秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

日本の警察

2010-06-17 08:33:17 | こよみ
6月17日(旧暦5月6日 二黒 仏滅 戊戌)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

東北北部も梅雨入りし、ぐずついた天候が続く見込みです。

昨日は外仕事を延期しましたが、今日はその心配はなさそうです。


暦の七十二候でいえば、昨日からは「梅の実黄ばむ」5日間となっています。

梅雨の記事でもご紹介したとおり、梅の実りと雨がちな今の時期は関連が深くなっています。


毎年、「子供が将来なりたい職業ランキング」というものが発表されています。

男子においては、「野球選手」「サッカー選手」といったスポーツ系が人気ですが、数年前には「大工さん」という職人系が1位となったり、昨年は「(一般)公務員」が1位となったりと、その結果は景況や志向を反映してものも多く見受けられます。

ひとえに公務員と言っても、「学校の先生」「消防士」「警察官」はランキング上ではそれぞれ区別され、これらの職業も根強い人気があり、子供のときの将来の夢をかなえて勤められている方も多くいらっしゃいます。

今日はこの中で「警察官」という職業に着目したいと思います。


明治維新が起こり、新政府によるさまざまな改革が行われていた1874年(明治7年)、東京警視庁が設立され、巡査制度が始まりました。

この「巡査」をくだいた言葉で表したものが「お巡りさん」であり、今日はそれが日本で誕生した日となっています。

それよりさかのぼること3年前の明治4年10月には、「邏卒(らそつ)」と呼ばれる見回りの兵隊が東京に置かれ、各都道府県にも順次設置されました。

幕末から明治初期は、戊辰戦争という革命戦争の真っ只中で、治安維持や警備の必要性から、軍隊の一部として新政府の雄藩(特に薩摩藩)出身者がこれらの任に当たったそうです。


やがて薩摩藩出身の川路利良(としよし)という人物が、ヨーロッパへの研修の際に視察したフランスの警察制度にいたく感銘し、これに習った制度改革を同藩出身の先輩の大久保利通に提案しました。

大久保はその必要性を大いに了承して、自らが新しく設立に関わった内務省の管轄に移し、先に述べた東京警視庁の設立へとつながっていきました。

(内務省を今の行政に当てはめると、総務省+国土交通省+厚生労働省+国家公安委員会という、大きな組織でした)

この経緯などは、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」に詳しく紹介されております。

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司馬 遼太郎

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警察は防犯、犯罪の取り締まりや捜査など、さまざまな面で私たちと関わりがあります。

交通取締りや、交番や駐在所などで接する機会が多いかと思います。

特に交番は世界でも珍しい制度で、2005年からブラジルのサンパウロ州で日本の協力により導入したところ、殺人などの犯罪が大幅に減少したそうです。


警察を題材にしたドラマや映画などは、相変わらず人気ジャンルとなっています。

しかし最近では、作り話以上にひどい事件も多く報道されるようになっています。

常に危険と隣り合わせの仕事だと思いますが、無理をせずに頑張ってもらいたいと思います。


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