秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

正月事始め

2016-12-13 08:16:31 | こよみ
12月13日(旧暦11月15日 干支=己巳 九星=六白 六曜=先勝)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

たった2日ほどで、地元の風景は一変しました。



朝刊には、横手の積雪は58センチに達したと書いてありました。

朝の除雪が本格的になるシーズンの訪れに、うんざりとした気持ちとともに、どこかワクワクしている自分がいることに驚いています。

雪との戦いになるのか、あるいは共存の道を見つけるのか、じっくり考えていきたいと思います。


テレビや新聞広告のチラシなどを見ると、この時期はクリスマス一色になっています。

2月のバレンタインと並んで、そういった一辺倒の風潮はうざったいものですが、近年では10月のハロウィンでのばか騒ぎも加わって、西洋の風習が日本で独自の変化をとげながら定着することに、あきれながらも感心しています。

つい最近では、ブラックフライデーという、アメリカのサンクスギビングデー(感謝祭)の大売出しまで導入され、おそらくこれも定着していくでしょう。

イベントを絡めた消費者心理をくすぐる行為は、企業努力という観点からは理にかなっていますが、どうも腑に落ちない面もあります。

決してケチなわけではありません。これだけははっきりと言っておきます。


クリスマスが終わると、1週間で今年1年が終わります。

年賀状、大掃除、請求書など、今年をしめる準備も必要となってきます。


旧暦の12月13日は、正月事始めが行われる日となっています。

これは、すす払いや松迎えとも言われ、正月を迎えるための薪集めや、門松を作るための材料を山に取りに行くという風習を始める日となっています。

昔の暦で言えば、時期的にはもう一月近く先の話になりますが、新暦でも12月13日をこの日で固定しているとのことで、正月準備もしっかりと行いなさい、という意味合いがあるのでしょう。


そもそも正月は、「歳神様」を迎え入れる日となっているのを、どれだけの人が知っているのでしょうか。

歳神様は、神道における穀物の神様のことを指し、これに祖先の霊や山の神も加わって、その年の五穀豊穣と安寧を願うといった行事となっています。

地方によっては、歳徳神という呼び方がされ、方位の概念も加わって「恵方」という縁起を表すものともなります。


決して、正月はお年玉をもらって贅沢三昧をしたり、朝から晩まで酒を飲んでもよい日ではありません。

それこそ、クリスマスやバレンタインのような、恋人同士の浮かれた日や、ハロウィンをコスプレばか騒ぎデーにしている、現代日本の風潮と一緒になってしまいます。

西洋由来の行事も、日本を含む東洋の行事も、根底には信仰、家族や地縁の大切さ、土地への感謝というものがあると思います。

メディアも、もう少しそのあたりの本来の風習をしっかり伝えてもらいたいと思います。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




テディベア

2016-10-27 08:02:15 | こよみ
10月27日(旧暦9月27日 干支=壬午 九星=六白 六曜=大安)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

このまま冬に向かうのかと思えば、少し暖かさが戻ったりと、季節はゆっくり歩みを進めている感じがする今日この頃です。

私の住む横手市増田は、山形・岩手・宮城の県境からいずれも1時間程度で行ける地にあり、今の時期は紅葉の見どころに気軽に行ける、そんな贅沢を味わうことができます。

晴れ間があるときなど、少しでも紅葉狩りに向かうことも、日ごろの気分転換にはよいのかもしれません。


今年は、春先よりクマの出現が例年より多く、クマに襲われる人も大幅に増えています。

これに関しては、人間とクマの行動エリアが重なったり、餌となるドングリの収穫量、里山の管理など、さまざまな要因があるとされています。

駆除されるクマはかわいそうに思えるかもしれませんが、実際にクマに遭遇するとなると、やはり恐ろしいものがあります。


近年では、狩猟者の高齢化も進んでいるそうで、秋田県としても狩猟免許の取得を促進する動きがあるというニュースも聞きました。

マタギ文化のある秋田においても、今や狩猟はさほど身近なものでもなくなっています。

しかし古来より、人間は数々の野獣と共生し、一部は家畜化させたり、また一部は神の使いとして神聖視される文化もありました。


本来は恐ろしい野獣であるクマのぬいぐるみが愛されるのも、それに関連するかといえば、そうでないのかもしれません。

しかし、熊本県のくまモンや、リラックマなどといったキャラクターは根強い人気があり、ディズニーのくまのプーさんはその代表格といえるでしょう。

テディベアも、洋の東西を問わず、100年ほど前の誕生からずっと愛されています。

今日は、そのテディベアの記念日となっています。


テディベアの名前の由来は、アメリカ第26代大統領、セオドア・ルーズベルトの愛称「テディ」にちなみます。

T・ルーズベルトは、眼鏡をかけたいかついオッサンという風貌でありますが、幼少期は喘息もちで病弱だったのを、ボクシングなどで体を鍛えたりと、その克服に努力をしてきた人物であります。

日露戦争の講和会議の仲介役を務めたり、自身も柔道茶帯を取得するなど、日本とは深いつながりもあります。


彼は大統領を1901年から1909年まで務めますが、1902年の秋、彼は趣味のハンティングに出かけます。

しかし、猟果は得られず、野山をむなしく歩き回っていました。

しばらくして、おつきのハンターが、一匹のクマを追い詰め、大統領にとどめの一撃を促しました。


大統領が見たところ、クマはすでに瀕死の状態でした。

大統領は、「瀕死のクマを打つことは、スポーツマンシップにもとる」といい、ライフルの照準をおろして、銃弾を放ちませんでした。

これを同行していた新聞記者が美談として、ワシントンポストに挿絵付きで掲載しました。


この記事に、ニューヨークのお菓子屋さんが感動し、一体のクマのぬいぐるみを作成して、店頭に飾りました。

やがてクマのぬいぐるみをつくる会社を立て、テディベアとして販売することになりました。


これと前後して、ドイツでもクマのぬいぐるみが作られ、それがアメリカに大量に流通しました。

ドイツのものは、大統領とは関係がありませんでしたが、アメリカで売られるうちにテディベアと結びついて、どちらもテディベアとして認知されるようになりました。


鍛え上げられたこわもて大統領と、ずんぐりとした愛くるしいテディベア。

このギャップが、人々を引き付けているのかもしれません。

ちなみに私もその一人で、テディベアを自作したりしています。





補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




トリコロール

2016-10-24 08:06:11 | こよみ
10月24日(旧暦9月24日 干支=己卯 九星=九紫 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋も深まり、紅葉のシーズンも本格化しました。

いち早く紅葉となった、東成瀬村と一関市にまたがる栗駒山荘のあたりは、すでに落葉となったと聞きました。

北海道では雪のシーズンも到来したことをきくと、タイヤ交換や冬囲いの作業も段取りしていかなければならない気持ちになります。


二十四節気では、霜降の時候となりました。

しもふりではありません、そうこうと読みます。

この節が終わると、立冬となり、暦では冬となります。


さて、久しぶりに記念日の話題をすると、今日は「トリコロール記念日」となっています。

フランス革命時の1794年、フランス国民公会が、フランス国旗の青白赤を定めた日が、今日に当たるそうです。

パリ市民から起こった革命の波はフランス全土に広がり、市民軍は国民軍となりました。


パリ市民軍の帽章は、赤と青でした。

司令官ラファイエットは、「市民と王家が協力して新しい国を作るべき」として、これにフランス王家の白を帽章に加えました。

結果として王家は数年後についえますが、三色はそのまま残り、現在に至っています。


フランス革命の話題は、以前に確か全6回ほどにわたって書きました。

時間の余裕のある時に読んでいただければと思います。

フランス革命と英雄①

三色という色の組み合わせは、他の国旗でも多く用いられます。

縦に緑白赤といえば、イタリア。

青黄赤といえば、ルーマニア(及びチャド)。

緑白橙といえば、アイルランド。

横になった向きになると、それこそ多種多様な組み合わせの国旗があります。

世界の国旗一覧



トリコロールカラーといえば、思い出すのがガンダムです。

戦場での兵器がそんな色でいいのかという指摘があるようですが、子供に受ける派手な色にしたという、大人の事情があったそうです。

確かに、プラモを作るのも楽しかった思い出もあります。

話が脱線してきましたので、これにて閉じたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




クリとさつまいも

2016-10-13 10:51:02 | こよみ
10月13日(旧暦9月13日 干支=戊辰 九星=二黒 六曜=先負)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

寒さが続いています。

朝晩、道路の気温表示板を見ると、すでに一桁になっていました。

稲刈りの終わった田んぼは、夜の雨などで濡れぼそり、秋の終わりも感じさせます。


鳥海山での冠雪など、秋が終われば、すぐに長い冬が始まります。

今では邪魔者扱いされる雪も、古来よりここの地の豊かな自然をはぐくんできたものです。

ただ、やっぱり邪魔です。


冬の話はこれから飽きるほどできますので、もう少し秋の話をしましょう。

今日の暦を見ると、今日は旧暦9月13日です。

そう、皆様ご存知の「十三夜(じゅうさんや)の月」に当たります。


十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)のおよそ1か月後の名月であり、「後の月」とも呼ばれます。

十五夜と十三夜、どちらも見るのが、月見の通というもので、片方しか見ないと「片見月」と言って縁起が悪いとされています。

月見の風習は、古代中国から伝わったものですが、中秋の名月とは違って、十三夜は日本独自の風習だそうです。


お供え物については、中国では月餅ですが、日本では月見団子となっています。

十五夜では15個の団子、十三夜では13個の団子を供えます。

さらに、十三夜の時は、枝豆や栗も供えられます。

なので、十三夜の別名は、「豆名月」や「栗名月」とも言います。


秋においしいものといえば、さつまいももいいですね。

江戸時代には、さつまいもは「十三里」という名前がついていました。

これは、「九里四里うまい十三里(くりよりうまいさつまいも)」という売り文句で売られたことにちなみます。

半ば強引な言葉遊びですが、13日の名月もひっくるめて売り出そうという、商魂の逞しさを感じます。


どちらも秋の風物詩、秋の味覚です。

天高く馬肥える秋、と言いますが、スポーツの秋とともに、健康で活動的な時期でありたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




時刻表記念日

2016-10-05 09:03:28 | こよみ
10月5日(旧暦9月5日 干支=庚申 九星=一白 六曜=先勝)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

10月初めの更新となりました。

夏を思わせる暑さがあったと思えば、急に冷え込んだりと、寒暖の差が激しい時節となっています。

風邪などひかないよう、注意したいと思います。


出張や旅行などで県外を出るとき、安さと早さを両てんびんにかけて移動手段を選びます。

例えば東京に行くときは、安さでは高速バス、速さでは飛行機か新幹線を選び、それに宿泊先の料金や道中のアクセスなど、目的に応じていろいろなシミュレーションをするかと思います。

私自身、そうした段取りが楽しいこともあって、想定した時間通りに事が進むと、してやったりという気持ちになります。

逆に、トラブルなどで思い通りにいかないときは少し不安になりますが、ある程度は仕方ないとあきらめ、次善策を考えるのも楽しんでいます。


日本は、交通機関の時刻が非常に正確ですので、そういった予定を立てるのは楽な方だと思います。

海外だと、地域によっては時間通りに来なかったりするところも多いと聞きますので、その点では日本は信用できる国だと思います。

東京のあれだけの鉄道が巡らされている中で、1分単位で電車が正確に到着し、乗り継ぎがスムーズにいく時刻ダイヤのシステムは、いつ行っても関心しています。


日本の時刻表は、移動手段が汽船、汽車の時代になった明治時代に導入されました。

参考にしたのは、当時の工業大国イギリス。

1894年(明治27年)の今日、庚寅新誌社から日本初の本格的な時刻表『汽船汽車旅行案内』が発刊されたことで、今日は「時刻表記念日」となっています。


この時刻表は、山口県萩出身の実業家、手塚猛昌がイギリスの時刻表を手本に作ったもので、彼は「時刻表の父」として、後に山陰本線須佐駅の前にその功績をたたえる碑が建てられました。

手塚にそのアドバイスをしたのは、かの福沢諭吉だそうです。

手塚は若くして四書五経(中国の学問)を独学で修め、慶應義塾(現慶應義塾大学)に洋学を研究するために入り、そこで福沢とかかわったものと思われます。


手塚はそのほか、東京市街鉄道(都電)の設立者の一人となったり、帝国劇場の創設にかかわったりと、さまざまな事業に携わりました。

手塚の時刻表は、発着時刻と運賃の他、紀行文を載せるなど、旅行者の利便を考えたものであったそうです。


10月から12月にかけて、また出張や旅行へ行く計画をいくつか立てています。

今、時刻表はスマホのアプリを頼りにしていますが、たまには冊子の時刻表を確認するのもよいのかもしれません。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp