京都市(きょうとし)は京都府南部に位置する市です。宇治市、長岡京市、向日市、八幡市、南丹市、亀岡市、乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町に。また県を跨いで滋賀県大津市、高島市。さらに大阪府高槻市、三島郡島本町に隣接。京都盆地の北半分や丹波高原の東辺の一部から成る内陸都市で、市域は令制国でいう山城国葛野郡・愛宕郡・紀伊郡の全域、山城国宇治郡・乙訓郡と丹波国桑田郡の一部、さらに山城国久世郡・綴喜郡にもくい込み、人口は府の56.8%を占めています。
東山、北山、西山と呼ばれるなだらかな山々に三方を囲まれた京都盆地の東には鴨川、西には桂川、南には宇治川が流れており、四季折々に景観を変えます。延暦13年(794)に平安京として遷都以来、明治天皇が東京行幸するまでの約1080年に渡って皇室および公家が集住した事から「千年の都」の雅称で呼ばれ、平安時代から江戸時代前期までは日本最大の都市として「京中」、鎌倉時代以降は「洛中」、江戸時代には三都(江戸・大坂・京)と称されてきました。
政令指定都市および日本の百万都市では唯一、盆地に位置し、市内を賀茂川(途中で高野川と合流して鴨川と名前を変える)、桂川、宇治川などが流れ、市街地には先の大戦の戦災を免れた神社仏閣、古い史跡等が数多く残され「国際観光文化都市」に指定されています。
キャッチフレーズは「時を超え美しく ひと輝く 歴史都市・京都」
明治12年(1879)、 郡区町村編制法が施行され、上京区と下京区が発足。
明治22年(1889)、町村制の施行により、上京区、下京区が新設合併して市制を施行、京都市が発足。
紀伊郡伏見町・向島村・堀内村・深草村・柳原町・東九条村・竹田村・吉祥院村・上鳥羽村・下鳥羽村・横大路村・納所村が発足。
葛野郡嵯峨町・花園村・西院村・太秦村・梅ヶ畑村・梅津村・京極村・松尾村・桂村・川岡村が発足。
北桑田郡周山村・細野村・宇津村・黒田村・山国村・弓削村が発足。
1929年、京都市上京区と下京区が分区、左京区、東山区、中京区が発足。
紀伊郡伏見町が市制を施行、伏見市が発足。
1931年、伏見市、紀伊郡深草町、下鳥羽村、横大路村、納所村、堀内村、向島村、竹田村、宇治郡醍醐村が京都市に編入、京都市伏見区となる。
葛野郡嵯峨町、花園村、西院村、太秦村、梅ヶ畑村、梅津村、京極村、松尾村、桂村、川岡村が京都と合併、京都市右京区となる。
紀伊郡吉祥院村、上鳥羽村が京都市に編入。京都市下京区となる。
1943年、北桑田郡周山村が町制を施行、周山町となる。
1955年、下京区から分区して南区が発足。上京区から分区して北区が発足。
1955年、北桑田郡周山町、細野村・宇津村・黒田村・山国村・弓削村が合併、京北町が発足。
1957年、京北町大字広河原が京都市左京区に編入される。
1976年、東山区を分区して山科区が発足。右京区を分区して西京区が発足。
2005年、北桑田郡京北町を合併、右京区に編入。現在に至っています。
昭和35年(1960)1月1日制定の市章は「「京」の字を図案化したものに御所車を配し,金色と古都を象徴する紫色の2色を用いています。」公式HPより
マンホールには、中央に京都市略章を表記、京都らしい意匠の「御所車の車輪」が、滑り止め効果も兼ねてデザインされています。
略章は「明治24年(1891年)10月2日に制定された京都市き章を、紋章の制定に伴い略章として用いているものです。」公式HPより
上に、京都市上下水道局の知章が表記された角型の消火栓。同じデザインで色の無いもの、自体が違うものなどが設置されており、マニアには面白い趣向です。
京都市上下水道局の知章が表記された「仕切弁」
仕切弁と同じデザインの「空気弁」
上水栓・止水栓用の小さい蓋。
「京都市認定」中央に「上下水道局章」、下に「SUIKYO」と表記。
中央に京都市の市章が表記されたCCB用のマンホール。
中央に市章が表記された、用途が良く分からない角型のマンホール。
中央に「京」の文字を図案化したと思われる知章・仔細は不明。
京都植物園内のマンホール。上部に「植」の表記が有ります。
京都御所内に設置されていたマンホールと角蓋。中央に宮内庁を意味する「宮」の表記があります。
京都市・都市建設局・基準点と表記された小型のマンホール。
中央に略章が表記された側溝蓋。
撮影日:2007年11月&2009年4月&2011年5月&2018年2月
(※)旧京北町は未訪問の為、マンホール画像はありません。
------------------------00----------------------
2016年8月1日、第2弾として全国40自治体で44種類(累計64自治体74種類)の マンホールカードの配布が 開始されました。「京都市A001」のマンホールカードは「京都市上下水道局 本庁舎」で頂けます。
1988年に設置開始されたマンホールには 市章を中心に、葵祭御所車の車輪がデザインされています。
「平安建都1200年(1994年)を記念して 制作したデザインマンホール蓋です。京都市の紋章を中心に、周囲に「御所車」の車輪模様を配置しました。「御所車」とは、平安時代に 御所に向かう貴族の交通手段として用いられていたもので、現在でも、京都の三大祭りとして有名な葵祭などで目にすることが出来ます。 本デザインのポイントは、京都の歴史的な街並みに溶け込むように図案を作成したことと車輪模様を多数配置することで細やかな凸凹を作り出した ことです。この凸凹は滑り止めとして機能し、足元の安全性を高めています。古都京都を散策する際は、是非、足元にも目を向けてみてください。」
訪問日:2017年10月17日
------------------------00----------------------
2017年8月1日、第5弾として全国50自治体で52種類(累計191自治体222種類)の マンホールカードの配布が 開始されました。「京都市A002のマンホールカード」は「琵琶湖疏水記念館」にて頂けます。(2020年12月1日以降は「京都市上下水道局 太秦庁舎・守衛室」に変更)カードデザインの表面、および裏面の説明文は001と同一の為、省略
裏面には上記マンホールと、 「桂川右岸流域流域統一マーク」と「御所車の車輪」の写真、デザインの由来などが書かれています。
訪問日:2017年10月15日「長岡京市洛西浄化センター 下水道フェア」にて
------------------------00----------------------
2020年12月17日、第13弾として全国50自治体で50種類(累計557自治体717種類)の マンホールカードの配布が開始されました。「京都市B」のマンホールカードは、「琵琶湖疏水記念館」にて頂けます。
1919年に設置開始されたマンホールには「澄都くん・ひかりちゃん」、「市の花:藤の花・つつじ」がデザインされています。
「京都市上下水道局のマスコットキャラクター、ホタルの澄都(すみと)くん(左)とホタルのひかりちゃん(右)をデザインしています。 上段の花は、鳥羽水保全環境センターの「藤の花」、下段の花は、蹴上浄水場の「つつじの花」を描いています。 「澄都くん」は美しい京都を守るため、”澄んだ水”の大切さを思い起こすように、「ひかりちゃん」はホタルの美しい光をイメージしています。 このマンホール蓋は、鳥羽水保全環境センターと蹴上浄水場にも設置していますので、春に開催している施設の一般公開で、満開の花を楽しみなが、ぜひ探してみてください。」
京都市上下水道局のマスコットキャラクター、ホタルの『ひかりちゃんと澄都(すみと)くん』。
訪問日:2021年1月10日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます