場に置いておき、
定期的に巡回して、代金を回収し商品を補充していく。

これにヒントを得たわけではないが、「置きカー用品」で、定期的なコンタクトを取ることで、
お客と仲良くなることはいかがだろうか。

置くカー用品は、主に液油脂類である。
バッテリー液、ウォッシャー液、LLC、ストップランプ球、ウエス、軍手などを
BOXに入れて家に置いてもらうのだ。

複数台数ある家では、複数分の量を置く。
これらは基本的に無料で補充する。有料でもいいが、その場合は、お客のランク=取引高に応じて
金額を決める。

例えば、Aランクのお客(最高のお客)の場合は無料、Bランクのお客は3割、Cランクは5割
などと有料額を決めていく。

巡回頻度は、2~3か月ごとに家を回って、補充してくる。
その時に、クルマの調子伺いや実際に現車を確認して、不具合の有無などを
点検してくること。

できれば、スキャンツールなどを持って行って、故障コードの有無や各数値の
変化などを点検してくることも考えられる。診断料の問題もあるので、無料の範囲を決めておくことだ。

こうしたことは「会員制度」を設けるといい。
無料会員登録をしていただき、非会員との差別化を図ることだ。

入会のお誘いは、車販時や車検時などの時に、案内をして入会していただくといい。
特典サービスとしての位置づけで、お客に特別意識を持たせるのだ。

電話で、調子伺いをしてもお客の印象は薄い。
が、実際にご自宅に伺って、液油脂類の補充を無料で行い、なおかつ調子伺いをすれば、
印象は強く残る。


株式会社ティオ
お問い合わせ
 


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