tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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晴(ハレ)は、和洋中折衷の新・精進料理! by ホテル日航奈良・和処よしの

2015年12月23日 | グルメガイド
ホテル日航奈良(奈良市三条本町 8-1 JR奈良駅西口直結)3階の「和処よしの」が提供する「晴(ハレ)」をご存じだろうか。和洋中折衷の「新・精進料理」である。「春日大社監修」とあり、実際にご指導された岡本彰夫氏(元権宮司)からは「思っていたより、はるかに良い出来でした」というコメントもいただいた。ネーミングの「晴」は、柳田国男のいう「晴(ハレ)と褻(ケ)」の晴(晴着の晴=非日常)だ。同ホテルのニュースリリース(3/16付)によると、
※トップ写真は、同ホテルのニュースリリースから拝借

春日大社監修オリジナルメニュー発売開始
『晴 (ハレ)』 和洋中折衷 新・精進料理

ホテル日航奈良 (奈良県奈良市三条本町 8-1 総支配人 津秦 幸生)では、2015 年 3 月 20 日 (金) より、 奈良の美味しい精進料理をテーマに開発した、 和洋中折衷 新 ・ 精進料理 『晴 (ハレ)』 (会席、 及び、 御膳) を販売いたします。


お通し(季節野菜のスムージー。甘味料不使用)と前菜(そうめんの七宝巻、
こんにゃくの刺身、季節の口取)。以下の写真は、すべて12/10に撮影

奈良は社寺の多い都です。 古くから神社での神事や寺院での法要に際し、 一定の期間心身を浄化させるために精進潔斎を行うのがならわしとなっています。 本年から来年にかけて、 春日大社では 20 年に一度の式年造替があります。 春日大社では年間2200 回を超えるお祭りがありますが、 式年造替は至高最上の祭典とされています。


蓋物(大根餅そぼろあんかけ)

ホテル日航奈良では、 この記念の年に際し、 お参りされる方にふさわしい料理を提供できるよう、 春日大社の監修のもと、 新たな和洋中折衷の精進料理を謹製いたしました。このメニューは、 日本料理、 フランス料理、 中国料理の各料理長が趣向を凝らし、 和処よしの 料理長 田中準二が統括いたしました。


フレンチの合肴(あいざかな 野菜と豆腐のコロッケ)



野菜や大豆などを中心に構成されヘルシーな上、 目に美しく、 食感や味わいもバラエティに富んだ満足感のある内容です。メニューには奈良の食材をできるだけ使用し、 肉や魚介など精進料理に用いない食材は使用しておりません。和洋中、 それぞれの料理を提供している “ホテル日航奈良ならでは” の精進料理をお楽しみ下さい。


台物(だいのもの 大地の恵みハリハリ風鍋)


食べてみてもお肉としか思えなかったが、これは大豆ミート

※メニュー名の由来 : 『晴 (ハレ) と褻 (ケ)』 の考えより。
春日大社監修 新 ・ 精進料理 『晴 (ハレ)』
※要予約 (当日予約も可)
料金:【会席】お1人様5,000 円(昼・夜提供)/【御膳(弁当)】お1人様3,500 円(昼のみ提供)いずれも税・サ込
販売店舗 : 3F 和処 よしの
ご予約 ・ お問い合せ先電話番号 : 0742-35-5819 (よしの直通)


中華の強肴(しいざかな=酒肴。湯葉の北京ダック風)

メニュー内容
【会席】料金:お1人様5,000円(税・サ込)

お通し : 野菜のスムージー
 葉物野菜とフルーツのスムージーです。
前菜 :素麺七宝巻、 蒟蒻刺身、 季節の口取
 素麺七宝巻は、 奈良の名産品である素麺を使用し、 七つの具材を宝に
 見立て湯葉で巻いたお料理です。
 ※七種の具 : かいわれ大根 ・ 人参 ・ 大根 ・ 胡瓜 ・ もろみ ・ 三つ葉 ・ 湯葉。
蓋物:大根餅 そぼろ庵掛け
 大根餅にそぼろにみたてた大豆ミート (大豆の油分を取り出し圧縮し固めて
 肉に見立てたもの) の庵をかけ、 味のアクセントにごま油を効かせたオススメの一品。



揚げた湯葉を北京ダックに見立てている

合肴 : 野菜と豆冨のコロッケ マナ ・ トマト ・ バルサミコのソース 【フランス料理】
 北海道産大豆 「とよまさり」 を使った自家製豆冨に野菜を混ぜてコロッケ
 に仕上げました。 やわらかい豆冨と歯ごたえのある牛蒡のコンビネーションが絶妙。
 3色のソースで3通りの味わいをお愉しみいただけます。
台物:大地の恵み ハリハリ風鍋
 大豆ミートを磯辺天婦羅にしたものを肉に見立て、 ハリハリ鍋のように、
 水菜の食感とゆずの香りを愉しんで頂く一品。
強肴:湯葉の北京ダック風 【中国料理】
 揚げた湯葉を北京ダックに見立て、 野菜や甜麺醤と共に餅皮に包みました。



中華の揚物(精進春巻と野菜の天ぷら)

揚物:精進春巻と野菜天婦羅 【春巻 : 中国料理】
 野菜の春巻と季節の野菜の天ぷらを大和茶塩で。
大和芋とろろ:大和野菜である大和芋をすりおろし、 味噌でコクをだした一品。
十六穀御飯:もち粟 ・ たか黍 ・ 発芽玄米 ・ 小豆 ・ 黒米 ・ 白胡麻 ・ 黒豆 ・ 黒胡麻 ・赤米 ・
 大麦 ・ ひえ ・ はと麦 ・ 紫蘇実 ・ キヌア ・ もち黍 ・ アマランサス
野菜汁:昆布出汁のすまし
香の物
水物:季節の果物


十六穀米のご飯

【御膳 (弁当)】 料金 : お1人様 3,500 円 (税 ・ サ込)
お通し:野菜のスムージー
精進弁当:素麺七宝巻 季節の口取、大根餅 そぼろ庵掛け、
 野菜と豆冨のコロッケ マナ・トマト・バルサミコのソース、精進春巻と野菜天婦羅、十六穀御飯
外附:野菜汁/香の物/季節の果物



デザート(果物)

食べているうちに「これって本当に精進?」と何度も首を傾(かし)げるほど、ちゃんと美味しい料理に仕上がっている。それは田中準二料理長の腕前と、おそらくは試行錯誤の産物なのだろう。以前、春日大社のご関係者から「精進潔斎の期間中は、肉や魚、お酒を断つのはもちろん、椎茸も食べられない」と聞いたことがある。干椎茸からは良いダシ(グアニル酸)が取れるのだが、これも使えないとは大変だ。

しかし、ホントに美味しい。「新・精進料理」とは良いネーミングだし「ソフトハラール」とか「ベジタリアン料理」とか「奈良のヘルシー料理」とうたっても良いだろう。奈良の食材をふんだんに使った美味しい精進料理は、お正月の料理としてもピッタリくるし、社寺の都・奈良らしい料理として、遠来のお客をもてなす際にも重宝する。ランチには手軽なお弁当(3,500円)もいい(ハリハリ鍋がない程度で、ほぼ同じ料理)。

皆さん、ぜひホテル日航奈良の「和処よしの」をお訪ねください!事前のお電話も、お忘れなく(0742-35-5819)。

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