NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

サウルの息子

2016-03-03 20:17:01 | 映画
昨晩は突然思い立って、会社帰りに映画「サウルの息子」を観に行きました。
この映画は、先日のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞したハンガリー映画です。
アカデミー賞外国語映画賞受賞作品を劇場で観るのが最近の日課ならぬ年課になっています(ただし昨年の「イーダ」は上映が終わっていて観られず)。
水曜日の映画サービスデーのおかげで1000円で鑑賞。
映画は、戦時中のアウシュビッツ収容所を舞台に、ユダヤ人の死体処理をするゾンダーコマンドというユダヤ人を描いています。
ゾンダーコマンドはナチスによる大量虐殺の目撃者であるため、何ヵ月か働かされたあとに口封じのために抹殺されます。
手持ちカメラや長回しを多用して、更には音楽も極力排除して、俳優の表情だけで緊迫感のある映像にしているのがすごい。
残虐なシーンをわざとぼかしているから、ゾンダーコマンドの所作が逆にリアルです。
ゾンダーコマンドの存在を改めて知らしめる意味で、とても観応えのある映画でした。
それにしても会社帰りに観るにはちょっときつい映画だったなぁ。