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車検整備のCS向上対策ー3.サービスを見せる

2013年02月14日 | CS全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検整備のCS向上対策ー3.サービスを見せる、です。

車検整備時に、バッテリー液やウォッシャ液、あるいは冷却水などを補充しても、
無料サービスの場合は、納品請求書に「補充」とは記載しない。

また、足マットの洗浄、内装の拭き掃除なども同様の扱いになる。
あるいは、タイヤの空気圧調整などもそのたぐいだ。

これらについて納車の際に、無料サービスで行った旨の説明をしていると思うが、
お客は右から左で、印象に残っていない。

あるいは、当たり前のサービスとしか捉えていないこともある。
折角のサービスも、これでは気持ちが伝わらず意味が半減してしまう。

そこで提案だが、無料サービスを見えるようにするのだ。
どうするかと言えば、液油脂類項目や足マット、タイヤ空気圧調整などを印刷した短冊状の用紙を用意する。

この用紙に、実施した項目を丸で囲むかチェックを付けるようにする。
実施年月日や担当者名なども書けるようにしておくとなおよい。

出来上がった用紙を、さり気なくルームミラーかシガーライターに吊るしておく。
そして納車時にお客が室内に入ったら、用紙の説明をするのだ。

このように、無料サービスだから何も伝えないというのではなく、むしろ分かるような状態にして
お客にアピールすることだ。

印象に残る演出が必要である。
こうしたところから価格競争に巻き込まれない、独自のサービスや品揃えで差別化を図ること。

気が利くサービス、これを合言葉とし、それをできる限り「見える化」する。
それが選ばれる第一歩になるのではないだろうか。


By 株式会社ティオ


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