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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にという。

2013-11-03 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-11-03投稿

 既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載しましたが、

msn産経ニュース

中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告
2013.6.18 23:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/chn13061823020007-n1.htm

「環境保護団体グリーンピースなどは18日までに、石炭火力発電所から排出された大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の影響によるとみられる死者が北京市、天津市、河北省で2011年に9900人に上り、延べ7万人が健康を害し病院で治療を受けたとの研究報告を発表した。

 報告によると、9900人の死因は肺がんなどで、内訳は北京市が2千人、天津市が1200人、河北省が6700人。ほかに9300人が小児ぜんそくを、1万2千人が慢性気管支炎をそれぞれ患ったという。

 11年の時点で両市と河北省には石炭火力発電所が196カ所あり、河北省で消費された石炭は約3億トンに上った。

 中国では近年、大気汚染が深刻化。当局は石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上などを進める方針を示している。(共同)」という。

話がそれますが、

 大気汚染粒子の影響は既報未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。ように、汚染物質の種類によっては温室効果にも影響しているのではと個人的には思っていますが、件の大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われます。

関連投稿:
日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか? (2013-05-15)

話を戻して、

 つい一ヶ月前でも、

msn産経ニュース 2013.10.6 16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/chn13100616040002-n1.htm

中国「深刻な大気汚染」で高速道路閉鎖 視界不良、北京国際空港も発着便に欠航

「中国北京市周辺は6日も深刻な大気汚染に見舞われ、視界不良のため北京国際空港の発着便に欠航が出たり、北京と各地を結ぶ高速道路が通行止めにされたりした。北京市の大気汚染レベルは6段階で最悪の「深刻な汚染」(指数301以上)を記録。当局は住民に外出を控えるよう呼び掛けた。

 天気予報サイトによると、北京市の微小粒子状物質「PM2.5」を含めた大気汚染指数は6日正午で301。北京中心街では数百メートル先のビルがスモッグで白くかすみ、車両は日中もヘッドライトを点灯して走行していた。中国メディアによると、北京国際空港では、視界が250~500メートルに低下したため、一部航空便の発着を取りやめた。

 国慶節(建国記念日)のUターンラッシュが始まったが、航空機の欠航や高速道路の閉鎖で混乱も予想される。(共同)」という。

 中国の大気汚染が酷くなっているようですが、黄砂現象も関係でもあるのでしょうか?(中国起源の汚染かどうかは不詳ですが、・・・。単に火力発電、、床暖房などへの石炭の使用、自動車の排気ガスのみならず、インド、中東などからのハブーブなども影響しているのだろうか?

 

 すなわち、中国インド、中東、パキスタンのみならず、オーストラリア(オーストラリア西部の赤い砂嵐)、米国(トルネード)、アフリカなどからの突風、嵐など強風によって、大気中に巻き上げられて浮遊している大気汚染粒子とのハイブリッド化の影響もあるのだろうか?と思われます。(詳しくは>>

関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23)

黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?
(2013-05-11)
 

「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その7:黄砂中微小粒子)
(2011-02-08)

世界各地の緑地の減少。 なぜだろうか?(その1:砂漠化の原因・現状)
(2013-07-17)
 

ちなみに、現状の黄砂、大気汚染粒子の挙動は
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
高さ1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

の予測動画によって、おおむね確認できると思われます。

予測動画  大気汚染粒子 黄砂

 個人的には、台風23号の中国に上陸して一時、収まったのか?と想っていましたが、またまた11月に入っても中国の大気汚染は収まることなく、ますます酷くなっている日が増えているようです。

 最近の状況を以下調べました。

 47ニュース 2013/11/02 17:45   【共同通信】

北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にhttp://www.47news.jp/CN/201311/CN2013110201001926.html

「【北京共同】中国北京市周辺は1日から2日にかけ、深刻な大気汚染に見舞われ、信頼性が高いとされる米大使館サイトによると、微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が「極めて有害」に相当する1立方メートル当たり300マイクログラムを超えた。

 2日付の中国紙、新京報によると、気象当局は1日、中国全土で10月に霧を観測した日数の平均は4・7日になったと発表した。例年同月と比べ約2倍になっており、約50年ぶりの記録だ。

 霧には有害物質が含まれているため、大気汚染の深刻さをあらためて示した形だ。」という。

⇒約50年(1963年前後、昭和38年前後?)ぶりという記載から、この原因は一体何だろうか?

 また何月なんだろうか?冒頭の石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上という問題とはかけ離れた主因が他にあるのだろうか?

 内モンゴルなど寒冷地域での床暖房で石炭を燃やした排ガスの影響でもあるのだろうか?
雨が降らなかったため大気中に蔓延していたのだろうか??

関連投稿:
中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 
(2013-05-16)
 

この原因については興味深い現象かと個人的には思われます。引き続き動向の報道を期待します。