ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

いよいよ来た! 《その2》

2006年04月06日 | お金の話
この4月にいよいよ来たものはまだある。今度は歯科医院の世界だ。

それは、診療報酬の改訂である。

国の医療費削減の流れの中、総額はマイナス3.16%と過去最大の下げ幅
となった。

私の経営する会計事務所のお客様には、歯科医院が多い。

よって、こうした動きは顧問の会計事務所として見逃せない。


果たして、この動きが歯科医院経営にどんな打撃を与えるのか?

保険診療収入は従来ベースの請求であれば、10~15%ダウンというのが
大方の見方である。

こうなってくると、保険診療のみに依存した旧来型の歯科医院の中には廃業する
ところも出てくるだろう。

歯科医院の数は飽和状態といわれている。

統計データによれば、コンビニの数よりも多い。

今回の診療報酬改訂の動きがますます歯科医院の競争に拍車をかけることに
なるだろう。

この競争に勝つための条件は何か?

それは、自費に強い歯科医院になることだ。

予防歯科、審美歯科の重要性が叫ばれる中、インプラント、矯正といった高度な
臨床技術に裏打ちされた自費診療のウエイトをいかにアップできるか。

これに尽きるだろう。

歯科医院のお客様で地域一番であるところに共通する要素も自費率の高さである。

ただ自費率をアップさせると、これまた税金の網が待っている。

それは、消費税だ。

2年前の自費収入が1000万円を超えると、消費税の課税事業者になる。

うちのお客様でも、先日の確定申告でせっかくご尽力され、自費率アップに
成功したのに、消費税ががっぽり(?)かかった例が数多くあった。

まあ、消費税は患者さんから預ったものと思えば、しょうがないのだが…

歯科医院のお金の世界でも、目の前の環境にどう対応していくべきか、真剣に
見つめ直していくべき時がいよいよやって来た。


そんなことを考えながら、日経ベンチャー誌に続き、只今また原稿の執筆中。

全国の地域一番歯科医院 約650の会員数を誇る「N01 デンティスト
クラブ」からオファーが来た原稿である。

「NO1 デンティスト クラブ」は歯科医院向け通信制コンサルティング
の会員組織としては日本一である。

神田昌典氏の旧顧客獲得実践会の初代MVP社長の山本先生と、スーパーマネキン
で有名な松田先生が運営されている。

生命保険のブレーンの方のご紹介で、このお二人のビッグな先生と先日お目に
かかることができた。

高い理念で運営さている会員制組織に感銘を受けると共に、大きなパワーを
頂いた。

さあ、4月。お互い頑張ってまいりましょう!

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