中国山地の小さな集落が私の故郷です。
二十数軒あった集落も今では7軒も空き家になっているとか。
という私の実家も冬の半年間は空家でした。
先月から、また91歳になる母が一人暮らしを始めました。
この時期に帰省したのは、結婚してから初めてでもう30数年振り。
子供の頃とはすっかり様変わりした田植え風景に見とれておりましたが、
最近では人をも恐れぬ鹿や猿、猪が里まで来て作物を荒らすそうで。
また、人が耕作を止めた畑は背丈より高い笹に覆われて、どんどん
自然が勝ってきてるなって感じでした。
緑はいっぱいで空気も美味しくいい所なのですが、暮らすには大変です。
でも母にとっては、何もできずともその空気と景色の中にいることが
大切なことのようです。
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久しぶりに生まれ育った田舎の自然の中で過ごして
リフレッシュにもなったのではないでしょうか.
豊かな自然,澄んだ空気,でも過疎が進み,畑も田んぼもすくなくなっていくことは寂しいことですね.
のどかな風景をありがとう.お母様の思いに沿って
手助けして,よい時間を過ごせてよかったですね.
こんな風景は、わざわざ行かなくては見れなくなりました。
故郷に日本の原風景が残っているっていいですね。
とはいえ、高齢で一人住まいをされるのは何かと
心配ですね。
でも、住みたいのよね…。
母も晩年は、自分の生まれ育った長崎のことばかり
言っていました。
帰りたかったんでしょうね。
ありますよね。
そこでは自分も子供時代にタイムスリップするような。
何時までできるかわかりませんが、とりあえず
ヘルパーさんや往診してくださるお医者さん近くに
住む姪に支えられての一人住まいです。
老人時間と田舎の景色の中でぼーっと過ごしてしまいました。
過疎はどんどん進んで今年の3月で私の出た小学校も
閉校になりました。
私の時代には1学年60人近く居たのに、今じゃ全校
皆でも40人足らずとか・・・・。
人が減った分山の動植物達が、増殖して元気なようです。
日本の農山村が危機的な状況にあるって良く分かります。