秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

時の記念日

2010-06-10 07:25:32 | こよみ
6月10日(旧暦4月28日 四緑 先勝 辛卯 不成就日)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

先週から屋根の補修工事のご依頼が続いているため、夏日の中職人さん方にはがんばっていただいています。

最低気温も上がっているようで、朝晩の冷え込みを感じない時期となっています。

今朝は比較的過ごしやすい気温となっています。


今日は「時の記念日」となっています。

1920年(大正9年)、東京天文台と生活改善同盟会という団体が制定しました。

時間をきちんと守り、欧米なみに生活改善と合理化をはかることを目指したものとなっています。


記念日というと、企業や団体による語呂合わせやこじつけが多く、歴史も浅いものが多いですが、この日は戦前から続くものとなっています。

さらに、この日にゆかりがあるものの根拠は、はるか昔の日本書紀に見ることが出来るそうです。


飛鳥時代の西暦671年6月10日(旧暦4月25日)、天智天皇が「漏刻」という水時計を作り、時報を始めたとされています。

天智天皇については、皇太子時代の中大兄皇子という呼び方のほうが馴染みがあるかと思います。

藤原氏の祖となる中臣鎌足とともに、蘇我氏を滅ぼした「乙巳の変」を起こし、大化の改新と呼ばれる諸改革を行い、後に第38代天皇となった人物です。


天智天皇は、現在の滋賀県の大津に都を遷したことから、昭和15年にこの地に天皇を祭る近江神社が創設されました。

境内には時計博物館もあり、6月10日には「漏刻祭」という祭りもおこなわれるそうです。

参考 星のまち交野(かたの) 天智天皇の漏刻(水時計)


漏刻は、階段状に置かれた複数の壷の一番上に、水が一定の速度で注がれ、やがて水がたまると低い壷へと流れ、その水位を確認して鐘を鳴らすという仕組みになっています。


ものはついでですので、もっと時間をさかのぼってみたいと思います。


紀元前3500年頃の古代エジプトでは、石碑の影の位置で午前・午後を、影の長さで季節を知っていたそうです。

エジプトは緑豊かな地域だったようで、毎年ある時期になるとナイル川が氾濫していました。その周期は365日間、つまり1年の基準となりました。

季節がわかることで1年間のサイクルを知り、暦を生み、時間を細かく区切ることとなります。


曇りの日や夜にも正確な時間がわかるように、メソポタミア(現在のイラク)地方の古代バビロニアによって、水を利用した時計も作られるようになりました。

古代ギリシャ、古代中国でも水時計が使われ、やがて文明の最終到達地の日本に伝わっていったようです。


人間が狩猟中心から土地に定着して、農耕を始めるようになると、時間や季節がより重要視され、時計やカレンダーといったものが発達していきました。

今や時計のない生活は考えられないくらいに、感覚として身に付いたものとなっています。

時の流れ方は古代でも現代でも、これからの未来も一定でしょう。

大切なことは、その使い方と考え方だと思います。

時間を無駄にせず、前向きな使い方をしたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
お問い合わせ先

有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

電話 0182-45-2325 FAX  0182-45-2304
携帯 080-1837-5342

mail kchiba@poem.ocn.ne.jp