秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

全国防災デー

2016-12-02 13:59:32 | 消防団と防災
12月2日(旧暦11月4日 干支=戊午 九星=六白 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

12月に入り、いよいよ2016年・平成28年が年の瀬という時期まで来ました。


流行語大賞では、「神ってる」が選ばれ、昨年の「トリプルスリー」に続いて、2年連続でプロ野球関連のものが選ばれました。

正直、どちらも流行っていたとは思えません。

案の定、大賞の選定について、否定的な意見が出ていますが、これも一種の風物詩と感じて、あまり目くじらを立てないようにしましょう。


ただし、今年は広島東洋カープの25年ぶりのセリーグ制覇ということを考えれば、多少のひいきはあっても良いかとは思います。

古巣優勝のため、MLBから広島へ「男気」復帰した黒田博樹投手の引退に花を添え、盟友の新井貴浩選手は最年長でのリーグMVPも獲得し、自ら「冗談かと思った」と語りました。


そして、緒方孝市監督が「神ってる」と評した、22歳の鈴木誠也選手。

2試合連続サヨナラ本塁打を放つなど、その活躍はすさまじいものがありました。

打たれた相手のオリックスファンは、さぞかし悔しかったことでしょう。


しかし、頂点は北海道日本ハムファイターズ。

チームからは高梨裕稔投手が新人王に、大谷翔平投手がパリーグMVPに選ばれました。


大谷に関しては、本当にすごい選手だとしか評せません。

出身の奥州市水沢区は、増田からは焼石岳を超えればすぐ近くです。

岩手の星が、日本の星となって、世界へ輝く日。

それをリアルタイムで見られることが、たまらなく楽しく思います。


あ、今日は防災デーとなっています。

乾燥しやすい時期ですので、火の元には十分に注意しましょう。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp




防災と人ごと

2016-09-01 08:37:48 | 消防団と防災
9月1日(旧暦8月1日 干支=丙戌 九星=八白 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

台風10号が、直前で奇跡的に進路が北寄りになり、横手市を含む県南地方は大雨・暴風ともに発生せず、当日はむしろ静かな夜を過ごしました。

河川は増水し、消防団も出動の声がかかるかもしれないと思いつつ、インターネットの気象情報を逐一チェックしていました。


しかし、今回の台風は、岩手県や北海道で大きな被害を発生させました。

岩手県岩泉町では、グループホームの入居者9人が犠牲になり、町内でそのほかにも死者・行方不明者がいるとのことです。

観測上、初めて東北地方太平洋側に上陸した台風。

高潮とも重なり、各地で浸水被害が発生したことに、大きな恐怖を感じています。


グループホームの件については、おそらく「これから」議論が重ねられると思います。

認知症などで支援が必要な方々が入居されている場に、夜は職員が一人のみ。

避難勧告が出されていなかったという報もありながら、いざ避難をしなければならないときに、職員が一人でどうやって9人を安全に避難させることができるのでしょうか。

熊本地震でも、介護施設からの避難誘導は非常に大変だったという報道も聞きました。


平成25年に発生した、長崎市のグループホームでの火災などによって、小規模な福祉施設にもスプリンクラー設置が義務付けられました。

あるいは今年7月に発生した、神奈川県相模原市の障害者施設での殺傷事件なども、防犯対策が「これから」検討されるでしょう。

いつも対策が取られるのは、大きな被害や事件が発生した後です。

被害にあわれた人々は、「想定外」のできごとに、なすすべもなかったかもしれません。


「建築基準法」という法律があります。

その第一条には、「最低限の基準を定める」とあります。

この法に乗っ取って作られた建物は、最低限の基準を満たすものなので、心配ならそれ以上に強くしてもよいし、設備も過剰にしてもよい、という解釈もできます。


最低限の基準は、大地震や大規模な火災などの度に、ハードルが上がっていきました。

今では震度6強の地震に一度は耐えられ、隣から火災が起こっても、避難できるまでの何分間は建物が全焼しないという建物が作られています。

ただし、大津波や浸水に対しては、建物単体では対処することができないケースもあります。


建築基準法は、戦後に作られたものです。

それ以前の建物は、建築基準法を満たしていなかったり、あるいは建築基準法で耐震補強が定められた昭和56年以前の建物は、地震に弱いという位置づけがなされています。

建築基準法以前の建物には、文化的な価値のある建物や、幾多の災害から免れてきた伝統的な建造物もあります。


ただし建物は、必ず風雨によって経年劣化しますので、使用するうえで補修やメンテナンスは必須です。

建物を解体するのは簡単なことですし、逆に古い建物ほど維持するのは大変なことです。

古い建物を残していくには、活用と維持費用の捻出、それと残したいという人々の思いが不可欠であり、それには責任が伴います。

「もったいない」という言葉には、裏付けとなる責任が生じることが、最近よく考えることの一つになっています。


どんどん法律を上書き・加筆して、絶対安全・万全である、というものや体制を作るという考え方は否定しません。

一方で、それは法が守ってくれるから、私たちは何もしなくてよい、何かあったら誰かの責任だという考え方につながらないか、という恐れもあります。

また、情報ツールが飛躍的に進化した割には、コミュニケーションが不足していたり、情報の共有ができていなかったりする場合も多くあります。


今日9月1日は、防災の日です。

この日を考えるときに、人を救うのは人、あるいは自分が人に救われるということも考えたいと思います。

所詮人ごと、かもしれませんし、自分の身は自分で守らなければならないのも事実です。


ただ一つ言えることは、「自分がどこにいるのか」を知ることが、とても大切なことだということです。

何か起こった時に逃げる場所、誰に連絡すればいいのか、どこから情報が得られるのか、普段から関心を持って、自分の地域の周辺を知っていれば、助かる可能性は広がると思います。

自分が助かって余力があれば、助けを必要とする人を思い出して、そこに行って助けられるかもしれません。


もっと言えば、普段から集まれる場所があれば、コミュニケーションをとれて、情報が共有できるところがあれば、そうしたところが各地にあれば、力を結集することもできるのかもしれません。

それは防災だけでなく、助け合いであったり、ビジネスであったり、趣味や生きがいの創出など、様々なメリットがあると思います。


昨日の夜、支援が必要な人々の観点から、助け合いを考える会議に出席してきました。

「集まれる場所」という議論は、結局もう少し時間をかけて話し合うこととなりました。

次回の会議のときにも、もっと様々な話し合いができるように、考えていきたいと思います。




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台風への備え

2016-08-30 07:45:01 | 消防団と防災
8月30日(旧暦7月28日 干支=甲申 九星=一白 六曜=仏滅)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

台風10号が東北太平洋側に上陸することが、ほぼ確定となりました。

昨晩より風が常に舞っており、これから徐々に非常に激しい雨風にまみえるとのことです。


今、作業場周りや現場の飛散物が出ないように段取りをしています。

今夜は夜通し警戒する必要もあるかもしれません。

万全の備えとはいかないにしても、被害が最小限ですむことを願いたいと思います。


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困ったときは

2016-08-20 08:32:30 | 消防団と防災
8月20日(旧暦7月18日 干支=甲戌 九星=二黒 六曜=赤口)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日もまた、朝から日差しが強くなっています。

ただ、これは秋田県だけのようで、東北の他地域は軒並み雨予報となっています。

台風9号も発生し、東日本に接近するとのことで、急な大雨や強風には警戒しなければならないかもしれません。


先日の台風7号が通過したとき、携帯にエリアメールが久しぶりに受信されました。

湯沢市で、土砂災害が発生する恐れがあるとのことでした。

幸い、被害がないようでしたが、警戒情報が来るとさすがに面くらいました。


これから台風も多く発生するでしょうし、豪雪地帯のここでは冬の雪害の備えも必要です。

また、火災もいつ発生するかわかりませんし、秋にはキノコ採りなどで山に入る方も増えるでしょう。

いつでも消防団として出動できるよう、心がけたいと思います。


という気持ちになっていたら、今日の秋田魁新報の朝刊に、消防団の記事がありました。

今年4月1日時点の全国の消防団員数が、約85万6千人と、過去最少を更新したとのことです。




ただ、前年比で3578人減とはなったものの、女性団員と学生団員は増加し、全体の減少幅は徐々に改善しているとのことです。

女性団員数は2万3894人で5.0%の増、大学・専門学校の団員は3222人で6.8%増となっています。

これについては、任務を予防啓発や広報活動に限定した「機能別団員」の導入が、功を奏したと記されています。


秋田県においては、団員数は1万7177人で、前年より143人減っているそうです。

女性団員は355人、学生団員は33人と、これらは増えています。


消防団に入ってから、おそらく9年目になるかと思いますが、私の所属している部も、入団時よりも人員が減っていて、新規入部も3年に一人いるかいないかとなっています。

大会は別によいのですが、実際の現場出動などではやはり人手不足は否めません。

活動地区も、世帯数の多いエリアに加えて、重要伝統的建造物群保存地区と景観重点地区の一部を含んでいるため、責任感も感じています。


私が消防団に入団した時は、誘いに二つ返事でOKしたため、活動内容などは全く知りませんでした。

最初はサイレンが鳴ったりしても、行ってよいものかわからず、戸惑っていた時もありました。

大会へ出たり、同じ部の団員同士でコミュニケーションをとることで、その戸惑いはなくなりましたが、逆に言えばそれが新規入団を考える際、不安に思う点なのかもしれません。


消防団といえば、大会や出初め式などの行事に参加することが大事と思われがちですが、あくまでメインは消火や救助活動、防災活動です。

団員には地元に住んでいるという強みもありますが、あくまで本業の仕事を抱えたうえでの活動という弱みもあります。


火災や災害は、すべて本職の消防署員に任せればいい、と思う方もいるかもしれません。

でも、隣や近隣で火災が発生したり、行方不明者が出た場合などに、果たして同じ気持ちでよいものでしょうか。


困ったときはお互いさま。

助けられる場合もあるし、助ける場合もある。

自分の体が健康である限りは、少しでもそうした手助けができればと思います。

横手市ホームページ 消防団員を募集しています

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土砂災害について

2016-06-30 07:18:21 | 消防団と防災
6月30日(旧暦5月26日 干支=癸未 九星=八白 六曜=赤口)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

6月最後の日は、薄曇りの朝となりました。

梅雨空か晴天の繰り返しが続き、なかなか洗濯物を干すタイミングも難しいかと思います。


秋田県はそのような状況ですが、九州の豪雨被害は土砂災害を引き起こし、各地で被害が発生しています。

近年では、平成26年8月の広島での土砂災害に見られるように、短期間での集中豪雨で大規模な土砂災害となるケースが発生しています。

気象庁でも、特別警報や土砂災害警戒情報を発表し、自治体も避難勧告を発令することで、災害から少しでも人命を守る体制を作っていますが、前例や予想もつかない雨量だったり、あるいは情報の遅れや伝達方法など、課題はたくさんあるものと思います。


土砂災害は、土石流やがけ崩れ、地滑りなど、山に面した急斜面や低い土地などで発生しやすく、または地震などで地盤が緩んでいる地域もそのリスクがあります。

山が多く、地震や台風の多く発生する日本列島は、地理的・気候的な要因で、他国と比べても被害が発生しやすいといえます。

古来より、水害や土砂災害の発生は繰り返し起こっており、地名や住所にその名残が見られたり、あるいは伝承によって警鐘を訴えているところもあります。

そのリスクのある個所は、全国で53万か所に上るともいわれています。

政府広報オンライン 土砂災害の危険個所は全国で53万か所!


上記のリンクでも紹介していますが、災害から身を守るためには、

1、自分の住んでいるところが土砂災害危険個所か確認すること

2、雨が降り出したら、土砂災害警戒情報に注意すること

3、2が発令されたら、すみやかに避難すること

が挙げられています。

国土交通省 各都道府県が公開している土砂災害危険個所と土砂災害警戒区域


梅雨入りする6月は、土砂災害防止月間となっているそうです。

6月は今日で終わりですが、明日からも意識をしていきましょう。


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