車泊で「ご当地マンホール」

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吉備津神社~其の一 in 岡山県岡山市北区

2021年08月05日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

岡山市北区吉備津に鎮座される「吉備津神社」。内社(名神大社)で備中国一宮。国史にも見える『吉備津彦命』の霊廟としても知られています。

岡山市西部、備前国と備中国の境の「吉備中山(標高175m)」の北西麓に北面して鎮座。吉備中山は古来神体山とされ、北東麓には備前国一宮・吉備津彦神社が鎮座。吉備津神社・吉備津彦神社とも、主祭神に、当地を治めたとされる『大吉備津彦命』を祀り、命の一族を配祀します。

「古伝に、一説に吉備津彦命から五代目の孫にあたる「加夜臣奈留美命(かやおみなるみのみこと)」という人が祖神として吉備津彦命をお祀りしたのが起源であると云われております。また一説に「若建日子吉備津彦命」から三代目の孫と云われる「稲速別命(いなはやわけのみこと)・御友別命・鴨別命(かものわけのみこと)」が始めて社殿を造りお祀りしたとも云われます。さらに一説に仁徳天皇が吉備海部直の娘である黒媛を慕ってこの地に行幸したときに、吉備津彦の功績を聞き称えるために社殿を創建してお祀りしたのが起源とも伝わっております。」吉備津神社HPより

現存する本殿・拝殿は、室町時代の明徳元年(1390)、後光厳天皇の命を受けた室町幕府3代将軍の足利義満が造営を開始し、応永32年(1425)に遷座しました。入母屋造の屋根を前後に2つ並べた比翼入母屋造の本殿の手前に切妻造、平入りの拝殿が接続する全国唯一の様式は「吉備津造」と称されます。

画像中央に見える朱の色は、延文2年(1357)の再建とされる「南随身門」。諸殿中最古の建造物であり、国重要文化財に指定されています。

左右にごく一部しか見えていませんが、その門内には御祭神に従い吉備国の平定に活躍した神々が祀られています。

県指定重要文化財である「廻廊」は天正7年(1579)の再建。自然の地形そのままに、全長360mにもおよぶ一直線の「廻廊」は、吉備津神社の最も美しい建造物の一つに数えられています。

境内の外から見る比翼入母屋造の本殿屋根、手前に見えるのは南随身門と廻廊の屋根・・・・緑の木々に抱かれるその様は、まさに神の座す場所としてこれ以上無い荘厳さを見せています。

数々の重要文化財指定の建物を擁する「吉備津神社」、まだまだ紹介は終わりませんが、続きは明日の吉備津神社~2~で。

参拝日:2007年9月22日&2011年8月16日&2015年4月27日


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