ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

経営者は世界一割りに合わない商売?

2006年02月20日 | お金の話
確定申告シーズンになると、我々税理士は自社の顧問先の申告書作成業務だけで
なく、公的業務にも従事しなければならない。

それは、公民館などの税務署主催の確定申告相談会で半強制的(?)に納税者の
指導にあたることが義務付けられている。

今日も神戸三宮の某場所で、神戸税務署主催の相談会の指導にあたっていた。

今日は幸いにも(?)あいにくの雨のお蔭で、参加者は少なかった。


こういう税務署主催の確定申告相談会に来られるのは、一般のサラリーマンや
公務員である。

そうした方々の所得状況を見ると、結構所得の高い人は存在する。

ある公務員の方の退職金は、数千万円単位にのぼっていた。


経営者と世のサラリーマン・公務員とを比べると、間違いなく言えることがある。

仕事に対するリスクは、はるかに経営者の方が大きいということだ。

万一会社をつぶしても、失業保険はもらえない。

会社の銀行融資の担保に経営者の自宅が取られている場合、会社に万一のことが
あると、自宅まで失ってしまう。

サラリーマンの場合は通常、万一失業しても自宅まで取られることはめったに
ない。

つまり、経営者は万一の場合、ゼロどころか、マイナスに陥りかねないのだ。


問題は、世の経営者が皆こうしたリスクに見合うだけの報酬を得ているかと
いうことだ。

「経営者のお金」は、今日のビジネス戦争の最前線に立つための鎧という意味
もある。

経営者の懐の中身に仕事柄、いつもふれていると、確かに一般のサラリーマン
よりもはるかにお金を残している経営者もいる。

しかし、中にはそうでない経営者も存在するのが世の実態である。

こうした経営者を見ると、悲しいかな
「経営者というのは、世界一割りにあわない商売なのかな」と思ってしまう。

我々税理士の使命には、「世界一割りに合わない商売」を続ける経営者を、この世
から一人でも少なくしていくことも含まれるのではないだろうか。

経営者の皆さん、思い切り経営者の甲斐性を享受して、お互いガンガンお金を
残していきましょう!







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