tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

開業から33年、懐石料理 円(えん)のランチ

2021年06月14日 | グルメガイド
奈良市の下御門(しもみかど)商店街に、以前から気になる店があった。それが「懐石料理 円」(奈良市下御門町38御門ビル2階)だ。2階にあるので、店構えが分からず躊躇していた。しかし最近になって1階の看板に「茶がゆ」の文字を見つけたので興味を持ち、訪ねてみることにした。茶粥を出す店は、奈良でも珍しいのである。お店の公式HPは、こちらだ。メイツ出版の『奈良 こだわりの美食GUIDE 至福のランチ&ディナー』(大和美食探求会著)によると、
※トップ写真は「茶がゆ膳」税込み2,200円(5/25撮影)


茶がゆ膳には、コーヒーと小菓子がついてきた

口福なひと時を感じる。奈良の産物を組み込んだ懐石料理
主人の平野照明さんは、京都、北陸、奈良と和食一筋に研鑽を重ねてきた。そうして、下御門通りのならまちにほど近いビルの2階に、奥様と切り盛りする隠れ家的な懐石料理店をオープン。



こちらは「野菜たっぷりランチ」税込み700円(1日限定10食)

以来、良心的な価格と気さくな人柄から、地元から観光客まで幅広く支持され、今年で開店31年目を迎えた。ちなみに店名の「円」は「縁」(えにし)から名付けたという。



料理には、大和野菜をはじめとする地元で採れる露地ものの野菜、さらには、酒粕を天ぷらにしたりと、奈良の食材をたくみに取り入れる。食事として供されるのは、奈良名物の茶粥。奈良のよき素材で構成された献立を締める口福な一椀だ。

本書の刊行は2018年なので、今年で33年目を迎えたことになる。本格的に研鑽を重ねられたことが、料理から伝わってくる。これは本格的な懐石料理だ。県産の食材や茶粥が出てくるのが嬉しい。ベランダには大切に育てられた鉢植えが並び、窓からは爽やかなそよ風が吹き込んでくる。お客さんは観光客が多い。ネットなどで調べて来られるのだろう。静かな店で過ごす至福の時間。ぜひお訪ねください!
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