秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
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いい石の日

2016-11-14 07:56:46 | 歴史と文化
11月14日(旧暦10月15日 干支=庚子 九星=六白 六曜=赤口)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

気持ちの良い、晴れの朝となりました。

昨日も青空が心地よく、今年最後だろうと思い、オートバイを少しだけ走らせました。

走り出すとやはり指先が冷たく、長い時間走るとしびれてきます。

道路の路肩には湿った落ち葉が集まっており、そこに突っ込むと転倒しやすいため、この時期は特に注意が必要です。

最後にガソリンを満タンにして、冬を迎える準備をしなければなりません。


今年はたった1000キロしか乗れませんでしたが、来年は…あまり乗れないかもしれません。

やがてオートバイを降りる時期が来る、とは、まわりのライダーや元ライダーが良く言います。

自分にもそんな時期が来るとは、想像もしていませんでしたが、それはそれでよいことかもしれません。


さて、今日は「いい石の日」だそうです。

なんじゃそれと思いましたが、調べてみると結構すごい日らしいです。

石職人がたたえる人物に、聖徳太子がいます。

その聖徳太子の命日には、「太子講」と呼ばれる祭事が行われるそうで、これは石工だけでなく、大工、左官、鍛冶などの職人が祭るものとなっているようです。


聖徳太子の命日は、旧暦2月22日となっていますが、太子講は業種によって時期がちがうみたいで、ざっと調べた程度ではよくわかりませんでした。

たいがいは年明けか、22の付く日にちなどとなっているみたいです。

いい石については、語呂合わせで山梨県石材加工業共同組合が1999年に記念日としたようです。


聖徳太子と職人。

これについては、やはり法興寺や法隆寺といった木造大寺院がつながっているのでしょう。

仏教を保護して、それによる国造りを進めようとした聖徳太子。

神社の造りを元としたそれまでの建築様式に、中国大陸風の細工や大スパン、高層建築の技術をもたらすなど、まさに「革命」というべき技術革新がもたらされました。


当然、それを請け負う職人たちは、試行錯誤の連続であったと思います。

「できるはずがない」「無理だ」と言った人もいれば、「面白い」「やってみよう」という人もいたのかもしれません。

その職人たちが作り上げたものは、世界最古の木造建築として、現在もなお残っています。


日本を含めて、世界中には人間の作り上げた素晴らしいものが、時代を超えて残っています。

言い換えれば、それは職人のすばらしさを語るものでもあります。

建築主や設計者の名は残っても、職人の名は残りにくいです。

ただし、間違いなく、職人の腕や思いはそこに残ります。


増田にも、そうした職人の遺産は多くあります。

残しながら、直しながら次代へ伝えることは、この職業の大きな責任でしょう。


補助金やローンなどのご相談も承ります。
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