tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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2018年の一皿は「サバ」に決定、私も異議なし!

2018年12月14日 | 日々是雑感
ぐるなび総研は、今年(2018年)の世相を反映した「今年の一皿」に「サバ」を選んだそうだ。これには私も禿同(激しく同感する)!奈良新聞(12/12付)の記事《「今年の一皿」サバ 健康食品として人気「日本の食文化の救世主」缶詰、災害食で再評価》によると、
※トップ写真は、伊藤食品の「美味しいさば水煮缶」。写真はamazonから拝借

食をめぐる調査・研究を行っている「ぐるなび総研」(東京)は6日、2018年の世相を最も反映した「今年の一皿」に「サバ」を選んだと発表した。サバは血流などに良い栄養素が豊富に含まれる健康食品として近年、缶詰を中心に人気が高まっている。総研によると、災害で缶詰の重要性が注目され、サバ缶の価値が改めて認知されたことなどが選定理由。

サバ缶がさまざまなアレンジで家庭料理に取り入れられ、サバのブランド化を町おこしに活用する動きが盛んになっていることも評価された。水産関係者で構成する大日本水産会の白須敏朗会長は同日の授賞式に登壇し「サバは日本の魚食文化を見直していく救世主。健康、美容に良く、食べておいしく、三拍子そろっている」と喜んだ。

飲食店情報サイト「ぐるなび」での検索数などを基に、会員へのアンケートやメディア関係者の審査を経て、決めた。今年はほかに「高級食パン」「国産レモン」「しびれ料理」が候補だった。


サバは安くて美味しくて体にいい!不飽和脂肪酸をたくさん含むサバは、血液をサラサラにする作用がある。昔のサバはもっと大きくて脂がのり、とても美味しかった。今のサバ(国産)は小ぶりで脂が少ないし、ノルウェー産も物足りない(ウチの母は「模様が違う」といって避けていた)。たまに一膳めし屋(セルフ式の大衆食堂)などで大きなサバの煮付けを見つけたときは、必ず食べるようにしている。

「サバの水煮缶」は、私も学生時代からお世話になっている。そのままで酒の肴になるし、醤油を垂らすと良いおかずになる。骨もホロホロで美味しい。冬場は電熱器の上に載せて温め、下宿の仲間と突つきあったことを懐かしく思い出す。今も成城石井などで、やや高級なサバ缶を買っている。

サバ缶は、かつてグルメの荻昌弘が『男のだいどこ』(1972年刊)で絶賛してくれた。裕福な家庭に生まれ育った荻は、結構なトシになって入院したとき、病院の売店で売っていたサバ缶を初めて買って食べ、その美味しさと安さに驚いた、と紹介していたのである。

サバはサンマとよく似た味で、私はどちらも好きだ。サバは「スズキ目・サバ科」、サンマは「ダツ目・サンマ科」と生物学的な分類は違うのだが、英語でサバはmackerel(マックロゥ)、サンマは mackerel pike(マックロゥパイク)だ。pikeは槍、つまり細長いサバがサンマなのである。

「サバが好き」とはあまりにベタなので今まで黙っていたが、安くて美味しくて体にいいサバは大好物だ。柿の葉寿司もメインのネタは、塩や酢でしめたサバである。皆さん、もっとサバを食べましょう!
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