goo blog サービス終了のお知らせ 

車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

覚皇山:永明寺(ようめいじ) in 島根県津和野町

2018年09月09日 10時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

津和野町後田ロに門を構える曹洞宗寺院「覚皇山(かくおうざん):永明寺(ようめいじ)」『釈迦牟尼佛』を本尊とします。島根県最古の別格大禅院であり、歴代の津和野城主たちの菩提寺として約600年の歴史を持ちます。石段先に出迎えてくれるのは、津和野城の総門を移築した山門。

寺歴「応永二十七年(1420)に津和野城主『吉見頼弘』が、『月因性初(げついん しょうしょ)禅師』に願い出て開山。以来、吉見氏十二代、『坂崎出羽守』一代、亀井氏十二代と、歴代の津和野城主の菩提寺として栄えた。元禄十一年(1698)に諸堂が大火により焼失するも後に再興される。」境内案内より抜粋

境内から見上げる石段の先、左に「中雀門(ちゅうじゃくもん)」と奥に本堂の屋根。右手石段の先に「鐘楼門(しょうろうもん)」。

「中雀門」正面、総茅葺き:縋破風(すがるはふ)の「本堂」は享保14年(1729)の再建。

本堂の向かって右手に、江戸時代後期の築とされる「庫裏」

本堂向かって左手、鮮やかな木々に彩られた庭園がわずかに垣間見えます。

「中雀門」から見る「鐘楼門」

「鐘楼門」の右下に、切妻造白漆喰の「経蔵」

山門から左に進むと、濃い緑に包まれた一画にひっそりと佇む「森鴎外墓所」

墓石には鴎外が残した遺言通り「森林太郎墓」の文字が、『中村不折』の筆で刻まれています。

境内一隅に『淡島明神』を祀る「淡島堂」の堂宇。

紙人形作家『河津匂子(かおるこ)』歌碑

【紙人形  紙の椿を  持たせけり】

参拝日:2019年4月18日

 


山陰の小京都2019年~其の三 in 島根県津和野町

2018年09月09日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

心地よい春の日差しの中、自分たちの思うようにそぞろ歩く津和野の町歩き、やっぱり良いですね~(^-^) 夕方近くに訪ねた七年前と違って津和野カトリック教会も何となくさわやか。

畳にステンドグラスの光は差し込みませんでしたが、光を反射するステンドグラスは信仰を持たない私にもちゃんと美しく見えます。

協会の道路向かいにある「松韻亭蔵」。お日様の下で見ると石州瓦の赤がより一層際だって見えますね。

切妻造鉄板葺の店舗は、江戸時代から続くお香のお店「分銅屋 七右衛門本店」。

北入母屋南切妻造桟瓦葺で、側面を大壁造、正面を真壁造とし、両端に袖卯建を持つのは、明治創業の造り酒屋「古橋酒造株式会社」

今日はこちらのお店でとっても「物凄いモノ!」を見せて頂きました。ぬっと突き出した首、ランランと光る眼、鋭く並ぶ牙にのたうつ胴体・・・

制作は地元の左官『藤本誠一氏』によるもの。まさかこんな物凄い鏝絵の大作を見られるなんて!!、もうそれだけで津和野が好きになれそう・・って、元から好きなんですが(^^;)

お店の方に笑われそうな勢いでデジカメを向け続ける御亭主殿。本当に良いものを見せて頂きました。有難うございました(*^^*)

今回はこちらで鏝絵にも描かれていた「初陣」をお買い上げ。大好きな鏝絵に美味しい日本酒。御亭主殿、幸せそうですね(笑)

木造つし2階建。上屋部分には袖卯建。格子が美しい虫籠窓を持つのは「橋本本店」。左右袖塀付の表門が更に格式を添えて美しい佇まい。

登録文化財で有っても無くても関係ない。だってほら、ほんの少し迷い込んだ辻で見かける趣のある佇まい。

山陰の小京都とはまさに!一歩ずつが本当に発見の連続で、もうこのまま時間が止まればよいのにと思ってしまう。

ああ、いつの間にか津和野駅が見えて来たよ。

右から左に書かれた「のわつ」の駅名版。あの赤い電車は今でも稼働しているのかしら? こんな情景を見ると決まって電車の旅がしたくなる。でも結局一度も実行していないんだよね(^^;)

駅前に、津和野の素敵を一杯満載したバスが。朱い鳥居は「太鼓谷稲成神社」、鳥居の側で愛嬌を振りまいているのは「つわみん」。ご当地ものとしては充分に存在感を発揮しています。

丸々一日半を費やした津和野時間、まだまだ続きます

訪問日:2019年4月18日