秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

身近な生物

2010-06-04 09:03:42 | 自然と科学
6月4日(旧暦4月22日 七赤 先勝 乙酉)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝は曇りの朝です。気温がだいぶ下がるそうで、今日もまた厚手の長袖の作業着を着ています。

風邪を引いたという話も聞きます。

衣替えが過ぎたと言っても、すぐに着込んだり脱いだり出来るようにして、体調管理には注意したいものです。


6月4日という日は、語呂合わせに「む」「し」が使われることもあり、虫歯の日であったり、蒸し料理に関係する日とされているようです。

虫歯に関連して、「歯の衛生週間」というものも始まっています。

今日は、虫歯よりもむしろ、本当の虫についてご紹介したいと思います。


「虫」は世界中でたくさんの種類があり、人間にとっても身近な存在です。

ただしその姿から、どうしても苦手な方も多いと思います。

秋田の県南という田園地帯に住んでいると、都市部に住んでいる方よりも多くの虫たちと触れ合います。

というよりも、人間の生活範囲と虫たちの行動範囲が重なるという言い方のほうが正しいのかもしれません。


「虫」と一区切りにしていますが、大概の場合は「昆虫」を指していると思います。

だいたいの定義として、「6本の足」と、「頭・胸・腹の3つからなる」ことが昆虫の特長であり、クモやムカデなどは昆虫に含まれません。

昆虫は、全世界で100万種類ほどがいるとされ、なかでもカブトムシなどの甲虫は35万種類にのぼるとされています。

次いでチョウやハエ、ハチ(アリ含む)やカメムシ(セミ含む)、バッタ、トンボの順で多くの種類の昆虫がいます。

両生類や恐竜などよりも古い歴史を持ち、その多様性と個体数を見れば、最も長い繁栄を続けている生物ともいえます。


人間とのかかわりは古く、以前の記事での養蚕や、ミツバチによる果樹の受粉と蜂蜜の生産といったものや、コオロギの鳴き声を鑑賞したり、または食料や漢方薬としても用いられてきました。

一方でイナゴの大発生による飢餓が王朝を崩壊させる原因となったり、蚊によるマラリアなどの病気、スズメバチによるショック、シロアリによる建物被害など、有益有害両面で虫たちが大きく関わることもあります。



私が小学生あたりの時期は、昆虫とは非常に興味をそそられる存在でした。

フランスの生物学者アンリ・ファーブルの伝記や、著書の「昆虫記」を読んだりしたことで、小さな存在である虫たちの大きな役割を知るきっかけともなりました。

また、よく夜半に橋のたもとに行き、強い照明の下に集まった昆虫を採集した記憶もあります。

持っていた昆虫図鑑は、背表紙がぼろぼろになるほどの愛読書でした。


最近ではあまり昆虫採集をしている光景を見なくなりました。

人気があったカブトムシやクワガタムシは、今ではホームセンターなどで飼育セットとともに販売され、図鑑でしか見たことの無い海外産のカブトムシも売られているようです。

昆虫もペット化して、子供よりもむしろ大人の愛好家が増えているという状況とのことです。


いずれにしても、「一寸の虫にも五分の魂」というように、命の一つであることに変わりはありません。

付かず離れず、自然に付き合うような形が理想なのかも知れません。

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