ファーマーズインシュアランスオープンで遼は、踏ん張っている。英樹も、様子をうかがいながら、イーブンパーでまとめた。遼は、やさしいコース、北コースで、2アンダーは、ちょっと、控えめだ。少なくとも、遼の腕なら、66で上がれたコースであるからだ。微妙にパットのリズムが早いのはなぜだろう。
読み切れないのか、それとも、グリーンに惑わされているのか、不明。ノースコースとサウスコースとでは、10ストロークくらい違う、難易度である。遼と英樹の好敵手となる20歳のスピースが、トップ、10アンダーにいる。しかも、タイガーを見てそだったスピースが、恐れもいだかず、堂々たる戦いでしかも、同じ組で勝負しているのである。記者が、述べたタイガーとミケルソンが決勝まで、進んだが、フィルは、旅の疲れで、足腰に違和感を持って、得意のドライバーがいうことをきかない。タイガーは、ジュニア時代を含めて、サンデイエゴ市の経営するトーリーパインで、10勝をしている。この試合は、7勝もして、タイガーのためにあるようなコースだ。それが、うまくいかないのだから、遼と英樹にスコアが悪すぎとは言えない。後、二日、どう遼と英樹が駆けのぼるか、これからのツアーを占うには、もってこいの36ホールだ。S.シンクが復活ののろしをあげて、トップに接近している。特に、自前のパットの技術が、すばらしい。遼のパットは、3日目、4日目と調子を表すには、ボールのポジションから、もう一度、裏へまわって、落ち着いて、ストロークしてもらいたい。291ヤードのドライバーは、上位に有るはずだ。高いアイアンのボールもオーバーして行く可能性は、少ない。上空で球を殺せば、スピンをかけて、グリーンと勝負する寄りは、気持ち的に楽ではないか。二クラスが、世界の頂点を極めたのは、高い球で、ボールを殺すスキルが、ずば抜けていたのだろう。日本の選手が、いままで、長い間、メジャーと優勝が遠く離れていたのは、アイアンの扱い方が、下手でなく、数が不足したためである。柔らかいグリーンなら、激しいボールも、止まるが、硬いUSツアーのグリーンでは、ボールのコントロールに集中しなければならない。もう一人の日本の谷原秀人は、予選落ちした。ゴルフは出来ているのだが、アイアンの精密度が追いつかない。また、ゴルフを楽しンできます、と出て行った選手が、もさ連中が揃っているUSツアーには、お呼びではない。すでに、一年を通じて、ツアーリングをするには、谷原には、向かない。遼は、一歩で有るが、一歩分の勉強が、効いてくる毎日である。スイングの完成度は、今のところ、問題はないので、後は、メンタルでJ.スピースに負けないよう、精進してほしいものだ。一度、ツアーの陣外に出たガルシアが、ヨーロッパツアーの中で、優勝争いを演じているし、USツアーにも、いい成績を残している。なぜ、カムバック出来たか、それは、忍の一字だったと言えば、納得であろうが、実は、深い練習が自信をつけたのだ。深い練習とは、アイアンの精密さを追求したスイングである。メンタル面では、引きずらない思い切りの良さを表面化した。実は、これは、ゴルファーの最大の悩みである。20センチ、30センチのパットが、入らないばっかりに、すべて、スイングにいたるまで、おかしくなり、女神にさようならといわれてしまうことだ。結果は真摯に受け止めて、引きずらない、こと、これが、前方への意思が固まるのだ。丸山茂樹の考え方は、いつも、前向きで、4パットしても、5パットにならずに、よかった、と考えたという。これは、茂樹の実父、護氏が、教育した金言だ。遼と英樹には、山ほどの試合が待っている。ということは、山程の問題も抱える問う意味だ。調子がいまいちの時は、歯車がどこか、狂っているのだ。それを、どう受け止められるか、剣を持つ者の心構えであろうか。
英樹の負傷の後の試合で、イーブンパーは、合格としよう。遼の初日、パープレー、翌日2アンダー、これも納得するとするか。
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