3月3日(旧暦1月18日 四緑 赤口 壬亥)
おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
屋根や道路にうっすらと雪が積もっています。量は少ないとはいえ、やはり寒さが身にしみます。
今日は「ひな祭り」「桃の節句」です。
これも中国が起源とされ、もともとは五節句(1月7日の記事もご覧下さい)の「上巳(じょうし)の節句」といい、3月上旬の干支が「巳」の日に当たる日に行っていました。
それを中国の三国時代に、魏の国で3月3日の日に固定され、現在へと到っています。
古代中国ではこの日に、川でみそぎを行い身を清めるのが習わしとされ、それが奈良・平安時代の日本の貴族に取り入れられました。
しかしこれはあまり定着せず、変わりに形代(かたしろ)という人形で体を清め、それを川に流す「流し雛」がやがて「ひな祭り」へと移っていきました。
現在でも流し雛を行う地域もあります。
さて、昨日は十文字のお客様の依頼で、窓のひさしの補修を大工さんとともに行ってまいりました。
硬い雪がひさしに落ち、外壁とひさしが離れてしまい、一部下地が露出したとの事でした。

▲外壁が一部変形し、持ち出し部分の先が下がっています
弊社施工物件ではなかったため、まずは下地の状況を確認するため、ある程度外壁を起こしました。
向かって右部分において、柱から直角に持ち出した木材が衝撃により結合部分で折れていること、建物躯体部分とひさしをつなげていた釘が浮き出し、下地が離れていました。

▲持ち出し部分

▲躯体壁とひさしの釘
対処方法は、
①当該部分のすべての外壁とひさしを取りはずし、持ち出し部分の作り変えと金物による補強を行うこと
②当該部分の外壁のうち、ひさし上部のみを外して下地を補強し、持ち出し部分の下から鉄製の「方づえ」を取り付けること
の2つが考えられました。
①については、補修が目立たない反面、手間が掛かるため費用が掛かる点、②は費用は安価ですが、方づえが露出することで見た目に影響があるということがあります。
お客様と相談の上、今回は②の案でいきました。
上部の外壁を外し、上から躯体壁の下地を補強したのち、下からジャッキで正規の高さまであげていきます。
ひさしの下から、ビスにより細かいピッチでひさしと躯体壁をつなげていきます。
この時点でだいぶもとに戻りましたが、持ち出しが折れているため、やはり方づえによる補強が必要でした。

▲鉄製の方づえ

下から方づえによって直角に固定され、ひさしが安定しました。
そのあと、防水テープで雨が入り込まないようにし、外壁をもとに戻していきました。
外壁とひさしの取り合い部分や、外した換気フードに防水コーキングをまわしました。
下からも補強を行ったことで、だいぶ丈夫になりました。
片づけを含めて午後3時頃までに終了しました。
こういった補修で注意しなければならないのは、やはり防水の確認だと思います。修理した部分から水が入る事はあってはいけません。
今後も改修工事などでは、現場確認をしっかり行っていきたいと思います。
お問い合わせ先
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
携帯 080-1837-5342
mail kchiba@poem.ocn.ne.jp
おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
屋根や道路にうっすらと雪が積もっています。量は少ないとはいえ、やはり寒さが身にしみます。
今日は「ひな祭り」「桃の節句」です。
これも中国が起源とされ、もともとは五節句(1月7日の記事もご覧下さい)の「上巳(じょうし)の節句」といい、3月上旬の干支が「巳」の日に当たる日に行っていました。
それを中国の三国時代に、魏の国で3月3日の日に固定され、現在へと到っています。
古代中国ではこの日に、川でみそぎを行い身を清めるのが習わしとされ、それが奈良・平安時代の日本の貴族に取り入れられました。
しかしこれはあまり定着せず、変わりに形代(かたしろ)という人形で体を清め、それを川に流す「流し雛」がやがて「ひな祭り」へと移っていきました。
現在でも流し雛を行う地域もあります。
さて、昨日は十文字のお客様の依頼で、窓のひさしの補修を大工さんとともに行ってまいりました。
硬い雪がひさしに落ち、外壁とひさしが離れてしまい、一部下地が露出したとの事でした。

▲外壁が一部変形し、持ち出し部分の先が下がっています
弊社施工物件ではなかったため、まずは下地の状況を確認するため、ある程度外壁を起こしました。
向かって右部分において、柱から直角に持ち出した木材が衝撃により結合部分で折れていること、建物躯体部分とひさしをつなげていた釘が浮き出し、下地が離れていました。

▲持ち出し部分

▲躯体壁とひさしの釘
対処方法は、
①当該部分のすべての外壁とひさしを取りはずし、持ち出し部分の作り変えと金物による補強を行うこと
②当該部分の外壁のうち、ひさし上部のみを外して下地を補強し、持ち出し部分の下から鉄製の「方づえ」を取り付けること
の2つが考えられました。
①については、補修が目立たない反面、手間が掛かるため費用が掛かる点、②は費用は安価ですが、方づえが露出することで見た目に影響があるということがあります。
お客様と相談の上、今回は②の案でいきました。
上部の外壁を外し、上から躯体壁の下地を補強したのち、下からジャッキで正規の高さまであげていきます。
ひさしの下から、ビスにより細かいピッチでひさしと躯体壁をつなげていきます。
この時点でだいぶもとに戻りましたが、持ち出しが折れているため、やはり方づえによる補強が必要でした。

▲鉄製の方づえ

下から方づえによって直角に固定され、ひさしが安定しました。
そのあと、防水テープで雨が入り込まないようにし、外壁をもとに戻していきました。
外壁とひさしの取り合い部分や、外した換気フードに防水コーキングをまわしました。
下からも補強を行ったことで、だいぶ丈夫になりました。
片づけを含めて午後3時頃までに終了しました。
こういった補修で注意しなければならないのは、やはり防水の確認だと思います。修理した部分から水が入る事はあってはいけません。
今後も改修工事などでは、現場確認をしっかり行っていきたいと思います。
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
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