秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

許されるということ

2010-06-07 08:35:57 | 自然と科学
6月7日(旧暦4月25日 一白 仏滅 戊子)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

週明けとなる月曜日の増田町は、気持ちのよい青空に包まれています。

北東北の初夏の朝は、暑くも無く本当に過ごしやすいです。

そういった天候に恵まれる期間はごくわずかですので、より一層ありがたみが増すような気がします。


昨日の午前中は、秋田市に運転免許の更新に行ってまいりました。

今回から私の免許証もICチップ対応となり、本籍の記載が無くなりました。

日曜日の運転免許センターは混雑していましたが、機械化や案内の細やかさで、回数を重ねるたびにスムーズとなっているように思えます。


講習では、ここ5年間での法改正について学びました。

新たに中型免許が設定されたり、後部座席のシートベルトの義務化など、知らなければ思わぬ落とし穴がある内容でした。


中でも最も重要なことは、飲酒運転及び酒気帯び運転の厳罰化です。

深酒をした翌朝の出勤中などに検挙されるケースもあり、せっかく苦労して取得した免許が一発で取り消しされるだけでなく、多額の罰金や長期の免許欠格期間など、その責任は計り知れないものとなります。

アルコールは肝臓で分解され、その分解能力に個人差はありますが、お酒に強い人でも弱い人でも、その量はさほど変わらないそうです。

むしろ、飲める人は量を飲んでしまうため、アルコールが翌朝残る可能性は高いといえます。自分ではお酒が抜けたと思っていても、検査でしっかり検出される場合もあります。


目安としては、体重60~70キロに対して、1時間に7~9グラムのアルコールが分解される形となるそうです。

ビール大瓶1本と日本酒1合、焼酎0.6合、ウイスキーダブル1杯には、「22グラム」のアルコールが含まれています。

たとえばビール大瓶3本飲んでしまうと、血中からアルコールがなくなるまでは最低でも8時間、多ければ10時間以上はかかるという計算となります。


秋田県は公共交通機関の便がよくないこともあり、生活や仕事に車の運転はかかせません。

そして、秋田県民は酒好きな方の多い土地柄です。「つい習慣で」やってしまったことは、今では「立派な犯罪」へと変わっています。


鉄則としては、次の日が仕事ならば遅くまで飲まない、かつ、たくさん飲まないこと。

たくさん飲んだ次の日は、車を運転しないこと。

お酒をがぶ飲みせず、水を片手に味わってゆっくり飲むこと。

食べながら飲むこと。

寝酒をしないこと。


酒は「百薬の長」といわれますが、それは適量を守ることが大原則です。

度を越えた飲酒は、体や精神だけでなく、職や家庭にもダメージを与えることにもなりかねません。

少し前までは、若気の至りや「ちょっとぐらいは…」で済まされたことが、そうではなくなり、重大なペナルティが課せられるようになっています。

私もお酒は好きですが、周りの環境が厳しくなってきたならば、それにあわせて自分も変えなければなりません。


「免許」を紐解けば、武道や芸道などで、師から弟子に教えを伝授した「許し状」からきています。

それが転じて、本来制限や禁止されていることに対して、行政が個人などに許可を与えたものが各種の「免許」となっています。

本来、車の運転はその技能と遵法精神を備えたものに与えられています。

運転が出来る権利と、法を守るべき義務があることは忘れてはいけないことです。

これからもおいしいお酒を飲むために、節度ある行動と強い意志で、社会のルールを守っていきたいと思います。


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