ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

決算対策で会社のお金を守る方法 IN 第一生命セミナー

2007年01月17日 | お金の話
今日で、あの阪神大震災から丸12年。

この大きな節目の日に、厳粛な気持ちをもって、神戸の地で第一生命主催セミナー
の講師を務めました。

今日のセミナータイトルのキーワードは…

●守る


12年前のあの日。

人間として守るべきものを身にしみて感じました。

●命、健康、家族…


そして、経営者にはその次に守るべきものがあります。
それは…

●お金


会社のお金を守らなければ…

●お客様満足を向上させるための新たな投資ができない

●社員の生活を保証することができない

そして、究極的には、

●社長業=究極のハイリスク請負業

という宿命の中で、自己防衛が果たせません。


そこで、今日は税理士として、決算対策の実行、そして税務調査での交渉戦略
についてお話しました。

決算申告は、年に一度どの会社でも必ず行う義務があります。

そして、税務調査も黒字経営をしている限りは、3~5年に一度はどの会社でも
通常は受けることになります。


特に節税効果の高い取引は、税務署のシビアなチェックが入る傾向があります。


●己を知り、敵を知らば、百戦危うからず

という孫子の兵法の言葉があります。

税務調査についても、このことが求められますが、残念ながら社長は税務署という
と、必要以上に恐れられて、かつ会社のお金のことは顧問税理士に丸投げでよく
わからないという方が多数いらっしゃいます。

それゆえに、ことなかれ主義で決算申告をしてしまい、せっかくの節税チャンスを
逃してしまうというケースも少なくありません。

私が今日お伝えしたかったこと。
それは…


●こと起こし主義


節税チャンスを勇気を持って積極果敢に活かす。

これが、会社のお金を守るという心意気です。


だからといって、節税をナメてはいけません。

税務署には、どんな合法的な取引でも経済的合理性がなければ否認できる、伝家の
宝刀がある。

そして、仮想隠蔽という脱税まがいの匂いがしたら、異常なまでの執着心をもって
その不正を暴くという特性があります。

ですから、簡単に数字の上っ面の操作では節税できないのです。

そのあたりのサジ加減が非常に難しいのが、節税の世界なんですね。


今日は、2時間という限られた時間の中で、私の思いが十分伝えることができず、
最後はかなり早口になってしまって、ご参加の方々にはおわかりにくいところが
あったかもしれませんね。

今日は、自分としても少し不完全燃焼のところがあるのですが、私の思いの一端
だけでもご理解頂ければ幸いです。


セミナー終了後は、第一生命 神戸支社の支社長、統括部長とお食事をさせて
頂きましたが、神戸経済を何とか盛り上げようという話になりました。

今日の神戸三宮の中心街では、震災の追悼行事などで大勢の人を見かけました。

12年前のあの日を決して忘れることなく、神戸の経営者の皆さん、お互い
頑張っていきましょう!







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