旧川上郡川上町(かわかみちょう)は岡山県の中西部、吉備高原に位置した町です。川上郡成羽町・備中町、小田郡美星町、後月郡芳井町に。さらに県を跨いで広島県神石郡油木町に隣接。町域は成羽川の支流:領家川と三沢川が浸食した谷筋と、高山・七地などの波浪状の緩やかな高原面で構成。また北西部にある上大竹の神野を中心に石灰岩台地が展開し、大賀デッケンや名勝磐窟渓、高原上の孤立峰弥高山などがあり、地学の町としても知られています。特に「大賀の押被(おしかぶせ)」は地質学上珍しい地層構造として、国の天然記念物に指定されています。「町の木:アカマツ 」「町の花:かっこう花(レンゲツツジ)」「町の鳥:キジ」を制定。
旧キャッチフレーズは「マンガ文化の町 川上町」
明治22年(1889)、町村制の施行により、川上郡手荘村・大賀村・高山村が発足。
1950年、手荘村が町制を施行、川上郡手荘町となる。
1954年、手荘町、大賀村、高山村が合併、川上郡川上町が発足。
2004年、高梁市、川上郡成羽町・備中町、上房郡有漢町との対等合併により新・高梁市となりした。
マンホールはありませんが、仕切弁・消火栓に町のキャラクター「きじ丸」をデザインしたものが、吉備川上ふれあい漫画美術館付近に設置されています。
きじ丸通り商店街アーケードの「きじ丸」
昭和29年(1954)8月2日制定の町章は「川上の文字を図案化し たもので、ひとつの円を中心に固い団結がさらに大きい円に広がりゆく、円満な町政のもとで、ぐんぐん伸びゆく川上町のねがいをあらわしたもの。」合併協議会資料より
「町の鳥:きじ」をモチーフにした川上町イメージキャラクター『きじ丸』。 漫画美術館のシンボルキャラクターとして活躍しています。
1988年から漫画での町づくりを推進。1994年4月29日には、漫画文化の情報送受信基地として「吉備川上ふれあい漫画美術館」を設立。町おこしの一環として、漫画家『富永一朗氏』を名誉町民として、毎年「吉備川上漫画グランプリ」を催しています。1995年には、青森のねぶた祭りをヒントにした「マンガ絵ぶたまつり」も誕生しました。
ちなみに『富永一朗氏』の代表作として有名な「チンコロ姐ちゃん」って、知ってますか? 何とも奇抜なネーミングですが、意味は「小さくて、コロコロしている若い女性」なんだそうですよ😄
撮影日:2010年8月11日
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