味がなくなった現在のトーナメント、
天国から、嘆く(デユーク石川)
英樹は、WGC HSBC 選手権を優勝、日本オープン優勝、時を経ずして、太平洋マスターズ、優勝と短期間で3勝、USツアーのメインイベンターの実力をいかんなく発揮し、日本の度肝を抜いた。宮崎フェニックスオープンは、初代優勝は、ジョニーミラー、その後、国際レベルのこのトーナメントは、ニクラス、ワトソン、タイガーなど、世界一流の選手が参戦、国際的にも有名なトーナメントである。 世界26位のケプカが、池田の猛追をかわし、20アンダーで4000万円を恋人に捧げた。太平洋クラブ御殿場コースも、宮崎フェニックスも、外国ツアーから見れば、実にやさしいコースで、難易度は高くはない。つまり、やさしいコースで、世界レベルから見ると、少々物足りないコースだ。やはり、コースセッテイングは、狭山のように、普通なら、何でもないコースでも、工夫すれば、豹変する。アンダーが出にくいUGASや英オープンのようなコースが面白い。
消化ゲームを誰が、興味を抱くのか?いつまでたっても、田舎芝居で終わる日本のゴルフイヴェント、衰退の道への序曲か。いつになったら、興業が成り立つのか、喝!!!!
ドーン、ドーン、ピッシャというゴルフは、一見面白うに見えるが、味がない。観客も目が肥えてきて、プロはどんなショットを見せるのか、どんな技を駆使するのかなど、そこにゴルフのだいご味と興奮としびれと感動が介在する。何とも言えないゴルフの奥底が少しでも見えるのが、ゴルフファンの望みなのである。
USツアーには、それがある。英国オープンには、それがある。パチンコやバスケットボールのように、ボールが入るならば、ゴルフの技術以前の問題である。
観客は、何を求めて,会場に足を伸ばしているのか、主催者は考えているのだろうか。ギャラリーに飽きられて、太平洋など、話にならぬほど、観客が少なかった。最悪のイベントだ。三井住友も終焉した。フェニックスにしても、人はまばら、ギャラリーは、18番最終ホールに集まるだけで、残念なトーナメントである。なぜ、そこまで、落ちたのか。表彰式が、霞んで話題にもならない。表彰式を見なくなったギャラリーたちは、何を物語るや??
その点からみると、今年の日本オープンは、難易度も高く、プロが多くの引き出しを用意したゲームでないと、満足なゲーム運びにはならなかった。
合格したのは、JGAの公式オープンだけとは、情けない。JGAのイヴェントをほめておきたい。しかし、ほかのゲームを見てごらん。
やさしいコースのバーデイ合戦の試合は、もうそろそろ、卒業しないか。腕の見せ所のゲームを見たいのは、記者だけではあるまい。
いみじくも、英樹にして、日本のゴルフコースは、やさしかった、と。
さて、宮崎のフェニックス、第一回目、ジョニーミラーが優勝した時の難易度は、現在と比べものにならない。フェアウエイは狭く、ラフは、ひざがすっぽり隠れるほど、中に打ちこむと、ロストになるくらい、深い。アマプロ戦で、トムワイズコフと回った記者は、飛ばなくてもフェアーウエイをかめば、「ナイスショット,グッショト」と言ってくれたのを鮮明に思い出す。なぜか、誰でも、出せそうなラフに仕上げ、国際試合をやろうとするのは、時代遅れといってもよい。
なぜ、それだけ、やさしくしなければいけないか? 主催者側が、バーデイをを観客は求めていると、勘違いしているのである。われわれや、ギャラリーは、プロだからできるショットを期待し、どうこなすか、真剣に見ているのである。違うか?「飛んで、ドーン、ドーンでは、味がないラーメンだ」面白くない、というのは、衰退の始まりだ。
今年の日本オープンのドキドキ感を見たまえ!! 面白かったではないか、つまり、興業は、成功したのだ。
アマチュアでも、いいスコアが出そうなコースで、いくら、いいスコアを選手が出しても、田舎相撲を見ているようで、緊迫感、ドキドキ感がなく、興奮も感激もしない。主催者は、金だけ出せばいいと、言うものでもない。もっと、興業になる演出を醸し出すべきと思うが。そこが、発展への階段なのだ。!!!!!
ISPS Handa World golf cup kingstone Australia
世界選手権 遼と英樹が組んで、世界一を目指す!!!