ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

さあ、確定申告!

2007年02月19日 | お金の話
最近、マスコミを賑わせる言葉。

●捏造、偽装、隠蔽、改ざん…

あるある大事典や不二家の不祥事は記憶に新しいところです。


税理士という商売は、ご他聞にもれず、客商売です。

お客様あっての経営であることは、他のビジネスと全く同じです。


うちの会計事務所では、お客様にとって「税金=痛みの伴うコスト」と考え、
決算対策に知恵を絞ることを惜しまないというスタンスをスタッフ一同、徹底
しています。

このスタンスこそが、会計事務所における顧客志向だと考えています。


しかし、節税と脱税の区別は明確にしなければなりません。

この商売をやっていると、お客様の色んな要望の中には、節税と脱税の線引きが
混乱し、数字の捏造を求めてこられたり、原則に反する経理処理を求められる
ケースもあります。

ただその際は、いくらお客様のご要望であっても、毅然とお断りしています。

既存の顧問先さまでも、それをお断りすることにより万一契約解除になっても
構わない。

経営者として私は、そのように腹をくくっています。

そうでないと、いくら顧客志向といっても、会計事務所の経営者として健全な
組織風土は醸成できません。

今のところ、有難いことにそれをお断りして契約解除になったことはありません
が…


お客様の要望にお応えするというのは、すべてのビジネスに共通するところ。

会計事務所業界でも、従来の先生業では自然淘汰され、真のサービス業になら
なければ勝ち残れないといわれています。

しかし、いくらサービス業といっても、あくまで法律を遵守する範囲内での顧客
志向であって、法律を完全に逸脱してまで、お客様の要望にお応えすることは
許されないと考えています。

経営のために、お金になるなら何でもやるよというスタンスでは絶対ダメ。

私はそう考えていますし、スタッフ一同共有化しています。


これから、3月15日までの確定申告期間は、どの会計事務所も目の廻る忙しさ
に直面します。

もう3月15日が近くなれば、疲労のピークを超えた次元で、気合勝負になり
ます(笑)


うちのスタッフも年末からずっと皆夜遅くまで頑張ってくれています。

でも、最近マスコミを賑わす言葉は、反面教師にしたいものです。

さあ、確定申告頑張りまっせ!




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