週末(3/29)たつの市周辺を旅行した際、お昼に「揖保乃糸資料館 そうめんの里」を訪ねた。ここは《西播磨地域の伝統産業であり、全国各地で親しまれている食品「手延べそうめん」をもっとよく知っていただくために、 揖保乃糸発祥の地である兵庫県たつの市神岡町に、そうめんの歴史と文化を学び、伝統の技と味わいを体験する施設として開館いたしました》(同館のHP)という場所である。
http://www.ibonoito.or.jp/soumennosato/
外観(神戸観光壁紙写真集より)
この資料館1階に、「レストラン 庵」がある。そうめんを主体とした和食堂だ。以前、上京の折に「レストラン 庵」品川店を訪ねたことがある。「そうめんは三輪そうめんに限る」と思っていた私が、初めて揖保乃糸をいただいて、その美味しさに仰天した。それ以来、一度たつの市の本店を訪ねたいと思っていた。
※そうめんといえば…(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/60ced935e4f620e69158c2922606d537
その念願かなって、播磨路を回った際に訪問することができた。HPにもメニューが出ていたが、そうめんを使った単品メニューのほか定食もの、そうめん寿司などの変わり種、うどんやラーメンまで揃っている。
※庵のメニュー(例)
http://www.ibonoito.or.jp/tatsuno/restaurnt/iori/index.html
人気No.1の定食「名取」1050円
揖保乃糸(冷)ざる単品525円
私は、トップ写真の「そうめんの里オリジナル手延中華麺」の醤油味735円と、上の写真の「揖保乃糸(冷)ざる単品」525円をいただいた。ラーメンは、あご(飛び魚)ダシの醤油味、とんこつ味、ピリ辛の麻辣(マーラー)味の3種類がある。メニューには《揖保乃糸の伝統製法により手延べならではのコシ、なめらかな舌触りの手延べ中華麺が生まれました。くせになる味わいをぜひご賞味ください》とあった。
これは美味しいラーメンだった。麺はツルツルと滑らかで、ツユにはあごダシがよく利いていて、しみじみとした味わいの魚介スープに仕上がっている。単品の冷やしそうめんは、さすがは自慢の逸品だ。いやはや、全く恐れ入った。以前「日本のそうめんのルーツは、すべて『三輪そうめん』だ」という話を書いたことがあるが、これは「出藍(しゅつらん)の誉れ」というべきなのか…。
※奈良のうまいもの(6)三輪そうめんファミリー(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0809/0809066473/1.php
手前は「揖保乃糸」、向こう側は手延べ中華麺「龍の夢」(売店で撮影)
「揖保乃糸資料館 そうめんの里」は、レストランのほか、1階(入場無料)には実演コーナーや売店、2階(有料)には資料コーナーやミニシアターなどがあり、家族連れで半日楽しめる施設となっている。
2階の展示(神戸観光壁紙写真集より)
「揖保乃糸」は、三輪そうめんの技術指導により誕生したそうめんであるが、本場の奈良県内で「揖保乃糸資料館 そうめんの里」に匹敵する施設としては、三輪そうめん山本の「麺ゆう館」(ならやま研究パーク=関西文化学術研究都市の一角)がある。
http://www.miwayama.co.jp/menyu1.htm
そうめん専門店も、桜井市内に池利の「千寿亭」や三輪そうめん山本の「三輪茶屋」があるが、揖保乃糸資料館の充実ぶりに比べると、やや見劣りがする。
http://www.ikeri.co.jp/senjutei/index.html
そうめんの出荷額も、今や1位が揖保乃糸、2位が長崎の島原そうめんで、そうめんのルーツ・三輪そうめんは3位に甘んじていて、とても残念だ。私は「奈良県内ユビキタス(どこでもある)そうめん店」を提唱している。いろんな業態の飲食店にそうめんメニューを置き、県内どこでも美味しいそうめんが食べられる仕組みを作ろう、という構想だ。そうめんはゆで時間が短いし、いろんなバリエーションがつけられるので、面白い「変わりそうめん」の競作ができると思うのだが…。
http://www.ibonoito.or.jp/soumennosato/
外観(神戸観光壁紙写真集より)
この資料館1階に、「レストラン 庵」がある。そうめんを主体とした和食堂だ。以前、上京の折に「レストラン 庵」品川店を訪ねたことがある。「そうめんは三輪そうめんに限る」と思っていた私が、初めて揖保乃糸をいただいて、その美味しさに仰天した。それ以来、一度たつの市の本店を訪ねたいと思っていた。
※そうめんといえば…(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/60ced935e4f620e69158c2922606d537
その念願かなって、播磨路を回った際に訪問することができた。HPにもメニューが出ていたが、そうめんを使った単品メニューのほか定食もの、そうめん寿司などの変わり種、うどんやラーメンまで揃っている。
※庵のメニュー(例)
http://www.ibonoito.or.jp/tatsuno/restaurnt/iori/index.html
人気No.1の定食「名取」1050円
揖保乃糸(冷)ざる単品525円
私は、トップ写真の「そうめんの里オリジナル手延中華麺」の醤油味735円と、上の写真の「揖保乃糸(冷)ざる単品」525円をいただいた。ラーメンは、あご(飛び魚)ダシの醤油味、とんこつ味、ピリ辛の麻辣(マーラー)味の3種類がある。メニューには《揖保乃糸の伝統製法により手延べならではのコシ、なめらかな舌触りの手延べ中華麺が生まれました。くせになる味わいをぜひご賞味ください》とあった。
これは美味しいラーメンだった。麺はツルツルと滑らかで、ツユにはあごダシがよく利いていて、しみじみとした味わいの魚介スープに仕上がっている。単品の冷やしそうめんは、さすがは自慢の逸品だ。いやはや、全く恐れ入った。以前「日本のそうめんのルーツは、すべて『三輪そうめん』だ」という話を書いたことがあるが、これは「出藍(しゅつらん)の誉れ」というべきなのか…。
※奈良のうまいもの(6)三輪そうめんファミリー(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0809/0809066473/1.php
手前は「揖保乃糸」、向こう側は手延べ中華麺「龍の夢」(売店で撮影)
「揖保乃糸資料館 そうめんの里」は、レストランのほか、1階(入場無料)には実演コーナーや売店、2階(有料)には資料コーナーやミニシアターなどがあり、家族連れで半日楽しめる施設となっている。
2階の展示(神戸観光壁紙写真集より)
「揖保乃糸」は、三輪そうめんの技術指導により誕生したそうめんであるが、本場の奈良県内で「揖保乃糸資料館 そうめんの里」に匹敵する施設としては、三輪そうめん山本の「麺ゆう館」(ならやま研究パーク=関西文化学術研究都市の一角)がある。
http://www.miwayama.co.jp/menyu1.htm
そうめん専門店も、桜井市内に池利の「千寿亭」や三輪そうめん山本の「三輪茶屋」があるが、揖保乃糸資料館の充実ぶりに比べると、やや見劣りがする。
http://www.ikeri.co.jp/senjutei/index.html
そうめんの出荷額も、今や1位が揖保乃糸、2位が長崎の島原そうめんで、そうめんのルーツ・三輪そうめんは3位に甘んじていて、とても残念だ。私は「奈良県内ユビキタス(どこでもある)そうめん店」を提唱している。いろんな業態の飲食店にそうめんメニューを置き、県内どこでも美味しいそうめんが食べられる仕組みを作ろう、という構想だ。そうめんはゆで時間が短いし、いろんなバリエーションがつけられるので、面白い「変わりそうめん」の競作ができると思うのだが…。