中小企業を取り巻く経済トピックとして最近話題に
挙がっているのが、
▼中小企業金融円滑化法の今年3月の終了
中小企業金融円滑化法とは、資金繰りの苦しい中小企業
に対し、金融機関が元本返済の猶予などリスケジュール
を行う法律。
二度の延長を経て、今年3月末日をもってついに打ち切りと
なっている。
それを受け、世間で言われているのが、4月以降中小企業
の倒産が激増するのではないかということ . . . 本文を読む
経営者がお金の落とし穴にはまらないようにするために
知っておくべきなのは、
▼サンク・コスト(Sunk Cost=埋没費用)
これは、すでにコストを費やしてしまったが、回収が不可能に
なった資金のことをいう。
つまり、投資に失敗して取り返せないお金である。
有名なのは、超音速旅客機コンコルドの開発事例。
コンコルドとは鳥のくちばしのような尖端を持つ旅客機で、
英仏で共同開発され、最 . . . 本文を読む
先日発表になった「平成25年度税制改正大綱」にて、
平成27年1月1日より、
▼相続税の基礎控除4割カット
が明記されました。
相続大増税時代の本格到来。
ただそうはいっても、配偶者においては優遇枠がある。
★配偶者の税額軽減
「配偶者の税額軽減」とは、
被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した
正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは、
配偶者に相続税はかか . . . 本文を読む
本日発売のプレジデント誌に私のインタビュー記事が
掲載されています。
日本生命のPR記事として、中小企業の事業承継に
おける【負の遺産】の危機管理について語っています。
掲載箇所は38ページ。
大手書店はもちろん、コンビニや駅の売店でも
お買い求めできます。
定価690円。
どうぞよろしくお願いします。
. . . 本文を読む
平成25年度税制改正大綱がついに発表。
例年なら12月中旬の発表ですが、
越年は細川政権以来19年ぶり。
まさに“激動”の今日を象徴するような流れが
税制改正のタイミングにも見られる。
「税は政なり。政は税なり。」
という言葉があるように、税制は現時点の政権の考え方
が色濃く反映される。
今年度の税制改正には、以下の2つの考えが反映。
▼所得格差の是正 … 「取れるところから取れ!」 . . . 本文を読む
先日、岐阜県の飛騨高山に遠征しました。
日本生命・岐阜支社主催の生前贈与対策のセミナー講師を
務めるためです。
飛騨高山といえば、江戸時代以来の城下町・商家町の姿が
保全され、日本の原風景を残す街として知られる。
フランスのミシェランの実用旅行ガイドでは、
★必見の観光地として3つ星マーク
関西や東京とは別世界の雪化粧。
そんな地域だからこそ、相続では【家督】の考え方が
根強い . . . 本文を読む
歴史の舞台に実際足を運んでみて再認識
させられるのは、
「百聞は一見に如かず」
はまさにその通りだなということ。
見ることにより感じる
というよりもむしろ、
見ることでしか感じられないものがある。
源平の藤戸の古戦場も「合戦図」を見るだけ
では感じられない、当時の武将のエネルギー
を身体で感じることができた。
過去の人物であれ、
歴史のゆかりの地を訪ね、
息吹を感じることで . . . 本文を読む
先日再び倉敷へ行きました。
先週、日本生命の講演で行ったところでしたが、
倉敷の親戚の叔父の訃報が入り、告別式に参列。
大腸がんの大手術を受け余命半年と言われながら、
六年も生き抜いた親戚の叔父に敬礼。
叔父のすごい生命力に敬意を表し、冥福を
お祈りました。
そして帰路の途中、JR倉敷駅から3キロほどの
藤戸に立ち寄り、佐々木盛綱の銅像へ。
佐々木盛綱とは、平安時代末期に活躍した源氏の . . . 本文を読む
先週末は昨年12月に亡くなった祖母の四十九日の法要で
岡山に帰省していました。
祖母の納骨に立ち会い、百歳の天寿に最敬礼。
「四十九日」といえば、
ビジネスアイデアも思い浮かんだら、49日以内に
プロットタイプ(試作品)にしなければならない
といわれる。
死者の霊は仏教では、亡くなった日から7週間(四十九日
間)はこの世とあの世をさまよっているとされる。
この期間は、死から新しい . . . 本文を読む
先日の倉敷でのセミナー開始前は美観地区内にある「星野仙一記念館」へ。
野球好きの人間なら、このチャンスを逃すわけにはいきません。
売店には星野さん語録のメッセージカードが多数販売。
その中で従業員へのお土産はこのカードを購入。
仕事始めのときに私が訓示として言ったのは、
★私を含め全員が変わろう!
大前研一氏の言葉を借りれば、人間が本当に変わる方法は3つしかない。
(イ)住む場 . . . 本文を読む
昨日は岡山県の倉敷に遠征し、日本生命・倉敷支社主催の事業承継対策
のセミナー講師を務め、約50名の経営者向けにお話しました。
遠征といっても、私の両親が岡山出身で倉敷には親戚の叔母も住んで
いるので、親近感を感じながら講義を進めることができました。
会社経営の目的は何か?
当然ながら利潤を得て、儲けること。
ただ究極の目的は「会社をつぶさないこと」になる。
ゴーイングコンサーンという . . . 本文を読む
今から約25年前の映画「マルサの女」。
マルサに勤務する女性査察官と脱税者との戦いをコミカルに
描いたドラマ。
伊丹十三監督の作品で上映当時、日本アカデミー賞最優秀
作品賞を取り、一世を風靡。
この映画の中にこんなシーンがある。
伊東四郎扮するパチンコ屋の経営者が5億円の追徴課税を
指摘され、泣いて土下座する。
その後、顧問税理士から一言。
「なんだ、芝居ですか。あきれたな。」
そ . . . 本文を読む
先日のブログで、今月下旬にも発表される「平成25年度税制改正大綱」にて
新たな減税メニューが経営者の投資意欲を後押ししてくれようとしている。
そんなお話をさせて頂きました。
どんな投資を生きガネと見定めるか?
生きガネと死にガネの見極めがほんとに大切。
ただこれこそまさに、言うは易し行うは難し。
なぜなら、
★脳は「大儲けをしたとき」より、「大儲けを【想像】したとき」に喜ぶ
か . . . 本文を読む
先日の日経新聞夕刊一面に「設備投資なら減税」という記事
がありました。
今月下旬に政府より発表予定の「平成25年度税制改正大綱」
に盛り込まれる項目の一つになる方針だとか。
この内容の骨子をご紹介すると下記4つ。
▼設備投資
工作機械や生産ラインへの投資額を前年度と比べ、一定基準を
超えて増やすと、
★前倒し償却 or 税額控除OK
そして、この対象は生産設備なら要件は特に定めない。 . . . 本文を読む
年が明け、今月から支給の給与にかかる源泉徴収税額が変更。
変更って… 減税? 増税?
答えは残念ながら、増税。
平成25年度から始まる新たな税制の代表格は、
★復興増税
東日本大震災からの復興に必要な財源確保としての増税が
いよいよ始まった。
個人にかかる所得税の復興増税メニューは、
▼増税額 … 所得税額の2.1%分を上乗せ(定率増税)
▼期 間 … 25年間
とい . . . 本文を読む