’13-11-06投稿
msn産経ニュース2013.11.6 08:53
汚染水問題への懸念を強調 IAEA事務局長http://sankei.jp.msn.com/world/news/131106/erp13110608560001-n1.htm
「国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は5日、国連総会で活動を報告し、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて「事故の影響が続いていることをはっきりと思い出させるものだ」と懸念を強調した。
天野氏は日本に長期的な汚染水対策の計画や仕組みをつくるよう促したと説明し、政府が関与を強めて取り組む基本方針を「重要な前進」と評価した。
一方、ことし2月の3回目の核実験をはじめ軽水炉建設、ウラン濃縮など北朝鮮の核開発について「深い遺憾」を表明、同国の核、ミサイル開発を禁じた安全保障理事会決議に「明確に違反する」と述べた。
イランの核開発疑惑については「未申告の核物質、核開発活動はないとの確証ができない」としつつ、先月末イランがIAEAに新提案をしたことを「生産的」と評価した。(共同)」という。
引き続いて、
msn産経ニュース 2013.11.7 16:12
IAEA、汚染水問題で福島沖で調査http://sankei.jp.msn.com/science/news/131107/scn13110716160005-n1.htm
「東京電力福島第1原発の汚染水問題で、国際原子力機関(IAEA)の海洋モニタリング専門家2人が7日、福島県沖で現地調査を始めた。廃炉作業を検証するため今月下旬に来日する調査団の事前準備のためで、日本で実施されている海水試料の採取方法などを確認する。
国際社会では汚染水による海洋汚染への懸念が高まっており、IAEAが関与することで測定データの信頼性を高める狙いがある。
IAEAモナコ海洋環境研究所のオズボーン所長ら2人の専門家は午前5時40分ごろ、東電の採水船に乗って福島県いわき市の小名浜港を出発した。第1原発から約15キロの範囲の十数カ所で海水試料を取る予定。
8日には第1原発内の分析施設を視察して分析方法も確認。11日には原子力規制庁などと協議し、4月に続き2回目の来日となるIAEA廃炉調査団の議論や助言に反映する。」という。
⇒既報漏洩放射能が太平洋の「海のホットスポット」をさらに拡大させるというが、トリチウム汚染の行方は?(2013-09-20)に記載しましたが、現状、懸念している放射能(特にトリチウム)による環境汚染は、国際規格がどのようになっているのか?個人的には現状不詳ですが、原発からは絶えず、今まで、「塵も積もれば山となる」諺のごとく半減期12年のトリチウムなど放射能は法定内とはいえ常時排出されています。
既報福島第一の湾内海水の放射能急増という。世界の原発周辺海域はどの程度で規格は?で記載しましたように、世界の原発周辺海域はどの程度で規格の最近の情報との比較も含めて、海洋汚染の浄化に繋がるように、徹底的に世界各地の海域のトリチウムなど放射能汚染の実態の公開を期待します。
何度も引用していますが、内部被爆のみならず、異常気象にもトリチウムは影響するという。弁財天
トリチウムの湖水効果で降雪が起きる udpate8
http://benzaiten.dyndns.org/roller/ugya/entry/tritium_lake_effect
「ペンシルバニアにある原発の排気が雪を降らせる様子が気象レーダに映ったらしいwww
"Nuke Effect" snow? Pennsylvania power plant spawns "nuclear" snow plume
・・・」という。
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「・・・北太平洋旋回(North Pacific Gyre)と呼ばれる海流が、日本からの放射性物質を北米西海岸へ運んでいる:
多くの人たちが、福島第一原発からの放射能が、膨大な海洋で希釈されると考えているようですが、米・原子力委員会が前もって出した極秘扱いの1955年アメリカ政府報告(Previously-Secret 1955 Government Report )では、「核災害で流れ出た放射性物質は海洋でも十分に薄められることはない」と結論付けています。
また、高濃度に濃縮された放射能の「海のポケット」や、「(循環的な)流れ」ができる可能性があることが指摘されています。
・・・」ともいう。
国際協調のもとで、過去の核実験、および少しスケールが小さく影が薄くなりそうな世界各国の原発周辺海域(地中海、大西洋、北極海、黄海、インド洋、北海、日本海など)のトリチウム水、他セシウムなど常時排出されている放射能の行方も含めて徹底検証する必要があるのでは?と個人的には思われますが、完璧な遮蔽と放射能汚染していない地下水を汲み出さなければ、「海のホットスポット」を拡大させると推察されます・・・。
また、既報によれば、海水中の元素濃度は深さ方向により、変化するという。
今後の世界の海洋浄化のためにも徹底的な汚染実態解明と対策が望まれます。
参考関連投稿:
環境水中の放射性元素の深さ方向の濃度分布に係る考察
2012-07-03
「・・・(参考資料)
「海水中に存在する微量元素」に対する整理 ('11-04ー01~)
⇒原発事故前の我が国で測定されたデータ
個人的には、問題となるのは、主に、環境中の放射性元素からなる放射能のエアロゾル(正体不明、もしくは未公開)などの微粒子が雲中に取り込まれて降雨などによって水中にフォールアウト後、海水に浮遊しているさまざまな表面電荷をもつ微粒子に吸着して、ストークスの法則に準じて海底に沈殿したり、一部の元素は水中に再溶解してイオン化していると推察しています。
「・・・<元素の存在形態に係る考察>
海水中の元素はさまざま要因*によって、その存在形態が下図のように変わると思われます。
*各元素の化合物の存在形態は海(主成分:Naイオン、Clイオン)の温度およびpHに影響を及ぼす溶存酸素(O2)、溶存CO2、SOx、NOx、POxイオン、微生物などの共存状態によって変化すると想われます。
<google画像検索から引用した海水中の微量元素の存在状態>
詳しく見る>>・・・」