昨年12月から、記録的な寒波が続いている。今日(1/12)の奈良市は、昼間少し和らいだとはいえ、寒い1日だった。
気象庁によると、これには北極振動の変化が影響しているそうだ。「北極振動」とは耳なれない言葉だが、極渦(北極付近の低気圧)が寒気を溜めたり放出したりする現象のことだ。通常は、吸収と放出が2週間程度で入れ替わるが、それが今冬は1か月以上、寒気を日本海側に放出し続けているという。
かつては「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と揶揄されたが、今は「北極が振動すると日本列島が震え上がる」という構図になっているのだ。
何だか、スケールの大きい話だ。北川正恭氏の「北京のチョウ」(北京で1羽の蝶々が舞うとニューヨークでハリケーンが起きるという現象)、竹中平蔵氏の「グローバルスタンダード」という言葉を思い出す。
天気予報では、今週末は全国的に平年より5度ほど高くなり「春の暖かさ」だという。そうなると雪崩の恐れも出てくるので、雪国の方にとっては再びお気の毒な話である。
※写真は、柳生家の菩提寺・芳徳禅寺のマンリョウ。
(奈良市柳生下町 05年元旦に撮影)。
気象庁によると、これには北極振動の変化が影響しているそうだ。「北極振動」とは耳なれない言葉だが、極渦(北極付近の低気圧)が寒気を溜めたり放出したりする現象のことだ。通常は、吸収と放出が2週間程度で入れ替わるが、それが今冬は1か月以上、寒気を日本海側に放出し続けているという。
かつては「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と揶揄されたが、今は「北極が振動すると日本列島が震え上がる」という構図になっているのだ。
何だか、スケールの大きい話だ。北川正恭氏の「北京のチョウ」(北京で1羽の蝶々が舞うとニューヨークでハリケーンが起きるという現象)、竹中平蔵氏の「グローバルスタンダード」という言葉を思い出す。
天気予報では、今週末は全国的に平年より5度ほど高くなり「春の暖かさ」だという。そうなると雪崩の恐れも出てくるので、雪国の方にとっては再びお気の毒な話である。
※写真は、柳生家の菩提寺・芳徳禅寺のマンリョウ。
(奈良市柳生下町 05年元旦に撮影)。