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ティオの「CS五訓」-5.CSはお持て成しで高まる

2013年02月22日 | CS全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、ティオの「CS五訓」-5.CSはお持て成しで高まる、です。

三献の茶、石田 三成の逸話で最も有名なのが、この逸話でご存知の方多いいと思う。
長浜駅(滋賀県)前には、この三献茶に因んだ三成と秀吉の像もある。

長浜城主となった秀吉は、ある日、領内で鷹狩をしていた。

その帰途、喉の乾きを覚えて、ある寺に立ち寄って茶を所望した。

対応した寺の小姓は、
1.まず最初に大ぶりの茶碗にぬるめの茶を一杯に入れて出した。
喉の乾いていた秀吉は、それを一気に飲み干したあと、もう一杯たのんだ。

2.次に小姓は、やや小さめの碗に、やや熱めにした茶をだした。
秀吉が試みにもう一杯所望したところ、

3.今度は小ぶりの碗に熱く点てた茶を出した。

相手の様子を見て、その欲するものを出す、この心働きに感じいった秀吉は、その小姓を城に連れて帰り家来とした。
この小姓が、五奉行の一人「石田 三成」となったのである。

喉の乾いている相手に、まずは飲みやすい温めの茶をたっぷり出し、
渇きが癒えた後は熱い茶で「茶を味わってもらう」。

この逸話は気配りの進めとして、広く語られているが、私はこれこそが「お持て成し」の好事例と思っている。
お茶の美味しい温度が煎茶の場合80℃だからと言って、どんな状況の時でも80℃のお茶を出すのは「サービス」だ。

しかし、その時の状況によって、お茶の温度と量を加減して出すのが「お持て成し」だ。
つまり、相手のその時の状態や欲求の背景を察し、もっとも相応しいお茶の温度と量を加減する。
この気遣いというは配慮が「お持て成し」である。

だから、お客さまが入店してきたら「いらっしゃいませ」と挨拶するだけではなく、
贔屓客でだったら「〇〇様、いらっしゃいませ」と挨拶し、その後に「今日はオイル交換ですか」と、
来店意向を先回りして尋ねる。これがお持て成しになる。

サービスレベルの接客やDMを出していては、CSは高まらない。
ゼヒ、このことを理解いただきたい。


By 株式会社ティオ


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