ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

社長の【二重人格】は素敵だ?

2013年04月03日 | 日記
日経トップリーダー誌4月号の『社長200人アンケート』
の結果をシェアさせて頂きます。

今月は「安倍政権の中小企業対策」に関する回答。



Q.昨年末に安倍政権が発足した後、あなたの会社の
  経営状況はどう変わりましたか?


A.(1)ポジティブ回答計【48.5%】

   (内訳)

  *変わらないが、明るい兆しが出てきた 47.0%

  *売上高が伸びた            1.5%

 
(2)ネガティブ回答【47.5%】

   (内訳)

  *変わらないが、今後厳しくなる
   と見ている             37.5%

  *売上高が減った           10.0%


最近の日経新聞の記事を見ても、明るい話題が目立ちます。

この『社長200人アンケート』でも確かに【ポジティブ回答】
が多い(48.5%)。

ただポジティブとほぼ同じ割合で【ネガティブ回答】があった。
(47.5%)



私はこの数字を見て、

「さすが! 日経トップリーダーを読む社長は違うな。」

と思いました。

ネガティブ回答が多いのは、中小企業を取り巻く経営環境が
大変厳しいという面もありますが、それよりも大きいのは、

【悲観的】に準備し、【楽観的】に行動する

【最悪】を想定し、【最善】を尽くす

という「できる社長の二面性」をある意味、表現している
と解釈できるからです。

社長に「プラス思考」「ポジティブ思考」が大切なのは
当たり前。

優秀な経営者はプラス思考だけでなく、

「マイナス思考」も持ち合わせているもの。

つまり、できる社長は「二重人格者」なのです。



プラス思考一辺倒でアクセルを踏み続けてきた結果、

多額の銀行借入を背負ってしまう羽目になり、

資金繰りに四苦八苦し、お金で痛い目に遭う

という事態は、私も税理士として嫌というほど
見てきました。



プラス思考だけでなく、

健全な「マイナス思考」「悲観主義」は絶対持つべきです。

「もうわが社は安泰だ」

そういう心が社長に芽生えたときは危ない。


危機感なきところに成長なし。

今日も社長業を楽しみましょう。


追記  写真は、松岡修造氏の著書『人生を強く生きる83の言葉』
     (アスコム刊)の本文より抜粋された言葉を表現したもの
    です。特に社長に当てはまるフレーズですね。





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