秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

エッフェル塔

2010-03-31 08:40:54 | 歴史と文化
3月31日(旧暦2月16日 五黄 大安 庚辰)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日からは気温も上がり、足踏みしていた春がようやくやってきそうです。

いよいよ明日からは新年度。心機一転して、一生懸命がんばりたいと思います。


おとといのニュースで、建設中の東京スカイツリーが東京タワーを超えて、日本で一番高い建造物となったそうです。前に記事でもご紹介したとおり、最終的には634メートルまで高くなり、東京の新名物となることは間違いないでしょう。

以前、東京タワーよりも高い電波塔は存在していました。

長崎県対馬の電波塔(オメガ塔)は455m(1998年解体)、東京都の硫黄島と南鳥島には411mの塔があったそうです。

現在世界最高の高さは、アラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファが828m、アジアでは中国の広州テレビ観光塔が610mとなっています。



さて、今日はそういった超高層建築物の中でも、最も古く最も有名な、フランスはパリの「エッフェル塔」の落成式が行われた日になっています。

フランス革命から100周年の1889年5月に、第4回万国博覧会がパリで開かれる事となり、その中でも最大の目玉として、世界最大級の建造物の建設が計画されました。

1886年6月、ギュスターヴ・エッフェルほか2名のプランがコンペティションで採用され、翌年建設が始まりました。

2年2ヶ月という驚異的な短期間でしたが、一人の死者を出すことなく、高さ312メートルという世界一の塔を完成させました。1931年にアメリカのエンパイヤ・ステートビルに抜かれるまでの約40年間、世界一の高さを誇ることとなりました。

その後、電波塔として使用されることとなり、現在の高さは324メートルとなっています。1991年には、エッフェル塔を含むセーヌ川周辺は世界遺産となりました。

今やエッフェル塔はパリのランドマークとなりましたが、当時は街の中心に奇抜なモニュメントができたことで、批判的な意見もありました。

「エッフェル塔を見たくなければ、エッフェル塔へ上れ。唯一見なくて住む場所だから」といった皮肉に表れています。




高層建築は技術の結晶であり、その国や都市を代表するものでもあります。

鳥のように自由に飛べない人類は、天にそびえる建築物を求め、それを権力の象徴とした面もあると考えています。世界各地で相次いで建設されている超高層建築物の話を聞くたびに、そういった気持ちになります。

平和を目的とし、その都市の景観に見合った建築物であれば歓迎すべきことであると思います。

お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp

雷声を出す

2010-03-30 10:13:09 | 建築日記
3月30日(旧暦2月15日 四緑 仏滅 己卯)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は晴れたかと思うと、突然吹雪になったりと奇妙な天候でした。

今朝は晴れましたが、現場に向かう途中の道の気温表示板は-1℃を差しており、冷え込みは真冬並みです。路面の凍結も予想されるので、通行には十分に注意したいと思います。


不安定な天候のこの時期は、暦においても記されており、明日から5日間は七十二候の「雷声を出す」となります。

地表で温められた大気は、上昇気流によって高く上がります。そのとき湿度が高いと、大気中の水蒸気が冷やされて水滴(雲)へと変わり、上空でもっと冷やされて氷の結晶へと変わります。

上空でそれらの結晶が激しくぶつかり、摩擦で静電気を起こしたものが「雷雲(積乱雲)」となり、雲の上では+、雲の下で-の性質を持ちます。

+-の差が大きくなると電気がたまっていき、やがて放電をはじめて、地表へと放出されていきます。

その電圧は1億~10億ボルトに及び、電力は平均900ギガワット(100W電球90億個分)が瞬間的に流れることとなります。


雷は昔から、地震と並んで強大な自然現象として、人々に恐れられていました。

ギリシャ神話ではゼウス、インドのバラモン教(古代ヒンズー教)ではインドラ、北欧神話のトールといった、神々の中でも最高神の位置にあったものを「雷神」としていました。

日本では「建御雷命(たけみかづちのみこと)」という神さまや、天神様(菅原道真)が雷神とされ、それらの神が起こす「神鳴り」が「雷」の語源となっています。


現代人にとっては、落雷によって電化製品、特にPCなどの通信機器に被害があることが恐れることかもしれません。

「雷サージ」という現象で、近くの木や建物に落雷した場合に、それが電線やケーブルを伝ってコンセント口へ流れ、繋がっている機器の回路に大量の電気を流すことをいいます。

雷ガード機能がついたコンセントもありますが、対策としては不十分です。雷が近くなったら、コンセントから電気・電話線などのケーブルを抜いたほうが良いです。


▲雷ガード付きのタップ

やはり現代人にとっても雷は恐ろしいものです。「ゴロゴロ」鳴り出したら、十分に注意のサインとして心がけていきたいと思います。

お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

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今年のリフォームに関して

2010-03-29 09:40:34 | 助成金 補助金
3月29日(旧暦2月14日 三碧 先負 戊寅)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

天候が崩れた週末が明け、冷え込みが厳しくも晴れた朝となりました。天候は不安定との事で、山あいでは雪も降るようです。

雪解けのペースは少し遅くなるかもしれません。


弊社では、改修を含めたリフォーム工事を行うことが多いです。

現在の住まいを利用して、屋根の形を変えたり、部屋の使い勝手を変えたりしています。同時に補強や断熱工事を行うことで、住宅の住み心地を上げることも目的としています。

ただし、大掛かりな工事となると、新築工事並みに費用がかかることもありますので、そこはお客様とじっくり打合せをして、より良い選択をさせていただきたいと思っています。


リフォームの目的として、子供が独立して部屋が余った、寝起きなどを1階で行いたい、水周りの使い勝手を良くしたい、段差の解消や廊下幅を広くなど、多岐多様にわたります。

そういったリフォームに関して、今年はさまざまな有利な制度があります。



一つは以前の記事でご紹介した、国で行う「住宅版エコポイント(PDF)」です。

CO2の25%削減のためには、住宅部門でも大規模な省エネ化をう必要があります。

新築住宅を高断熱化し、既存住宅の窓の入替えや壁・天井・床の断熱を行うことで、冷暖房の効率を上げ、住宅の省エネ効果を上げるという目的があります。


二つ目は、秋田県で制定した「住宅リフォーム緊急支援事業(PDF)」です。

省エネ改修目的だけでなく、屋根や耐震改修、畳の入替えや建具の交換、水周りなどさまざまな工事が対象となります。

詳しくはこちら(PDF)

これらの工事額が50万円以上で、県内に本店を有する建設業者等が施工する場合、工事額の10%で上限20万までが補助の対象となります。

ただし注意することは、基本的に工事着工前の申請が必要であること(例外もあります)、予算を使い切った時点で終了するといったところです。

県のホームページにはQ&Aもありますので、こちらもご覧下さい。


リフォームに関して、国、県と補助の内容を述べました。これ以外に三つ目もあります。

横手市は昨年、市独自でリフォーム補助制度があり、50万を上限とした補助金が支払われました。規模を変えて、今年も継続するとのことです。

横手市住宅リフォーム補助金
 要綱(PDF)

受付は4月1日から始まります。今年は県の補助もあり、補助金額の上限は30万円となりました。

しかし、県と市の補助の併用もできますので、その場合は合わせて50万円までが助成されるということになります。

もちろんこれらは、エコポイントとの併用もできます。


横手市の補助金に関しては、少し解説が複雑になります。

工事額が50~200万までは、工事額の5%が補助金の額となり、200万円を超える場合は15%から20万円を引いた額が補助金の額となります。

つまり、以下のようになります。

 工事費    補助率   補助減額   補助金額
 50万円 ×  5% -   0円 = 2万5千円
200万円 ×  5% -   0円 =  10万円
300万円 × 15% - 20万円 =  25万円
400万円 × 15% - 20万円 =  30万円(上限が30万円を超えたので、30万円が補助金額)

あまり金額のバラつきがないように考慮されていると思います。こちらも事前の申請が必要となりますので、計画の際はご注意ください。


修繕や設備機器の取り替えをなどご検討されている方にとって、今年は好条件がそろっています。

ぜひこちらの制度を有効活用して、お得な住まいづくりをして頂きたいと思います。

お問い合わせ先

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年度

2010-03-28 09:35:48 | 建築日記
3月28日(旧暦2月13日 二黒 友引 丁丑)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日は意外と雪が降り、路面状態も良くない1日となりました。今日は晴れているものの、気温は低いままとなっています。

週明け火曜日からは気温がぐっと上がり、県南もようやく春となりそうです。


3月もあと残すところ3日です。年度末ということで、役所関係や3月決算の企業の方々は大忙しだと思います。

決算に関しては弊社を始め12月であったりと、異なるところもありますが、官公庁に関しては一律3月が年度末です。

ここで、年度がなぜ4~3月なのか?という疑問をもった方もいらっしゃると思いましたので、調べてみました。


いつも日々の暦の話でお世話になっている「こよみのページ」に、その内容が載っていました。

まずは法律面。これは「財政法」と「地方自治法」によって、4月に始まり、3月に終わる1年を予算年度と定義しています。

理由として、日本の昔の税収は「農業」によるものであり、秋に収穫された農作物を現金化し、そこから税金を徴収しました。

それらの税収がすべて確定し、それから新しい年の予算を決めるには、3月か4月の時期が一番いい、としました。

また、かつての経済大国のイギリスに倣って、会計年度を合わせたという説もあります。


これら以外の理由として面白いものが、「明治政府にお金がなかった」というものがあります。明治時代前半は、決算時期がころころ変わっていたからです。

政府の会計年度は、はじめ1869年(明治2年)は10~9月、次に1872年(明治5年)には1~12月となり、2年後の1874年(明治7年)には7~6月、現行の4~3月となったのが1884年(明治17年)と、短期間ではげしく移り変わりました。

やがて市町村と県も、政府と一緒の会計年度となりました。

以前の記事でご紹介した、旧暦から現行暦に移行した理由にもそういったことがあったため、あながち間違っていないように思えます。


こよみのページには、日本が参考にしたイギリスの会計年度についての成り立ちも紹介されていて、こちらも興味をそそる内容です。

当たり前のように感じている制度や決まりごとは、元をたどれば意外な発見につながることもあります。

調べる楽しさというものを、これからも続けて行きたいと思います。

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さくらの日

2010-03-27 09:01:33 | こよみ
3月27日(旧暦2月12日 一白 先勝 丙子)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨夜降りだした雪は、4月間際の光景を冬へと戻してしまいました。ただし今は晴れで、この雪を長く見ることはなさそうです。

昨日は気温は低いものの、一日中晴れでした。晴れると運転もなんとなく気分が良く思えます。


昨日の記事で、おとといから時期となっている七十二候の「桜始めて開く」に少し触れましたが、なんと今日は「さくらの日」だそうです。

由来として、七十二候に合わせたことと、「桜」と「咲く」のどちらにも「さ・く」が入っていることで、3(さ)×9(く)=27で語呂が良いということで定められました。

日本さくらの会」という団体が、1992年(平成4年)に制定しました。

この団体は、東京五輪が開催された1964年(昭和39年)に設立されました。

当時は高度経済成長期で都市の開発が急激に進みましたが、負の面として公害の発生や樹木の管理が放置されたことで、桜の衰退が全国的なものであったそうです。

その桜を復興し、植樹・保護育成や愛護を目的として団体が発足しました。

増田町の真人公園が選定された「さくら名所100選」も、この団体が携わっています。

桜名所情報など 日本さくらの会 全国さくら名所



▲一年中見ることのできる「桜」

桜はバラ科の植物で、名の由来を日本神話の「木花咲耶姫(このはなさくやびめ)」の「さくや」から取っているという説があります。この姫と天照大神の孫の瓊々杵命(ににぎのみこと)が結婚し、ひ孫が神武天皇となりました。

そういったルーツを抜きにしても、桜は菊とともに、日本を代表する「国花」であります。

春の陽気を浴びて蕾を膨らませ、爛漫と咲く満開時には宴とともに人の心を高揚させ、吹雪のようにあっという間に花を散らせる姿は美しくもはかなさを感じさせます。それを本居宣長は「もののあはれ」の例とし、新渡戸稲造は「武士道」でその精神を例えました。

日本人は古来から、この桜を和歌に詠いついできました。現代でも、この時期のヒットチャートには「桜ソング」が入り、そのなごりを残していると思います。


アメリカのワシントンDCの桜は、明治後期に当時のタフト大統領夫人の要望で、東京市長の尾崎行雄によって贈られたものだそうです。

アメリカだけでなく、現在までに中国やドイツ、ブラジルなど59カ国に日本の桜が贈られています。

参考 日本さくらの会 事業活動


日本人がするような花見は、世界でも珍しい文化のようです。

花見にかこつけて飲み過ぎたり、公共の場を汚したりしないように、自分を含めて注意してもらいたいと思います。

桜吹雪 cherry blossoms blizzard


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