秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

テディベア

2016-10-27 08:02:15 | こよみ
10月27日(旧暦9月27日 干支=壬午 九星=六白 六曜=大安)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

このまま冬に向かうのかと思えば、少し暖かさが戻ったりと、季節はゆっくり歩みを進めている感じがする今日この頃です。

私の住む横手市増田は、山形・岩手・宮城の県境からいずれも1時間程度で行ける地にあり、今の時期は紅葉の見どころに気軽に行ける、そんな贅沢を味わうことができます。

晴れ間があるときなど、少しでも紅葉狩りに向かうことも、日ごろの気分転換にはよいのかもしれません。


今年は、春先よりクマの出現が例年より多く、クマに襲われる人も大幅に増えています。

これに関しては、人間とクマの行動エリアが重なったり、餌となるドングリの収穫量、里山の管理など、さまざまな要因があるとされています。

駆除されるクマはかわいそうに思えるかもしれませんが、実際にクマに遭遇するとなると、やはり恐ろしいものがあります。


近年では、狩猟者の高齢化も進んでいるそうで、秋田県としても狩猟免許の取得を促進する動きがあるというニュースも聞きました。

マタギ文化のある秋田においても、今や狩猟はさほど身近なものでもなくなっています。

しかし古来より、人間は数々の野獣と共生し、一部は家畜化させたり、また一部は神の使いとして神聖視される文化もありました。


本来は恐ろしい野獣であるクマのぬいぐるみが愛されるのも、それに関連するかといえば、そうでないのかもしれません。

しかし、熊本県のくまモンや、リラックマなどといったキャラクターは根強い人気があり、ディズニーのくまのプーさんはその代表格といえるでしょう。

テディベアも、洋の東西を問わず、100年ほど前の誕生からずっと愛されています。

今日は、そのテディベアの記念日となっています。


テディベアの名前の由来は、アメリカ第26代大統領、セオドア・ルーズベルトの愛称「テディ」にちなみます。

T・ルーズベルトは、眼鏡をかけたいかついオッサンという風貌でありますが、幼少期は喘息もちで病弱だったのを、ボクシングなどで体を鍛えたりと、その克服に努力をしてきた人物であります。

日露戦争の講和会議の仲介役を務めたり、自身も柔道茶帯を取得するなど、日本とは深いつながりもあります。


彼は大統領を1901年から1909年まで務めますが、1902年の秋、彼は趣味のハンティングに出かけます。

しかし、猟果は得られず、野山をむなしく歩き回っていました。

しばらくして、おつきのハンターが、一匹のクマを追い詰め、大統領にとどめの一撃を促しました。


大統領が見たところ、クマはすでに瀕死の状態でした。

大統領は、「瀕死のクマを打つことは、スポーツマンシップにもとる」といい、ライフルの照準をおろして、銃弾を放ちませんでした。

これを同行していた新聞記者が美談として、ワシントンポストに挿絵付きで掲載しました。


この記事に、ニューヨークのお菓子屋さんが感動し、一体のクマのぬいぐるみを作成して、店頭に飾りました。

やがてクマのぬいぐるみをつくる会社を立て、テディベアとして販売することになりました。


これと前後して、ドイツでもクマのぬいぐるみが作られ、それがアメリカに大量に流通しました。

ドイツのものは、大統領とは関係がありませんでしたが、アメリカで売られるうちにテディベアと結びついて、どちらもテディベアとして認知されるようになりました。


鍛え上げられたこわもて大統領と、ずんぐりとした愛くるしいテディベア。

このギャップが、人々を引き付けているのかもしれません。

ちなみに私もその一人で、テディベアを自作したりしています。





補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
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戦後の空に、日の丸が飛んだ日

2016-10-25 08:39:14 | 歴史と文化
10月25日(旧暦9月25日 干支=庚辰 九星=八白 六曜=先負)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

寒さは続き、そろそろ毛布一枚で眠るのはつらくなってきました。

今日からは二枚にしたいと思います。


出張や旅行で東京や大阪などを訪れるときは、最近は飛行機の利用が多いです。

以前は新幹線も利用していましたが、事前に出張予定がわかっていれば、宿付き航空券のプランが時間・コスト的にも割安感があります。

もちろん、秋田空港の駐車料金や、往復の高速利用を控えたりする前提ですが。

コスト優先でいけば、高速バスもよいのですが、ご存知の通り基本デリケートなタイプですので、枕が変わると寝付けず、腰の爆弾も機嫌が悪くなります。

今週末も東京に出張しますが、今回は新幹線を利用する予定です。


さて、今日は「民間航空記念日」となっています。

日本は1945年の敗戦後、GHQによって軍事技術につながる技術開発を禁止され、航空技術もその一つに含まれました。

日本籍の官製・民間の航空機の所有と運航は認められず、戦中に数々の名戦闘機を生み出した日本の航空技術は、一度頓挫する形となりました。

しかし、戦後まもなくアメリカとソ連の間で東西冷戦がはじまると、日本もアメリカ陣営に入れられ、またある一定の軍事技術も許されるようになりました。


1950年に日本の航空会社による運航禁止は解除され、翌1951年8月、半官半民の体制ではありながらも、民間航空会社「日本航空」が設立されました。

ただし、まだ日本製の航空機の所有と操縦は禁じられたため、日本航空はアメリカのノースウエスト航空と提携して、航空機とパイロットをノ社より借りて運航することとなりました。

1951年10月25日、東京-大阪-福岡間で、マーチン202型機「もく星号」が運航されました。

これが戦後初の定期旅客運航となり、今日はその記念日ということです。

ちなみに、同型機は計5機ありますが、もく星の他に「きん星」「すい星」「ど星」「か星」があり、その他ダグラスDC-4型機には「てんのう星」という名が付いていたそうです。


もく星号は1952年4月9日、伊豆大島で墜落し、乗客乗員37名が犠牲になる大事故となりました。

その墜落原因に関しては、当時のこうした運航状況のため、アメリカ側からも情報提供がなされず、いまだに不明だそうです。

1953年からは国際線の運航が始まるなど、日本の戦後復興とサンフランシスコ講和条約の発効以来の国際復帰により、日本の航空産業は徐々に復活していくこととなります。

近年、日本開発の小型ジェット機「MRJ」(三菱)をはじめ、本田技研もプライベートジェットに参入するなど、次世代の航空需要に向けて、日本の技術開発が進んでいます。


戦争の技術として用いられたものは、現在では便利なものや身近なものとなっているものが多くあります。

インターネット、GPS、携帯電話、ドローンなどから、缶詰もそれに当たるでしょう。

原子力をはじめとする核技術は、核兵器から原子力発電所までを含み、用途によっては脅威ともなり、また災害による事故などの恐れもあります。


ダイナマイトのように、誕生した技術が戦争に利用されることもあります。

ダイナマイトの開発者が作った賞は、最高の名誉のある賞の一つともなり、近年では日本人の受賞者の有無が、秋の風物詩のような話題となっています。

今年の文学賞は、アメリカのフォークシンガーに与えられるそうですが、何かその雲行きも怪しい雰囲気となっています。


授賞式に出席するのか、あるいは徹底的に無視するのか。

らしいといえばらしい、という意見もあり、ノーベル賞自体のあり方も問われているような感じもします。

答えは、風の中にあるのかもしれませんね。

Blowin'The Wind ボブ・ディラン 風に吹かれて



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トリコロール

2016-10-24 08:06:11 | こよみ
10月24日(旧暦9月24日 干支=己卯 九星=九紫 六曜=友引)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋も深まり、紅葉のシーズンも本格化しました。

いち早く紅葉となった、東成瀬村と一関市にまたがる栗駒山荘のあたりは、すでに落葉となったと聞きました。

北海道では雪のシーズンも到来したことをきくと、タイヤ交換や冬囲いの作業も段取りしていかなければならない気持ちになります。


二十四節気では、霜降の時候となりました。

しもふりではありません、そうこうと読みます。

この節が終わると、立冬となり、暦では冬となります。


さて、久しぶりに記念日の話題をすると、今日は「トリコロール記念日」となっています。

フランス革命時の1794年、フランス国民公会が、フランス国旗の青白赤を定めた日が、今日に当たるそうです。

パリ市民から起こった革命の波はフランス全土に広がり、市民軍は国民軍となりました。


パリ市民軍の帽章は、赤と青でした。

司令官ラファイエットは、「市民と王家が協力して新しい国を作るべき」として、これにフランス王家の白を帽章に加えました。

結果として王家は数年後についえますが、三色はそのまま残り、現在に至っています。


フランス革命の話題は、以前に確か全6回ほどにわたって書きました。

時間の余裕のある時に読んでいただければと思います。

フランス革命と英雄①

三色という色の組み合わせは、他の国旗でも多く用いられます。

縦に緑白赤といえば、イタリア。

青黄赤といえば、ルーマニア(及びチャド)。

緑白橙といえば、アイルランド。

横になった向きになると、それこそ多種多様な組み合わせの国旗があります。

世界の国旗一覧



トリコロールカラーといえば、思い出すのがガンダムです。

戦場での兵器がそんな色でいいのかという指摘があるようですが、子供に受ける派手な色にしたという、大人の事情があったそうです。

確かに、プラモを作るのも楽しかった思い出もあります。

話が脱線してきましたので、これにて閉じたいと思います。

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評価されること

2016-10-19 08:06:38 | 建築日記
10月19日(旧暦9月19日 干支=甲戌 九星=五黄 六曜=先負)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

秋晴れの空が続いており、日中の気温も時季外れの暑さとなり、長袖を着ていると汗ばむくらいです。

ただしこの時間帯など、目の覚めるような冷たさも感じ、体調も崩しやすくなっています。

風邪を引いている人もいたり、そろそろインフルエンザの予防接種の予約も出てきています。


10月も後半となりました。

世間では、新潟知事選での与党候補の敗北や、東京・豊洲市場の盛土問題、東京五輪のボート会場問題などが騒がれています。

新潟知事選では、原発再稼働反対派が票を集めた形となり、選挙後に東京電力株が大幅に下落するなど、早くも影響が出ています。

この少し前、福島第一原子力発電所からの放射性物質の除染費用と、賠償の金額が当初試算より8兆円を超え、15兆円ほどになるというニュースがありました。

超過分の8兆円は、国費で充当してもらいたいという話まで出てきました。


豊洲市場の盛土問題。

地下に盛土が行われるはずだったものが、実際には行われておらず、その決定プロセスと責任問題、費用見積もりなど、掘れば掘るほど不祥事だらけとなっています。


東京五輪についても然り。

東京五輪は復興五輪というプレゼンをしながらも、ボート会場は韓国で行おうという議論まで出てきています。

新国立競技場のプラン変更や、ロゴの問題などと、この五輪ははじめから問題だらけです。


これらを並べて評することはできないかもしれませんが、どれもはっきり言ってデタラメなことだらけです。

東京ばかりが繁栄し、地方はどんどん疲弊する体制。

繁栄するところに生まれる、利権と無責任さ。


貧困にあえぎながらも、声を上げることすらできない若者。

あるいは、成功しなければいけないプレッシャー、周りからの目を気にしなければならない、世間の雰囲気。

先日は、大手広告代理店の電通での過労死のニュースもありました。

個人的には、この話が最もショックが大きかったです。


大人は子供に、勉強をする良い子であることを求めがちかと思います。

もちろん、子供の将来のことを考え、よい教育を受けさせ、あるいはいろいろな習い事をしたり、スポーツをさせたりすることで、可能性を広げるのは、親として素直な気持ちかと思います。

そうした中で、子供たちは進路を決めて、生活する糧を得るために仕事を選びます。

その期間は、中学校あたりから高校・大学のあたりまで、6年から10年ほどの期間で決定されるかと思います。


勉強ができ、テストの成績が良い子は、大学へ進み、上場企業や公務員を目指すでしょう。

スポーツのできる子は、スポーツへ特化した強豪校へ進み、プロやノンプロを目指すでしょう。

または、小さい頃よりあこがれた仕事や、家業を継ぐために、専門的な教育や資格取得、職場で実践的な学びをするでしょう。

消防士や警察官、自衛官や医師、福祉といった分野で、人のために働きたいという道もあります。

あるいは、大金を稼ぐために、誰も踏み入れたことのない分野を開拓したりと、チャレンジ精神に燃える人もいるでしょう。


さて、もう一度、勉強ができる子について。

勉強してテストの成績が良ければ、難関な資格を得るために有利になったり、官僚への道ができたり、大企業への就職に有利になったりもします。

しかし、勉強している間に、将来のそうした道について考えている子供は、果たしてどれくらいいるのでしょうか。

勉強できる良い子は、それだけ周りの言うことをよく聞き、期待に応えようとしている子だと思います。

親の言うこと、教師の言うことをきき、人生設計もそれに外れない道を選ぶ。

もちろん、そうした道を否定するわけではありません。


ただし、社会へ出れば、テストの成績は必要なく、まわりの評価も環境によって変わります。

そうした状況に戸惑うケースはないでしょうか。

自己評価を年収に置き換え、年収によって自分のランクがどのあたりかを知りたがり、それによって勝ち組・負け組を決めたり。

私も経験上、そうした気持ちはわからなくもありません。


少し難しい話題に踏み込んでしまい、話の切り際がわからなくなりました。

また考えを深めて、もう一度この話題に触れてみたいと思います。


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クリとさつまいも

2016-10-13 10:51:02 | こよみ
10月13日(旧暦9月13日 干支=戊辰 九星=二黒 六曜=先負)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

寒さが続いています。

朝晩、道路の気温表示板を見ると、すでに一桁になっていました。

稲刈りの終わった田んぼは、夜の雨などで濡れぼそり、秋の終わりも感じさせます。


鳥海山での冠雪など、秋が終われば、すぐに長い冬が始まります。

今では邪魔者扱いされる雪も、古来よりここの地の豊かな自然をはぐくんできたものです。

ただ、やっぱり邪魔です。


冬の話はこれから飽きるほどできますので、もう少し秋の話をしましょう。

今日の暦を見ると、今日は旧暦9月13日です。

そう、皆様ご存知の「十三夜(じゅうさんや)の月」に当たります。


十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)のおよそ1か月後の名月であり、「後の月」とも呼ばれます。

十五夜と十三夜、どちらも見るのが、月見の通というもので、片方しか見ないと「片見月」と言って縁起が悪いとされています。

月見の風習は、古代中国から伝わったものですが、中秋の名月とは違って、十三夜は日本独自の風習だそうです。


お供え物については、中国では月餅ですが、日本では月見団子となっています。

十五夜では15個の団子、十三夜では13個の団子を供えます。

さらに、十三夜の時は、枝豆や栗も供えられます。

なので、十三夜の別名は、「豆名月」や「栗名月」とも言います。


秋においしいものといえば、さつまいももいいですね。

江戸時代には、さつまいもは「十三里」という名前がついていました。

これは、「九里四里うまい十三里(くりよりうまいさつまいも)」という売り文句で売られたことにちなみます。

半ば強引な言葉遊びですが、13日の名月もひっくるめて売り出そうという、商魂の逞しさを感じます。


どちらも秋の風物詩、秋の味覚です。

天高く馬肥える秋、と言いますが、スポーツの秋とともに、健康で活動的な時期でありたいと思います。

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