ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

光と影 ~ 見せかけの「儲かる経営」

2007年05月09日 | お金の話
今日は、新規顧問契約のお問合せを頂いた会社に訪問しました。

一言で言って…

●見事なまでの高収益経営。

●百戦錬磨の経営者。

●経営参画意識を持って生き生きと働く社員達。


まあ、心底から感心させられるほど素晴らしい会社です。


ただ問題は事業承継を中心とした税金対策…

世の中、光が当たれば影が生まれます。

そして、そのスポットライトの光が強ければ強くなるほど濃くなるのが影…


経営のお金の面でいえば…

●高収益という“光”に対する“影”は税金


今日は改めて、その悲しい(?)宿命を感じさせられました。

今日もこの会社の経営者にはっきり言いました。


●高収益経営は見事ですけど、今の状況は税金という時限爆弾を抱えながら
 走り続けているのと同じです。

●1つの会社で大きく稼ぐという今までの発想は捨てて下さい。
  これからの経営のキーワードは「なりは小さくビッグに稼ぐ」ですからね。

●もうここまで真っ黒けでしたら、改善レベルではなく、改革レベルで節税対策を
 実行されませんと、将来とんでもない悲劇が待っていますよ。



私より年配で、人生経験から言えば足元にも寄れないような百戦錬磨の社長で
いらっしゃいましたが、税理士として真剣にこの会社の将来ことを考えれば、
心を鬼にして厳しい意見を言わざるを得ません。

せっかく頑張っておられるのに、間違いなく将来起こるであろう「税金の悲劇」」
を見て見ぬ振りはできません…

これは、税理士としてというより、一人の人間としてそう思います。


我々税理士の中には、こう言う人もいます。

●どうせ儲かっているんだから、税金はたくさん払って当たり前でしょ。

まあ、そう言ってしまえばそれまでですけど…


ただ私は同じ経営者として「儲かる経営」を作り上げる大変さが身にしみてわかる
ので、そういう考えは持てそうにありません…


確かに世の中には「儲かる仕組みをこう作りましょう」的なノウハウや情報が
あふれ返っています。

でも、儲かる仕組みをつくるのは経営者として当たり前。

経営者である以上、誰だって儲かる仕組みを目指して日々努力しています。



私はこう思うのです。


●儲かる経営という当たり前の世界で終わってはいけない。

●せっかく儲かっても、税金でお金がなくなって、次のビジネス投資のお金が
 残らなかったら意味がない。

●会社で稼いだ利益をいかに外に出さないかは社長の経営手腕である。


あなたの会社は、見せかけの「儲かる経営」になっていませんか?



追記  今日は昨日に続いてホントに暑かったですね。

    今日の外出訪問のお土産(?)にアイスクリームを買って、スタッフ皆
    と一緒に食べました。

    冷房も昨日から解禁!

    冷たいデザートが恋しい季節になりましたが、お腹を壊さないように
    しなければ…

    でも、近年はお腹にぜい肉がついてきたせいで、だいぶお腹は丈夫に
    なったかな?

    オイオイ、そんなの喜ぶことじゃないだろ…???








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