秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

秋の空に浮かぶ雲

2010-09-30 10:06:26 | 自然と科学
9月30日(旧暦8月23日 二黒 赤口 癸申)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋晴れの気持ちよい空となりました。



秋空によく目にする「いわし雲」が空を覆い、外で作業をしていると汗ばむ気温となりました。


上記の雲は、気象用語上では「巻積雲(けんせきうん)」といい、別名として「うろこ雲」「いわし雲」「さば雲」と言ったものがあります。

似た雲としては、「高積雲(こうせきうん)」というものがあり、これは巻積雲より一つ一つの雲の固まりが大きく、はっきりとした白色を伴うものとしています。

こちらの別名は、「ひつじ雲」「まだら雲」といったものがありますが、巻積雲との判別は一目では難しく、今回ご紹介した写真も素人判断であって確証できるものではありません。

ともかく、うろこ雲やいわし雲は秋の季語として昔から馴染みがあり、そういった季節を表す自然現象といえます。


今日で9月も終わりです。

9月上旬まで酷暑となったと思えば、長雨で急に冷え込み、周囲では夏の疲れが出たのか、風邪が流行ったりと何かとつらい一月となりました。

ことしの「長月」は「長雨の月」だったと言っても過言ではありません。

体調に気をつけ、今年の後半を乗り切っていきたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

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日中国交正常化の日

2010-09-29 10:40:21 | こよみ
9月29日(旧暦8月22日 三碧 大安 壬未)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

一晩中降り続いた雨も上がり、やや日差しも見えています。

長雨の影響で稲の収穫が進まず、米の品質の低下や農家の収入減が懸念されています。

収穫時期において、天候が安定することを願ってやみません。


38年前(1972年)の今日は、日中国交正常化が行われた日となっています。

当時の日本の田中角栄首相と、中国の周恩来首相との間で日中共同声明の調印が北京においてなされました。


「中国」と一口で言っても、現在、実質的に2つの政府が存在しています。

ユーラシア大陸東部にあって、北京を首都とする中華人民共和国(現在の一般的な「中国」)と、台湾島に政府を置く中華民国(台湾)であり、政治体制として中華人民共和国は中国共産党による社会主義体制、中華民国は政党政治を行う民主共和政を採っています。


中国における最期の王朝であった清は、1912年の辛亥革命によって倒れ、孫文を臨時大総統に置く共和制の中華民国が樹立しました。

孫文を継いだ大総統の袁世凱は、革命の理想からかけ離れた反動的な政治を行ったため孫文と決別し、孫文は中国国民党を創設して広州で革命政府(国民政府)を建てました。

一方、共産主義の国際組織コミンテルンの指導の下で中国共産党が結成され、一時は中国国民党と共同しましたが、やがて両者は対立するようになりました。

1931年に起こった柳条湖事件から満州事変が起こり、翌年、清朝の最後の皇帝を中心にした満州国が中華民国から独立する形で建国され、中国北東部はその後ろ盾となった日本の影響下に置かれるようになりました。

1937年から続いた日中戦争(支那事変)においては中国国民党と中国共産党は互いに協力し、日本と対抗しました。

1945年、日本がポツダム宣言を受諾して8月15日に連合国に降伏すると、中華民国も戦勝国となり、それまで日本領土であった台湾を中国に編入しました。


しかし、共通の敵が存在するときは協力していた2大勢力は、再び中国国内での覇権争いを始め、大陸内で内戦が勃発しました。

このとき中国共産党側はソ連の支援を受けましたが、中国国民党側は冷戦の拡大と朝鮮半島の緊張などによって、アメリカなどの支援があまり得られませんでした。

結果として中華民国は支配地域が縮小し、1949年10月1日に中国共産党が中華人民共和国を樹立し、中華民国の中国国民党は臨時政府を台湾に移転し、その流れが今日まで続いています。


1952年に発効したサンフランシスコ平和条約において、日本は国際社会に復帰し、中華民国とも国交を回復しました。

それ以降1972年の中華人民共和国との国交樹立まで、日本において「中国」といえば台湾の中華民国を指していましたが、日中国交正常化によって台湾とは国交が断絶されました。

とは言えど、現状においては経済的には台湾と強く結びついていたため、近年中華人民共和国の経済力が飛躍的に発達した現在においても、その傾向は続いています。


中華人民共和国は国家設立以降、中国共産党による一党独裁体制の続いている国です。

革命の主導者で共産党の指導者であった毛沢東は、国の共産主義化を進め、1950年代の大躍進政策、1960年代後半から始まったプロレタリア文化大革命といった強引な政策を起こし、結果として中国の国力は停滞してしまいました。

その後指導者となった小平の時代には、経済的には資本主義を取り入れた経済開放路線を推し進めましたが、民主化については1989年の六四天安門事件などによってその芽を潰され、共産党体制は維持されたまま市場による経済力の強化という政策が続いています。


中国はほとんどが漢民族の国ですが、辺境地域にはチベット族、ウイグル族、モンゴル族をはじめとして、南方には少数民族が多数存在する多民族国家となっています。

特に1950年から始まった人民解放軍のチベット侵攻によって、チベットは中国領となりましたが、自治拡大を求めるチベット族に対する弾圧は現在進行形で行われています。

また西方の新疆ウイグル自治区にあるウイグル族も、分離・独立を求めた抗議行動を継続しており、これらは中国社会の火種として問題となっています。


とは言えど、現実的に中国の存在を国際的に無視することはできなくなっています。

日本企業は中国に進出し、中国からは年間多数の観光客が日本を訪れるなど、日本との結びつきは政治を別にしても年々強化されています。

中国の国際的競争力と地位が高まるに従い、情報公開や人権の問題、国際貢献に対する義務も果たすべきとの声もでています。

経済発展に伴う都市と地方の経済格差や公害も、発展を遂げている負の面を象徴しています。

中国の軍事力の強化も、安全保障を考える上で忘れてはなりません。


世界一となる14億の人口を抱え、経済発展に伴って石油や天然ガスなどのエネルギー需要も莫大なものとなり、その資源確保も容易なものではなくなっています。

アフリカのスーダンで起こっているダルフール紛争は、政府側のアラブ系と反政府側の非アラブ系の対立が原因で、政府側による深刻な人権侵害がおこなわれていますが、政府側が握っている豊富な原油の取引先は中国であり、その収入によって中国製の兵器を購入していることが国際的な非難を浴びています。

最近問題となっている尖閣諸島近海の漁船衝突事故で、中国が強硬な態度に出ているのも、エネルギー開発における日本との摩擦がその一因となっています。

尖閣諸島問題については、台湾とも領有権についての軋轢が存在しています。


歴史的には、日本に仏教をもたらし、律令制をはじめとする政治システムや漢字などの文化を伝えた国でもあります。

両国で戦争という時代があったのも事実であり、これからもさまざまな形で対峙していく国であると思います。

現在起こっている問題は、急に出たものではなく、歴史という経緯の中の結果であることを忘れてはならないことです。

より良い付き合い方ができるのか否かは、これから国を舵取る世代にかかってくると思いますが、お互いに平和を維持するための努力を怠ってはならないと強く思っています。


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パソコン記念日

2010-09-28 18:14:12 | 建築日記
9月28日(旧暦8月21日 四緑 仏滅 辛午)


こんばんは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

遅い時間の更新となりました。

雨の一日でしたが、すでに日は傾きかけて暗くなってきました。

明日は晴れるとのことでしたので、遅れている外工事を進めていきたいと思います。


今日から七十二候の「蟄虫(ちっちゅう)戸を閉ざす」となりました。

蟄虫とは、土の中にこもる虫のことで、春の「啓蟄(けいちつ)」という二十四節気の一節にもあるように、温かさと寒さによって活動を活発にしたり、停止したりすることを指します。

ずいぶん冷え込んできましたので、寒さに弱い虫や爬虫類などはそろそろ冬に備える時候となっています。

人間も厚着が必要になったり、暖房を出して手入れしたりと、寒さ対策に追われる時期となってきています。


今年の酷暑によって、人間も動物も苦しい夏となりました。

高熱に弱い精密機械の代表格であるパソコンも、調子が上がらなかったり故障したりした方もいらっしゃるかと思います。

私の事務所のデスクトップPCも、電源が故障してしまいました。


メーカーや仕様によっても異なりますが、一般的にはハードディスクの温度が50度以上、CPUの温度が70度以上となると、熱によって暴走したり故障したりするリスクが高くなるそうです。

これらには冷却ファンが付いており、それにホコリが付着すると冷却がうまく働かず、結果として内部の温度が上がってしまうことになります。

付けっ放しにしたり、ソフトを多数同時に立ち上げて過負荷とさせることも、温度を上昇させるので注意が必要です。


パソコンの話題が出たところで、今日の「パソコン記念日」についてご紹介したいと思います。

今日は、1979年(昭和54年)に、日本電気(NEC)からパーソナルコンピュータ「PC-8001」が発売された日だそうです。

この機種は、すでに国内で発売されていた他メーカーのパソコンや、海外製のパソコンらと比べて価格も安く、日本におけるパソコンブームの火付け役となりました。


3年後に同じくNECが発売した「PC-9800シリーズ」からは、「PC-98(ぴーしーきゅうはち)」と言う愛称が付き、一時は国内をほぼ独占するシェアを獲得するなど「国民機」として大いに普及しました。

パソコン授業などが学校で始まったとき、この機器に触れた方もいらっしゃるかと思います。

その後、マイクロソフト社の「ウィンドウズ95」が世界的なヒットとなり、ウィンドウズ搭載機種が国内で普及するに伴って、PC-98は終焉となりましたが、日本でのパソコン史に実績を残したことは間違いありません。


その後のインターネットの普及によって、パソコンは一般家庭でも珍しいものではなくなりました。

今では仕事においても、情報やコミュニケーションを得るツールとしても、パソコンや携帯電話といったものは欠かせないものとなりました。


パソコンや携帯電話は、日進月歩で進化しつづけています。

その進化についていくのがやっとといった感じもし、また使い方にもさまざまな提言がなされています。

特にネット上におけるマナーや著作権などといったことは、ルールや制限といったものをもっと設けるべきという意見もあり、デリケートな問題となっています。

「道具」は使う人の使い方によって、薬にも毒にもなることや、ネットをはさんだ向こうには、生身の人間がいることを常に留意することが必要だと思います。

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秋晴れと風の強い朝

2010-09-27 07:13:29 | 建築日記
9月27日(旧暦8月20日 五黄 先負 庚巳)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝も晴れましたが、朝から少し風が強くなっています。

明日からは天候が崩れる予報ですので、外仕事が滞りなく進むようにしたいと思います。


今日は所要で山形県まで行ってまいります。

道中気をつけて行きたいと思います。


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心まで涼しく

2010-09-26 07:40:14 | 建築日記
9月26日(旧暦8月19日 六白 友引 己辰)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

久しぶりに気持ちの良い秋晴れの日曜の朝となりました。

昨日の記事で、どんよりとした空について書きましたが、やはり晴れると気分まで良くなります。

今日は少し秋を楽しんで行きたいと思います。


今年の夏の夜は、非常に寝苦しい日々が続きました。

特に東京などでは熱帯夜が続き、秋田県でも近年まれに見るくらいの夜の暑さとなりました。

エアコンの需要が大幅に伸びる一方で、その廃熱が町全体を熱くしてしまうという現代の都市構造となってしまいました。

戦国時代の武田氏滅亡の際、織田信長に攻められた恵林寺の快川紹喜という僧侶は、焼け落ちていく寺院の中で、「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火もまた涼し」という辞世を述べて凄絶な最期を遂げましたが、現代人にとっては物理的な涼しさはエアコンに頼らざるを得ません。

しかし、心頭滅却するよりももっと簡単に、精神的に涼を得る方法はたくさんあります。

「風鈴」といったものもありますが、「怖い話」「怪談」といったものもあります。

前置きが長くなりましたが、今日は『怪談』で有名な小泉八雲の命日となっています。


小泉八雲はギリシア生まれで、日本国籍を取得する前の名はラフカディオ・ハーンとして知られています。

ハーンの父は、当時イギリスに併合されていたアイルランドの軍人であり、ハーンも生地のギリシアからアイルランドへと幼い頃に移住しました。

フランスの神学校を退学し、ロンドン、アメリカのシンシナティと移り住み、新聞や雑誌の記者となりました。


明治23年(1890年)に、雑誌記者の特派員として日本を訪れ、以前にアメリカで知り合った日本の外交官の斡旋で、島根県松江の中学で英語教師となりました。

翌年、元松江藩士の小泉家の娘と結婚した後、熊本の第五高等学校(現熊本大学)の英語教師や神戸の英字新聞会社に就職し、明治29年(1896年)に東京帝国大学(現東京大学)文学科の英文学講師となりました。

同年、日本国籍を取得して小泉八雲と名乗るようになり、明治36年(1903年)まで大学で教鞭を振るっていました。

八雲の授業は学生からの人気も高く、八雲の退職後に後任に座った夏目漱石はやりづらかったという話もあります。


東京帝国大学で教壇に立つ一方で、日本の古典や民話に基づいた話を取材し、まとめた『骨董』『怪談』などを著しました。

日本に強く心を惹かれ、日本人となって外国に日本という国を紹介したり、民話に垣間見る日本人の心の深層を理解したりと、非常に日本にとって関わりの深い人物となっています。


のっぺらぼうの出る「むじな」の話は、中学時代に英語の教科書で学んだ記憶もあります。

季節はずいぶん涼しくなり、寒さを感じるようにもなりましたが、今日はそんな怪談を読みながら、昔の人々の心をたどって行きたいと思います。

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