tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ニッポンの力

2006年01月02日 | 日々是雑感
元日の日本経済新聞1面トップは、特集「ニッポンの力」第1回だった。
見出しは「反転 強い時代が始まった バブル後15年 回る歯車」。

確かに、政府発表の各種指標や景況アンケートの結果などは軒並み改善し、物価も上がってきた。株式相場は盛り上がり、高額商品も売れ出した。最近では、金利上昇を期待する声すら出始めてきた。

特集の1回目は、こう結ばれている。
「バブル崩壊後の15年という時間の経過で再び確認できた日本の底力がある。(中略)
長い苦闘から反転した日本には、世界でも通用する経験と実力が備わったはずだ。国にとっても企業や個人にとっても、2006年は強い時代の始まりとなる」

これを読んで、バブル崩壊から15年経っていたことに気づいた。「失われた15年」だったのだ!

大都市の大企業ばかりが景気回復の恩恵を受けていると思っていたが、地域の景況を見ると、やっと地元の中小企業にも日が当たってきたようだ。

そういえば、日経ビジネス誌の新年からの大型企画も「日本経済、黄金の10年が始まる」がコンセプトだった。

バブル再来はまっぴらだが、この上昇気流に乗り、安定成長軌道にうまく移行できるよう、経済・財政の舵取りをお願いしたいものだ。

※写真は昨日(1/1)撮影の長弓寺(ちょうきゅうじ 生駒市上町)。奈良時代に行基が開いたとされ、この本堂は国宝に指定されている。今年は戌年なので、犬を連れた参拝者が多かった。
コメント (2)
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歌は世につれ

2006年01月01日 | 日々是雑感
謹賀新年 今年も「日々ほぼ好日」をどうぞよろしく。

大みそかの昨夜は、いつものように自宅で歌番組を見た。驚いたのは、日本レコード大賞(第47回)を受賞したのが、倖田來未(Butterfly)だったこと。CD売上げや話題性を考えれば当然かも知れないが、日本の歌謡界で「何かが変わったな」と実感した。

同じような感慨を抱いたのは、ちょうど20年前、昭和60年(85年)第27回の中森明菜(ミ・アモーレ)の受賞だった。それまでの森進一、五木ひろし、八代亜紀路線からの転換を象徴する出来事だった。明菜が2年連続受賞した後は、光GENJI、安室奈美恵、GLAY、浜崎あゆみなどが続く。これらを1期・2期とすれば、これから第3ステージが始まることになる。

NHK紅白歌合戦では、きれいになったユーミンが着物で粋に歌っていた。この日のために再結成されたアリスは、変わらぬパワーで歌い上げた。森山良子が親子でハモり、天童よしみ(紅組の大トリ)の「川の流れのように」は、ひばり以上の出来映えだ。みのもんたの軽妙な司会も新鮮だった。

景気は新たな拡大期に入り、消費も活気づいてきた。
第3ステージを迎えた日本歌謡界の、新たな展開を楽しみにしている。

※写真は、昨日(12/31)撮影した大和国鹿島香取本宮(奈良市中町)。
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