tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

山添村のペンション&カフェ「アートスコープ」

2009年03月08日 | 奈良にこだわる
2/19~20(1泊2日)、山添村(奈良県山辺郡)の「pension&cafe ARTSCOPE」に泊めていただいた。名阪国道・五月橋インター下車、月ヶ瀬方面に1分のところにあり、50人が宿泊できる。不思議な空間で美味しい料理が味わえる、異色のペンションだ。
※ARTSCOPEのホームページ
http://www.artscope.co.jp/


2部屋続きにできる座敷。ここでも食事がいただける

奈良のタウン紙「マイタウン奈良」の紹介文(記者お薦めの店)によると、《古い民宿を改装したという館内には、オーナー藤井哲子さんの絵画がいたるところに飾られており、和と洋、古と新が絶妙にマッチしたモダンな空気が漂う》。


階段にも藤井さんの絵がある

《美しい自然に囲まれ、高い天井、広々とした贅沢な空間で味わうこの日の日替わりランチは、珍しいアロエの刺身も登場し、味、量、雰囲気いずれも申し分なかった。宿泊しなくても予算に合わせて献立を組んでもらえ、お茶するだけでも良く、屋外でバーベキューをすることもできるので、色んな楽しみ方ができそうだ》。



私がいただいたランチは、上の写真のとおりの豪華なものだったが、これで850円とは激安である。

オーナーの藤井哲子さんのことは「伊賀タウン情報YOU」のHPに詳しい。《奈良県山添村のアーティスト 藤井哲子さん。自然美あふれる山添村をモチーフにした絵画や音楽の創作活動に励む》。
http://www.iga-younet.co.jp/honshi/sogo/411.html#07



《兵庫県出身の哲子さんは、中・高校時代にピアノの弾き語りで地元のテレビやラジオなどに出演するなどコンサート活動を開始。大学ではクラシックピアノを専攻し、結婚を機に同村に転入した。歯科学会用のスライドをデザインしてくれるようにという夫の依頼で、哲子さんは10年前にコンピューター・グラフィックスを専門学校で学び制作に協力。しかし、「絵を学ばなければ行き詰る」と8年前から自分の感性を頼りに、絵を描くようになった》。


藤井さんのCDも販売している

《翌年には、人との出会いが夢に向かう追い風になることをテーマに描いた「追い風」(百号、アクリル画)で近代美術協会展に初出展し見事入選。以来、毎年出展し続け、02年には同協会会員に推挙。毎年個展も開く。作曲やシンセサイザーの演奏など音楽活動も積極的に継続しており、これまでにオリジナルCDを6枚出した。03年には義父が経営していた同所のペンションを「芸術を愛する人が集まる場に」とギャラリーに衣替え》。それで、こんな不思議な空間が生まれたのだ。
※藤井さんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/tetsukofujiiexhibition/MYBLOG/yblog.html


名張川に面している。対岸は三重県だ

藤井さんは、昨年末に出版された山縣貴子著『逢ふによし ならを彩る人々』(大光宣伝刊 1,714円)でも、「ならを彩る」1人として紹介されている。
※藤井さんのホームページ
http://www.mahoroba.ne.jp/%7Etetsuko/

ペンションは藤井さんのご親戚が運営されていて、1泊2食付で6500円(税サ込)という安さだ。宿泊のほか、ランチや宴会に利用する人も多いという。インターから近いのが、何よりである。


夕食(2/19)


朝食(2/20)

喫茶とランチのメニューを拝見すると、県農林部が推進している「奈良のうまいもの」創作7品目の「大和肉鶏(やまとにくどり)照焼丼」(1000円・要予約)を扱っておられた。料理を作って下さったおばあちゃんに「いかがですか」とお聞きすると「鶏肉が他のと全く違って、とても美味しいです」と言っていただいた。「このメニューは、私のアイデアなんです」と申し上げると、驚いておられた。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/recipe/teriyaki-don.html


(参考)大和肉鶏照焼丼と小うどんのセット(うどん亭 近鉄奈良駅前店)

他にランチメニューは創作ランチ(1500円~)、山菜うどん(500円)、梅香うどん(650円)など。喫茶はコーヒー、紅茶(400円)、豆乳のカフェオレ、グリーンハーブティ(山添村のお茶 各450円)など。


信楽焼の湯飲みに入ったコーヒー

山添村は《奈良県の北東部、三重県との県境に位置し、奈良盆地と伊賀盆地にはさまれた大和高原にあります。1万2千年前の縄文時代草創期からの長い歴史と伝統が息づき、大和高原から流れる清らかな水、そして豊かな緑に恵まれています》(山添村観光ボランティアの会:むらづくり推進ニュース)という歴史と自然に恵まれたところだが、そこにこのようなアーティストがいて現代アートがある、とは素晴らしいコラボレーションである。ぜひ、「pension&cafe ARTSCOPE」をお訪ねいただき、このコラボをお楽しみいただきたい。

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