宝蔵院流槍術「狸汁会」（たぬきじるえ）、1月18日（土）正午開催！（2020 Topic）

お正月恒例の宝蔵院流槍術（ほうぞういんりゅう そうじゅつ）狸汁会（たぬきじるえ）、今年は1月18日（土）正午から開催される（先着200人・無料）。第18回 宝蔵院流槍術「狸汁会」のFacebookには、
※トップ写真は上記Facebookから拝借

第18回 宝蔵院流槍術「狸汁会（たぬきじるえ）」
開催日時　　令和2年(2020)年 １月18日（土）12：00～
狸汁振舞　　無料（先着200名）
会　　場　　ならでん武道場（奈良市中央武道場）前
　　　　　 630-8108奈良市法蓮佐保山４丁目1－2　TEL.0742-27-6163

宝蔵院では、流祖・胤栄（いんえい）師より歴代、稽古始において伝習者へ「狸汁」を供することが伝統として伝えられていました。宝蔵院流槍術は、幕末の名奈良奉行・川路聖謨（かわじ としあきら）の日記「寧府紀事（ねいふきじ）」の記述に基づき、伝統の「狸汁」を復活させ第18回目となる「狸汁会」を開催します。

狸汁とは、歯ごたえが似ているところから蒟蒻（こんにゃく）を狸肉に見立てた冬野菜たっぷりの精進料理です。460年伝統の歴史の味「狸汁」を是非ご賞味下さい。なお、この狸汁には興福寺一言観音堂で「無病息災」を祈願した大根を入れています。一言観音様は「一言の願い」を叶えていただけると篤く信心されている観音様です。
参考：「狸汁」について

なお、狸汁会に先立ち「令和2年宝蔵院流槍術稽古始（けいこはじめ）」を実施します。
1月18日（土）10:00-12:00 ならでん武道場（奈良市中央武道場）観覧　自由・無料


この写真は宝蔵院流槍術のFacebookから拝借した

メインは10時からの稽古始なので、ぜひこちらもご観覧いただきたい。なお宝蔵院流槍術では、樫の木を使った長くて節のない「稽古槍」を使っているが、国内ではもう資源が枯渇している。そのため上牧町の山林に植樹して育成する募金活動を行っている。1口5,000円、ぜひこちらもご協力いただきたい。

第21世宗家の一箭（いちや）順三さんは、もと奈良県職員。ご勤務の傍ら長年、宝蔵院流槍術の活動を続けてこられた。最近は外国人や女性のお弟子（伝習者）も受け入れられている。昨年11月12日には読売新聞夕刊にその活動が紹介された。約500年の伝統を持つ宝蔵院流槍術、子々孫々にまで伝えていってください！