秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

はるか上空

2010-06-09 05:18:34 | 自然と科学
6月9日(旧暦4月27日 三碧 赤口 庚寅)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

暑い日が続いています。昨日は午後に27℃を記録し、湿度も高めのような天候でした。

夏に湿度が上がると、視界は薄ぼやけてしまうもので、遠くの緑もそれほどはっきりとは見えなくなります。

そればかりか、湿度があまりにも高くなると、温度はさほど高くなくとも不快感が生じるものです。

だいたい40~70%の湿度と、18~26℃くらいの気温が、人間にとって快適だとされています。


私たちの住む増田町は、横手盆地という一帯に囲まれ、四方どこを見回しても山を見ることが出来ます。

暑い夏となっても、栗駒山や焼石岳、鳥海山などに足を延ばすと、涼しさを味わうことが出来るという、ある意味恵まれた環境にいると思っています。


温度と大気の話に触れたところで、少し空に目を向けてみたいと思います。

地球にはご存知の通り、空気があります。

空気の構成は、窒素が78%、酸素が20%を占め、次いでアルゴン0.9%、ニ酸化炭素0.04%、他に微小な気体が多く含まれて出来ています。

地表から高さが11kmぐらいのところまでの大気を「対流圏」といい、11kmから50kmくらいまでの高さにある大気は「成層圏」と呼びます。

ジェット旅客機は大体この対流圏と成層圏の境目の11km(37,000フィート)を飛んでおり、また環境問題でよく話題となる「オゾン層」は、この成層圏に多く存在しています。


唐突な話となって、戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、昨日6月8日は、この成層圏が発見された日となっています。

1902年、日本では明治32年に、フランスの気象学者のティスラン・ドボールによってこの説が発表されました。

彼は、観測用の無人の気球を打ち上げて、気温の違いから地球の上空は2つの層に分かれていることに気づきました。

山へ上ったりすると実感できますが、地表のある対流圏においては、高度が上がるにつれて気温が下がっていきますが、高度11kmを超えて成層圏に入ると、温度は一定となったそうです。

彼はその説が正しいことを立証するため、夜間を含めて200回にわたって実験を繰り返しました。

後に航空機の進歩によって、彼の説はおおむね正しいことがわかりました。

具体的な温度で言うと、対流圏と成層圏の境目付近では-70℃まで気温が下がり、それから成層圏で温度が上がりはじめ、地表から50km付近では-15~0℃となるそうです。


ちなみに成層圏の上は中間圏→熱圏→外気圏となり、宇宙空間へと続いていきます。

熱圏までが地球の大気圏内で、地表から100km以上上空が大気圏外となり、人工衛星が周回している範囲となっています。

参考 スチュワーデスお役立ちサイト 大気圏の話


地表に住む私たちの気象は、ほとんどが対流圏内での風が大きな影響を与えています。

また、太陽から宇宙空間を経て地球に光の恵みを与えていますが、生物に害のある電磁波や放射線は大気中の物質が反射しています。

そういったことを一つ一つ調べてみると、普段の心構えや環境への関心、疑問などが多く生まれてくるのかもしれません。


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