tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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川上村でクマが出没/放置ゴミが影響か

2022年09月19日 | 環境問題
先月(2022.8.30)の奈良新聞に〈川上 クマ目撃相次ぐ 放置ごみ影響か 養魚施設被害も〉という大きな記事が、1面トップに出ていた。いろんな意味で「放置ゴミ」は、大きな問題となるのだ。リード部分は、
※写真は2点とも、奈良新聞の同記事サイトから拝借した

川上村の複数の集落で今月14日から23日にかけて、クマの目撃情報が相次いだ。雑食性のツキノワグマで、県や村の関係者は川遊び客にも「ごみを放置しないで」と呼びかけている。紀伊半島のツキノワグマは、絶滅の恐れのある地域個体群(環境省レッドリスト)で、県も絶滅寸前種として保護管理計画を定めている。



記事全文は画像を見ていただくとして、気になるのは放置ゴミとの因果関係だ。河原などでのゴミ放置(不法投棄)問題は同紙(8/21付)でも報じられていた。これについて〈村内では「ごみを放置するのは、嗅覚に優れた野生動物を餌付けしているのと同じ」と危機感が募る〉。

〈県農業水産振興課は「クマは匂いに寄ってくるので放置ごみも餌にしてしまう。バーベキューなどでは特に気をつけてほしい」と注意を喚起。これからの時期は、登山などで冬眠前のクマと遭遇しないよう、鈴やラジオなどで音を出すことも呼びかけている〉。

怖いのは、冬眠前となるこれからの時期だ。クマは冬眠に備えてエネルギーを蓄えるため、主なエサとなるドングリを求めて森林内を移動する。その時に、クマと鉢合わせする可能性が高まるのである。紅葉を求めて登山される皆さんは、十分お気をつけください!

奈良新聞(2022.8.30付)


「広報かわかみ」(2022年9月号)


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