秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

結露に気を付けてね

2016-11-30 07:28:52 | 建築日記
11月30日(旧暦11月2日 干支=丙辰 九星=八白 六曜=赤口)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日で11月も終わります。

そして、残すはあとひと月となりました。

師走という割には、仕事は暇になってしまいました。

もうひとっ走りしていきたいと思います。


さて、しばれる冬の時期には、暖房が欠かせません。

もう少し若いときには、毛布にくるまってじっとしていれば、多少つらくとも冬を過ごすことができました。

しかし、すでに40歳も間近の身には、それもかなりしんどくなりました。


部屋に数十年ぶりに電気こたつを入れると、自堕落が加速してしまいます。

うちのペットのクッキー(トイプードル♀)は、この時期はこたつに潜ってひたすら惰眠をむさぼっていますが、その気持ちもさもありなん、と思ってしまいます。

ファンヒーターの活躍も、見逃せません。

しかし、この時期の暖房は、注意が必要です。

というよりも、家の中の温度差と、湿気についてです。


空気中には、水蒸気が含まれています。

ファンヒーターの熱や、私たち人間から出る熱には、結構な量の水分が含まれます。

そして暖かい空気は、冷たい空気に引っ張られます。

暖かい空気が冷たい空気、特にアルミサッシや単板ガラス、暖房していない部屋に当たると、急に冷やされます。


すると、冷やされた空気の中の水分が、完全な水となってしまいます。

これが、結露のメカニズムです。

結露は、見えるところに現れるだけでなく、床下や天井裏、さらには壁の中にもできます。

カビの発生やグラスウールなどの断熱効果の低下、シロアリを呼ぶなど、良いことはありません。


冬場は乾燥しやすい一方で、ファンヒーターなどの開放式暖房の使用や、洗濯物の部屋干し、観葉植物などで、結露も発生しやすくなります。

目安として、湿度は50%から70%程度を保つように、除湿器や換気扇を用いたり、カーテンを閉めっぱなしにせず、空気を循環させるようにするなど、生活スタイルに応じた対処が必要になります。

根本的には、やはり断熱と気密を適切にとり、暖房室と非暖房室との温度差を解消することと、計画換気による新鮮な空気との循環が必要となります。


また、湿度は低すぎてもいけません。

特に近年は高気密・高断熱化しているので、湿度が40%を切るケースもあります。

こうなると、のどが乾燥しやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

湿度が低すぎる場合は、観葉植物や加湿器、あるいは部屋干しなど、高湿度の時と逆の対応が望ましいです。

低い湿度の時も、換気は重要ですので、これからの時期を住まいとともに健康に過ごしましょう。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




いい石の日

2016-11-14 07:56:46 | 歴史と文化
11月14日(旧暦10月15日 干支=庚子 九星=六白 六曜=赤口)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

気持ちの良い、晴れの朝となりました。

昨日も青空が心地よく、今年最後だろうと思い、オートバイを少しだけ走らせました。

走り出すとやはり指先が冷たく、長い時間走るとしびれてきます。

道路の路肩には湿った落ち葉が集まっており、そこに突っ込むと転倒しやすいため、この時期は特に注意が必要です。

最後にガソリンを満タンにして、冬を迎える準備をしなければなりません。


今年はたった1000キロしか乗れませんでしたが、来年は…あまり乗れないかもしれません。

やがてオートバイを降りる時期が来る、とは、まわりのライダーや元ライダーが良く言います。

自分にもそんな時期が来るとは、想像もしていませんでしたが、それはそれでよいことかもしれません。


さて、今日は「いい石の日」だそうです。

なんじゃそれと思いましたが、調べてみると結構すごい日らしいです。

石職人がたたえる人物に、聖徳太子がいます。

その聖徳太子の命日には、「太子講」と呼ばれる祭事が行われるそうで、これは石工だけでなく、大工、左官、鍛冶などの職人が祭るものとなっているようです。


聖徳太子の命日は、旧暦2月22日となっていますが、太子講は業種によって時期がちがうみたいで、ざっと調べた程度ではよくわかりませんでした。

たいがいは年明けか、22の付く日にちなどとなっているみたいです。

いい石については、語呂合わせで山梨県石材加工業共同組合が1999年に記念日としたようです。


聖徳太子と職人。

これについては、やはり法興寺や法隆寺といった木造大寺院がつながっているのでしょう。

仏教を保護して、それによる国造りを進めようとした聖徳太子。

神社の造りを元としたそれまでの建築様式に、中国大陸風の細工や大スパン、高層建築の技術をもたらすなど、まさに「革命」というべき技術革新がもたらされました。


当然、それを請け負う職人たちは、試行錯誤の連続であったと思います。

「できるはずがない」「無理だ」と言った人もいれば、「面白い」「やってみよう」という人もいたのかもしれません。

その職人たちが作り上げたものは、世界最古の木造建築として、現在もなお残っています。


日本を含めて、世界中には人間の作り上げた素晴らしいものが、時代を超えて残っています。

言い換えれば、それは職人のすばらしさを語るものでもあります。

建築主や設計者の名は残っても、職人の名は残りにくいです。

ただし、間違いなく、職人の腕や思いはそこに残ります。


増田にも、そうした職人の遺産は多くあります。

残しながら、直しながら次代へ伝えることは、この職業の大きな責任でしょう。


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アメリカ大統領選から

2016-11-11 08:36:20 | 建築日記
11月11日(旧暦10月12日 干支=丁酉 九星=九紫 六曜=先負)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋田県内でも初雪が観測され、本格的な冬がやってきます。

冬に向けての準備が急ピッチで進んでいますが、体調管理などは注意していただきたいと思います。

と言っている私も風邪をひき、仕事に行事も重なって、気持ちばかりが先行しています。

さっさと直して、またランニングなどを行いたいと思います。


海を越えたアメリカでは、大統領選が予想外の結果となり、その衝撃が世界中のニュースになりました。

共和党のドナルド・トランプが、民主党のヒラリー・クリントンを僅差で破り、時期アメリカ大統領として就任することとなりました。

当初は泡沫候補の一人として出発したのが、あれよあれよという間に一方の雄となり、ついには大本命をひっくり返す形となったことに、一種の驚きと興奮を感じています。


もちろん、過去の発言や政治経験のなさ、既存政策の転換など、不安要素は山積しており、先の展開が読めないことに対する戸惑いが大きいことは、世界共通の認識となっているのかもしれません。

ただし、これは現実です。

民主的な政治手法で選ばれ、多数の国民が望んだ結果が現れたことは、認めるべきでしょう。

イギリスのEU離脱も然り。

グローバル化や価値の共有といった物に対する、一種の反動といったものが、人々の予想や常識を超えて現実的なものとなっていることは、真剣に考えるべきでしょう。


女性の社会進出や、他国の移民の増加などに伴って、それまでの仕事が奪われた人たち。

平和維持のために対話を重視して、結果的に自国が譲歩・妥協したことに対する不満。

経済活動の自由化のため、関税を撤廃することによって、利益を受けるものと不利益を受けるもの。

社会保障の負担の増大と、それを賄う税負担の増大。

若い世代と、高齢世代。

広げすぎた安全保障。

エネルギー政策。

既存の政治に対する、不満と諦観を破壊する人物を求める風潮が、いろいろな面で現れてきているのかと思っています。


日本では、マスコミの報道は一律不安をあおっています。

TPP批准へ向けた審議がなされている中で、TPP反対姿勢の大統領の当選。

人種差別、女性蔑視発言をした人物。

安全保障の見直しと、日本の国防の自立。

どことなく、マスコミは現実逃避したい感があるように思えます。


個人的には、そろそろ日本も現実を話しあった方が良いのでは、とも思います。

少子高齢化と人口減少。

廃炉に途方もない費用の掛かる原発と、エネルギー政策。

社会保障費の負担と、若い世代の貧困。

その若い世代の意見が反映されにくい、世の中のシステム。

安全保障と国際貢献、憲法の改正。

皇室のこれから。

今までずっと議論を避け、目を背けてきたことをきちんと話し合い、自分の意見を持つことが必要かと思います。


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重い腰

2016-11-04 08:05:17 | 横手市 増田町
11月4日(旧暦10月5日 干支=庚寅 九星=七赤 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

荒れた天候が続き、ついに週間予報には雪だるまが付くようになりました。

例年のことを考えると、そうした時期に入っていることは当然のことですが、冬の到来は何となく憂鬱な感じがしてしまいます。

タイヤの交換、冬囲いなど、雪を迎え撃つ準備を行っていきたいと思います。


東京出張、盛岡出張などで疲労がたまっており、そろそろ温泉にでもつかりたいところです。

秋田県はあちこちに温泉がありますし、そういった意味では恵まれている環境だと思っています。

横手市内を見回していても、季節に応じた豊かな自然、おいしい食べ物やお酒、面白い人々など、魅力に満ちあふれています。


そうした魅力がありながら、観光客は東北6県でも下位であり、どことなく活力も感じられません。

それはデータにも現れており、東日本大震災でほぼ被害がないところでありながら、秋田県の観光者数は減少したままです。

復興庁 東北の観光復興について(pdf)

東北地方における観光の現状(pdf)※平成25年までのデータ


私の住む増田町も、重伝建地区に指定されて以降、観光客が訪れるようになりましたが、滞在時間などを見ていても、ほぼ素通りで終わっているように思えます。

東京は現在、外国人観光客であふれ、特に今回研修で訪れた上野を含む台東区には、東京観光で訪れた外国人の6割が来ているそうです。

浅草というコンテンツも含め、世界の東京として魅力的な地になっていることに、大きな驚きを感じています。

そして何より、若い世代の可能性に満ちあふれたエリアを見ると、そこに大きなヒントがあるかと思えました。


また、盛岡では、公務員と民間が連携しあって、街の今と未来を真剣に考える場にいることができました。

実際にそれは行動段階に行こうとしており、そのスピード感に大いに共感しました。


結局は、やるかやらないか。

秋田県人は、私を含めてめんどくさがり屋です。

それをそろそろ、本腰を入れてやるべきではないかと思います。


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