秋など大型台風と共に北へ行ったらしい。 霜が降りたのは三日前だった。 今朝も冷え込みが酷く、霜の中を冬支度で早朝散歩をした。 夜明けの時間が確実に遅くなって、五時三十分やっと東の空が明るくなって来た。
我が家の庭も、夏景色から一変して初冬の景色になっている。 津和ブキの花だけが、晩秋を主張しているようである。
しかしながらこの数日、幾体かの「蟷螂のオス」の死骸を庭で見つけていたが、我が家を一歩出て歩くと、おなかを大きく膨らませた「メスの蟷螂」が、日向ぼっこをしている。
腕組みをして「物思い」に耽っている。
「人間って馬鹿な動物だなー。 自分が作った原発で大騒ぎをしている。 罪深きは人間なりとは、神様はよく言った。 我々は子孫を残すだけのもの意外、余分な獲物は取ったりしない。 神よ罪深き人間をお許しください。」
なんだか、蟷螂にお祈りされている気分になってきた。
我が家の庭ももう直ぐ冬である。 冬布団の準備、コタツの準備、灯油の買い溜め。
主夫の私の家事も、冬支度で忙しくなってきた。