秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

忘年会

2010-11-30 09:26:36 | 建築日記
11月30日(旧暦10月25日 一白 仏滅 甲申)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


大粒の雪がしんしんと降り、路面の轍をすぐにかき消してしまうような昨日の天候でした。

今朝は落ち着いた空となり、雪の溶ける音が聞こえてくるようです。

しかし、また低気圧が接近しているようで、午後から天候が崩れる予報となっています。

あまり降らないでもらいたいと願います。


明日から12月です。

「師走(しわす)」または「極月(ごくげつ)」などが、旧暦12月の別名となっています。

今日はまだ旧暦の10月中であり、旧暦12月1日は年明けの1月15日から始まります。

旧暦の12月には、二十四節気の「大寒(だいかん)」もあることから、1年で最も寒い時期に当たっていたようです。

いわゆるお坊さん(師)が奔走する時期ということで、師走となったのが由来の有力な説ですが、現代の新暦の観点から見ると、お坊さんのみならず年末の仕事に目処を付け、新年をゆっくり迎えたいという職業の方々の追い込みの時期ともいえます。


そろそろ、忘年会も始まっているかと思います。

忘年会といえば、同じ会社の仕事仲間や気の置けない友人などが集まり、お酒や食事をしながら1年の労をお互いにねぎらうものとなっています。

日本以外には、台湾や中国、韓国などの東アジア圏において、年末の慰労会が行われており、また西洋キリスト教圏では、クリスマスにパーティを開いて楽しむなど、ある意味世界各地に共通したものをみることができます。


忘年会についてもっと掘り下げてみると、日本においては鎌倉時代の大晦日から年明けにかけて、武家や公家において「年忘れ」という形の連歌の会が催されてたようです。

以前、連歌についてご紹介しましたが、これは575の上の句と、77の下の句を別の人が作るもので、ルールも厳しく、現代のようにドンチャン騒ぎをする形ではありませんでした。


しかし、次代の室町時代には、伏見宮貞成親王(ふしみのみや さだふさしんのう)という皇族の『看聞(かんもん)日記』によると、年忘れの連歌会に先立って一杯飲んだことが災いし、始めはおとなしく行われていた連歌会が酒のせいかだんだんと騒がしくなり、まるで庶民の「としわすれ」を見ているようになっていったそうです。

すでにこの時代には庶民にも「としわすれ」という忘年会のようなものがあって、貴族たちの「厳粛な年忘れ連歌」と違い、庶民は酒を飲んで盛り上がっていたという風習をうかがい知ることができます。


江戸時代には、武士階級では主君とともに祝う「新年会」を重視し、忘年会は庶民の間で、一年の労をねぎらうという現在の形に近い風習となりました。

そして明治時代には、官僚や学生、会社員にとっての年末行事となり、現在に至る忘年会の形が出来上がっていきました。

株式会社越前屋 忘年会


日本においては、お酒の席は「無礼講」としたり、騒いで盛り上がることに関しては非常に寛容であると思います。

日本の酒の歴史においても、収穫した米などの穀物を酒(日本酒)にして、荒ぶる神を鎮めたことから始まり、神事や祭りにおいて酒(お神酒)を神に捧げて収穫を祝い感謝するものとなりました。

神道において、お神酒には心身を清め、神と人とを結びつけるものとされ、神に捧げたお神酒をいただき、酔う事で非日常(晴れ、ハレ)の境地に至り、神との交流を深めるものと考えられています。

神事や祭りなどの「晴れの場」において、酔って盛り上がることは神と一緒に盛り上がっているものと考えられます。

仏教においては、基本的に戒律で飲酒を禁じていますが、庶民に仏教が広まる上で神道の考え方が混じったこともあり、日本においては半ば公然のものとなっているようです。


西洋では、特にキリスト教においてワインはイエス・キリストの血であり、教会などの儀式で用いられるものとされ、多量の飲酒や、公共の場での酔態をさらすことは神に対する罪であるとされています。

1920年代のアメリカで禁酒法ができたのも、こういった背景がありました。

1月16日 ぼんでんと禁酒


キリスト教と同じ聖典宗教であるイスラム教においては、酔うことは神を忘れ、礼拝を怠らせる悪魔の仕業であると考えられており、イスラム法(シャリヤ)を厳格に適用しているサウジアラビアなどでは、医療用以外の一切のアルコールが禁じられています。

ただしトルコのように、西洋との交わりが多い国では飲酒も認められているところもあります。


いずれにおいても、日本の年末の風物詩である忘年会シーズンは、飲酒量も多くなる時期です。

ただし、飲みすぎによって健康を害したり、飲酒運転などの重大なペナルティがある行為は厳に避けるべきであり、酔っ払って人に絡むなどの迷惑行為をするべきでないことは、言わずもがなであります。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
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有限会社 千葉建築

〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

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2011年に向けて

2010-11-29 10:24:56 | 建築日記
11月29日(旧暦10月24日 二黒 先負 癸未)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


ついに、この季節がやってまいりました。

昨日の夜からかなり冷え込み、降り続いた雨がみぞれへと変わって外の風景を白く染めてしまいました。

事務所も氷点下近くまで冷え込んでおり、指先が鈍くなっています。


仕事用の軽自動車のタイヤ交換を朝に行い、とりあえずは冬支度を済ませました。

まだタイヤ交換を済ませていない方は、運転には十分に御注意下さい。


気づいてみると、今週で11月も終わりとなります。

水曜日からは師走となり、年の瀬も押し迫っています。

東京に限らず、街では12月の一大イベントであるクリスマスに備えて、大小のイルミネーションやクリスマスケーキの予約の看板など、この時期の風物詩となっている装いに染まっています。

クリスマスに関しては個人的には何の関係もありませんし、ある意味どうでもよい行事ですが、キリスト教圏の祭りであるクリスマスが日本のスタイルに変わって定着していることは良いことだと思っています。


他には、年賀状の準備、お歳暮などの贈り物の準備など、年末から新年に向けての備えも必要となる時期にもなっています。

今年は身内に不幸があったため、年賀状を出すことはできませんので、すでに喪中はがきの発送を済ませました。

年初のあいさつができないことは残念なことですが、来年も今年同様のお付き合いができるように願いたいと思います。


来年は2011年、平成も23年目となります。

2011年にはテレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送へと完全移行します。

先日のテレビとインターネットの記事でも書きましたが、最近のテレビでは観たいと思えるコンテンツが乏しいように思えます。

しかし、テレビでは緊急地震速報などの災害情報が得られるため、やはり生活にとって切り離すことが難しいことも確かです。


地デジに比べて、テレビでの紹介度は低いですが、2011年の6月からは住宅用火災報知器の設置が、既存の住宅においても義務化となります。

2009年11月24日 いざというとき


設置に対する罰則などはありませんが、万が一のときの避難に備える目的でも、設置をぜひともお勧めしたいと思います。

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東京方面研修の報告

2010-11-28 13:49:53 | 横手市 増田町
11月28日(旧暦10月23日 三碧 友引 壬午)


こんにちは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


無事に出張も終わり、昨晩戻ってまいりました。

出張先では天候に恵まれ、気温も少しの肌寒さはありましたが、厚着をせずとも快適でした。





1日目は、現地にお昼前に着き、昼食を取ってから日本武道館へといってまいりました。

商工会法施行50周年記念式典が挙行され、天皇・皇后両陛下もご出席され、全国の商工会組織の人々が集まる盛大な式典となりました。






小規模商工業者を支援する目的で、同法が1960年に法施行されました。

現在では、東京などの大都市が発展する一方で、地方の人口が流出し、少子高齢化も進んでいったことで、地方経済はますます厳しさを増しています。

経済がグローバル化したことと、産業人口の構成の変化、生産・流通をはじめとするシステムもどんどん変わってきている中で、いかに地方の持つ力を強くして、他方へ発信していくかを考え、実行していくことが大変重要になっています。


全国の企業のうち、個人事業主を含めて中小企業の占める割合は、99.2%、約150万社となっています。

こうした会社が生き残っていくには、企業間で情報交換をはじめとして交流を深め、時に連携を取り、自社にとってプラスとなる方針を常に考えていくことも必要です。

地方にあり、中小企業でもある弊社も、そういったことを模索しながら仕事をしています。

20年後、50年後を見据えたプランを考えて、少しずつ実行していきたいと思います。


1日目の宿泊先の横浜から、2日目は横浜市内を周ってきました。

私は東京に居た時期がありましたが、横浜はほとんどと行ったことがありませんでした。

日本で東京に次ぐ2番目の大都市でもあり、人口は市としては最大の368万人が住む横浜市は、1859年(安政6年)の外国との「開港」以来、生糸の貿易から商工あるいは旅客の中心港として発展していきました。








先日にはAPECも開催された地でもあり、会場そばにある海上バス乗り場から船に乗って、赤レンガ倉庫まで行ってまいりました。

海上バスからは、大型客船「飛鳥Ⅱ」が停泊している姿も臨むことができました。



赤レンガ倉庫は、保税倉庫として明治終期から大正初期にかけて整備され、以来1989年まで倉庫として使用されていました。

横浜市の都市再開発によって国から施設一帯を取得し、内外部を修復して、内部を展示スペースや商店、レストランなどが入る「赤レンガパーク」として、多くの観光客が訪れる施設となっています。





海上保安庁の横浜海上防災基地もすぐそばにあり、資料館では2001年12月22日に発生した、「九州南西海域の不審船事件(後に北朝鮮による工作船事件と名称変更)」の工作船が展示されていました。

この事件は九州南西の東シナ海海域で発生し、数日前より在日アメリカ軍から防衛庁(当時)に、日本の領海内で違法に操業を行っている不審船の情報が通達され、内閣から海上保安庁へと情報が送られました。

海上保安庁の巡視船が出動し、海上自衛隊も現場へと向かいました。

追尾を行った海上保安庁の停船命令を無視し、巡視船による威嚇射撃が行われました。

工作船はロケット弾などによる反撃を行い、海上保安庁の巡視船と工作船との交戦の末、工作船が自爆と見られる爆発によって沈没しました。

その際に巡視船の保安官に負傷者が出るなど、大変大きな事件となりました。





館内の工作船の破損状態や、工作船に積まれていた兵器などを生で観ると、その当時現場で何が行われていたかを改めて知ることができました。

また、4方を海で囲まれた日本にとって、海上保安庁の方々が一所懸命に任務に当たっていることも知ることができ、その大切さを考えることにもなりました。

最近でも尖閣諸島の中国漁船衝突事故によって、海上保安庁が注目されましたが、個人的な意見としては明らかに当時と現在の政府の姿勢が違っているようにも思われます。

海上保安資料館横浜館

【九州南西海域工作船事件】 The Japan Coast Guard received the attack.



午後は東京へと戻り、自由時間をとって帰路へと着きました。

昨年も同じ時期に東京研修がありましたが、私の所属する商工会も合併し、新たな仲間が増えて初めての研修となり、今回はまた違った意味で大変勉強になり、あらためて色々なことを考えるきっかけになったと思います。

昨年の研修 2009年11月23日 温故知新

仕事に生かすことはもちろんのこと、人間形成を行ううえで、こうした勉強を生涯にわたって続けていきたいと思います。

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東京出張 2日目

2010-11-27 08:33:55 | 建築日記
11月27日(旧暦10月22日 四緑 先勝 辛巳)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


出張2日目の朝を、宿泊先の横浜で迎えました。

天候は曇りで、時々晴れるといった模様です。


今日は夜に十文字駅に到着します。

2日目も事故の無いように、気をつけていきたいと思います。


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東京出張

2010-11-26 05:52:38 | 建築日記
11月26日(旧暦10月21日 五黄 赤口 庚辰)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

まもなく6時ですが、まだ空は真っ暗です。


早い時間の更新となりましたが、今日から明日の2日間、よこて市商工会青年部の一員として、東京へと出張へ入って参ります。

今年は商工会という組織ができてから、50年目の記念の年となっており、各地で記念行事が行われています。


全国商工会連合会



道中気をつけて行ってきたいと思います。

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