goo blog サービス終了のお知らせ 

ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

将来アップする厄介者 《その1》

2006年10月15日 | お金の話
経営者のお金の世界で、将来アップする厄介者があります。

その1つが、金利ですね。

金利は次のような意味を持ちます。


●お金の使用料


先日、日銀の福井総裁の記者会見がありました。

その中で、景気の先行きは息の長い成長を続けていく可能性が高いと述べ、
金利の引上げは状況を見ながら、ゆっくりと徐々に行っていく方針を改めて
明らかにされました。

問題は、日銀がいつ次の利上げに踏み切るかが大きな関心事。

今回の会見でも、年内の可能性は否定されませんでした。


「金利=お金の使用料」という意味を持つ限り…

借入れをするときの金利は低い方がいいに決まっていますね。

私は常日頃、「中小企業は弱者らしくおカミを最大限味方につけよ」と言っています。

借入れをするときは、国民生活公庫や信用保証協会付の各都道府県の制度融資をフルに
活用するということです。

概ね、こうした公的融資は、金利面で優遇されているケースが多い。


また、経営者が自分の住宅を買うときに問題になる「住宅ローン」。

経営者の住宅資金は、一般のサラリーマンや公務員と違って、次の意味を持ちます。


●会社の最大の保険


つまり、経営者の自宅が会社の借入れの担保に取られるケースが多いからです。

私は、顧問先の社長から住宅ローンの組み方についても、よく相談を受けます。

場合によっては、私が個人的に強いコネを持つ金融機関をご紹介することもあります。


ただ各金融機関の動きを見ると、住宅ローンの金利も軒並みアップ傾向ですね。

経営者が住宅ローンを組む場合は、自分個人の所得証明の他に、会社の決算書の提出が
求められるケースが大半です。

中小企業は、会社と社長個人は家族も含めて表裏一体。

社長の生活水準は、会社の収益状況によって左右される。

このことを逆手にとって、近年の会社の好業績を背景に、かなり低い金利に住宅ローンを
最近借り替えた。

そういう方も、顧問先の社長の中にいらっしゃいました。


お金の世界にも時流発想を持つ!

これから会社でも個人でも借入れを検討している経営者の皆さん、金利の動向に注意
しましょう。

そして、お金の使用料をいかに最小にするか、しっかり努力して下さいね。




最新の画像もっと見る